8月4日(水)晴れ。
オリンピックも熱い戦いが続いて、日本選手の金メダルラッシュが続いている。まるでコロナ禍のうっ憤を吹き飛ばすようだ。そして、アホな連中の「オリンピック反対」のデモや嫌がらせのツイートに心の中で「見たか、この努力の結果を」と笑っているのに違いあるまい。
朝は、野菜の煮天丼、かけうどん。昼は、子供の作ったパンケーキ一枚に、『大悲ジャーナル』当時からの社友である長野の伊藤さんから頂いたスイカ。夜はカツオの刺身、ナスと豚肉の炒め物、春巻き。お供は「伊佐美」。酔狂亭にて独酌。
『週刊文春』のコラム、平松洋子さんの「この味」の第二九五回が「茂吉の鰻」。歌人斎藤茂吉は、無類の鰻好きだった。『文献 茂吉と鰻』(林谷廣著昭和五十六年〃短歌新聞社刊行)には、茂吉が生涯にどれほど鰻を食べたか、日記や資料を駆使しながら、重箱のすみまでつつきにつついて調べ上げた結果、902回も鰻を食べたという記述があるそうだ。私も鰻は好物だが、何せ高いので、年間何回かと数えるほどしか食べることがない。
代わりに、カツオは多分茂吉先生を上回るに違いない。日記を見ると、7月は、何と14回もカツオを食べている。良いカツオに当たるのは3回に一度くらいか。たっぷりのネギにカツオのタタキあり。もちろん刺身でも良いですが。