白雲去来

蜷川正大の日々是口実

後輩の訃報。

2022-09-18 15:02:51 | 日記

9月16日(金)晴れ。

朝食は食べずに昼食を兼ねた。自家製牛丼、素麺、温かいスープで。夜は、友人と待ち合わせて京急の井土ヶ谷駅近くの小料理屋へ。ここは二回目のお店。志村馨君の知り合いで、中々美味しい。

早めに帰宅して、まったりしていたら、展転社の荒岩さんから藤本隆之氏の訃報を知らされた。「体調が悪く、もう長くありません」という電話を貰ったのはいつのことだったか・・・。酒による奇行の多かった彼だが、好きな後輩の一人だった。彼から電話がかかってくると、私が「酒臭えなぁー。昼間からまた飲んでるな」と言うと「先輩。電話で分かりますか」。「俺の携帯には『酒探知機』が付いてんの」。「ギャハハー」。いつもこんな調子で彼との会話が始まるのが常だった。酒で迷惑をかけられても、それが後日談として、嬉しく思えたのは、やはり亡くなられた阿部勉さんと藤本ぐらいだった。荒岩さんからの電話の後、一人酒して泣いた。

かつて私の「憂国奇人伝」に藤本君のことを「猫の恩返し」。として書いたことがある。少し落ち着いたらアップしてみたい。あれだけ才能がありながら、酒で自らその才能を放棄してしまった彼が残念でならない。※写真は、10年前の5・15事件追悼大夢祭にて在りし日の藤本君。


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