白雲去来

蜷川正大の日々是口実

スイカのこと。

2021-08-11 17:13:51 | 日記

8月5日(木)晴れ。

まあ文句を言っても仕方がないが、こう毎日暑い日が続くとさすがに嫌になる。それでも食欲だけはあるのだから良しとするか。朝は、総菜のクリームコロッケ、キャベツ千切り添えに目玉焼き、小さいチキンラーメン。昼は、味噌ラーメン。夜は、ハンバーグ、手羽焼、焼きタラコ、デザートにスイカ。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

スイカと言えば思い出すことがある。野村先生の奥様から聞いた話だが、話の前後は失念したが、野村先生がご存命の頃、ご自宅に先生のご尊父が来ていた。夜になって、先生が、「おい、スイカがあるだろう出してよ」。するとご尊父が「秋介、こんな時間にスイカなんか食べることお腹が冷えるからよしなさい」。先生は、「おやじ、幾つだと思ってんだ。子供じゃあるまいし」と言うと、ご尊父は、「秋介、父親というのは、子供が幾つになっても子供は子供。体の心配するのは当たり前のこと」。と言ったそうだ。確か、ご子息の勇介君の結婚式の時の挨拶だったと記憶している。

夜に、スイカを食べるとき、決まってこの話を思い出す。その先生が亡くなられてからすでに28年。先生の晩年の歳をとうに超えてしまった。忸怩たる思いがあるが、生かされていると感謝しつつ、地を這うようにして生きている。


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