8月1日(日)晴れ。
中学生の頃までは8月が嬉しかったなぁー。夏休みだし、朝から夕方まで汗と日焼けで真っ黒になって遊んでいた。海へは、市電や京急ですぐだったし、おにぎりだけを持って、海でカニやハマグリ、アイナメなどを獲っておかずにした。雨が降れば近所の家の軒下でベーゴマやめんこ。どんなに遊んでいても、銭湯の煙突から煙が出ると三時。豆腐売りのラッパと近所の工場の終業を知らせるサイレンが鳴ると5時で、誰からともなく「カラスが泣くから帰ろう」と言って家に戻った。
銭湯に行けば、下駄箱の番号、長嶋の3番と王さんの1番が人気で、争ってその下駄箱の番号に入れたがったものだ。私が小学生の頃は、1クラス50人もいたが、家に風呂のある者は一割程度しかいなかった。8月も20日を過ぎると、段々憂鬱になり、外で一緒に遊ぶ子も宿題に追われるのか一人、また一人と欠け、一緒に遊ぶのは私をふくめて2、3人程度。もちろん先生に殴られても宿題などまったくやらない悪ガキばかりだ。あれから60年・・・。夏になれば熱中症とコロナに怯えつつぐったりする日が続く。
夜は、冷奴に北見の「山わさび」をたっぷり載せて涼を味わい、スーパーAOKIの冷凍餃子、ソース焼きそば。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。