白雲去来

蜷川正大の日々是口実

秋月影に酌むもよし。

2022-09-01 18:05:53 | 日記

8月31日(水)晴れ。

朝食は、チャーハン、コロッケ、豚汁。昼は抜いた。夜は、カツオのたたき、イタリアンドレッシングを使ってトマトサラダ、もやしと小エビの天ぷら。八月も今日で終わり故、夏を惜しんで思い切って「村尾」を開けた。酔狂亭にて月下独酌。

今日も事務所で本の片づけ、エイヤッと思い切って政治・思想・昭和維新運動関係の本以外は皆処分してしまおうかとも思ったが、良い本も多いので、残すものは残そうと思った。自宅に戻る途中に伊勢佐木町の旧松坂屋後にできたお店のスーパーで「かつお」を買った。何とパックが一七五〇円もする。どうしようかとためらったが、中々良さそうだし思い切って買った。 当然、先日送って頂いた「関戸さんのカツオ」には比べようもないが、贅沢は言えん。新鮮なネギとショウガに青森県産のニンニクを添えて食す。ふふふと頬が緩む。外を見れば月がきれいである。

花間一壺の酒 独酌し相親しむ無し 杯を挙げて名月を邀(むか)え 影に対して三人と成る。一人で飲むときは、必ずこの李白の詩の一節を口にする。

カツオと言えば「江戸っ子」の好物。従って逸話も多い。昔から江戸っ子は「初物七十五日」と言って、その年の初物を食べると七十五日寿命が延びると言われた。ちなみに、「はしり」とはその季節に初めて出回るもの、いわゆる「初物」のこと。その反対にそろそろ今年のシーズンも終わりだなという時期のものを「なごり」。そして「はしり」と「なごり」の間の出盛りのものが「旬」。私は、「はしり」のカツオよりも「なごり」すなわち「戻りカツオ」が好きだ。

秋月影に酌むもよし
春散る花に酔うもよし
哀れを知るは英雄ぞ
君杯を挙げ給え
いざ我が友よまず一献。


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酒の肴はドラマに映画。

2022-09-01 17:14:00 | 日記

8月30日(火)雨のち曇り。

朝食は、カジキマグロのバター焼き、目玉焼き一個、卵スープ。昼は、コロッケパン。夜は、ハンバーグ目玉焼き添え、長芋の磯辺揚げ、冷奴。ドライビールの350ミリ缶を一本飲んでから、黒霧島へ。酔狂亭にて独酌。

上の子供から「お父さん。このドラマ面白いよ」と言われて観たのが「シェフは名探偵」という9話のドラマ。西島秀俊が演じる三舟忍は、料理のセンスだけでなく人並外れた洞察力や推理力を持つフレンチのシェフ。そのお節介焼きの性格から自身が料理長を務めるレストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台に、来店するゲストが巻き込まれる事件や謎を冷静沈着に解き明かしていく。(ウイキ)。

中々面白いドラマですっかりハマってしまい二日掛けて全九話を見終えた。変なラブシーンや暴力的な場面のない人情味あふれる家族そろって見ることのできるドラマや映画は少ないように思える。また最近自宅で見た映画で面白かったのは「64-ロクヨン」。たった7日間しかなかった昭和64年。 その7日間におこった未解決の誘拐殺人事件を巡る物語が、2016年5月と6月に2部作で公開されました。 警察による捜査隠蔽疑惑や、県警記者クラブとの対立。主人公三上の前に立ちはだかる様々な壁。そして14年後に起こる新たな誘拐事件とは……。(解説より)何といっても出演の役者が豪華で、タダ(一応ネットフリックの料金は払っているが)では勿体ない。そうそう「タダ」ことを「ロハ」ともいう。これは漢字の「只」の上下を切り離すと「ロハ」からきているそうだ。受け売りですが。とりあえずエッヘン。

自宅で、一杯飲みながらこういった映画を楽しめる。浪人にはうってつけである。


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砂浜に残して良いのは「足跡だけ」。

2022-09-01 16:51:23 | 日記

8月29日(月)晴れ。

ニュースで、湘南海岸(確か)をボランティアで掃除している人たちを特集していた。海水浴客のマナーの悪さ。特にごみを平気で海岸に置いて帰る。持って帰るのがめんどくさいのか、日よけの簡易テントや浮袋、ビールやジュースの缶。海水浴客に多少でもお金を取って、専門の清掃業者を雇えばどうだろう。シルバー事業にも貢献できそうではないか。

そのボランティアの方がマスコミの人に言っていた「砂浜に残して良いのは『足跡だけだ』」と。さすがは海を愛する男の言葉と感心した。そして海にこの言葉を書いて、訪れる人たちに見せたら良いと思った。

また、大阪で、配達中のトラックから、カレンダーが何万枚と道路に落ちてしまった。それを片付けていたのは4,5人の警察官である。道路一杯に落ちたカレンダーを信号が赤になると、一生懸命に集めてはゴミ袋に入れる。数が数だけに、他人事ながらいつ終わるのだろうかと心配になった。テレビで、その作業を動画に撮った人のコメントが流れたが、動画に撮るのも結構だが「手伝おう」という気持ちにならないのか・・・。いや動画を取り終わった後で手伝ったのかもしれない。また道路なので危ないから警察官から「いいです」と言われたのかもしれない。しかし、前述の海岸のボランティアの人たちと比べて、何か割り切れないものがあった。

夜は、ネットフリックで「シェフは名探偵」というドラマを肴に酔狂亭にて独酌。


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