9月1日(木)雨のち曇り。
午前中に掛かりつけの病院へ行き、診察と常備薬を貰う。気を利かして朝食を食べずに行ったら「血糖値の検査をしたかったのに食事をしていないのか」と言われ。余計に腹が減った。帰りに「ほっともっと」で、「全部のせのり弁」。500円なり。夜は、近くの魚屋で「カツオ」と「マグロ」の刺身を買ったが、残念な味だった。後は、電子レンジで「ナス焼き」。焼酎のストックが無くなったので、スーパーで「三岳」を購入。焼酎を「民族の酒」と歌ったのは古い同志の野里裕克さん。聞いたのは確か、札幌のスナックだと記憶している。
九月の声を聞くと、秋を実感する。もう35年も前だが網走で獄中笑坐の業を続けている頃、昼休みの休憩でグラウンドに出た。季節は確か今頃だと思う。頭上を何千、何万もの赤とんぼの大群が編隊をを組んで飛んで行くのを見た。こんなに沢山の赤とんぼを見たのは後にも先にも一度だけだ。圧巻で、草の上に寝ころんでしばし見とれていた。コスモスが咲いて、ほうき草(コキア)が紫色に色ずき、吹く風が確実に秋を感じさせてくれた。「小さい秋見つけた」と口ずさむと「私の歌なの」と聞いてきた別れた子供のことを思い出す。
昂然とゆく 秋の雲じつに高し。とぱ野村先生の句である。