白雲去来

蜷川正大の日々是口実

南部坂、雪の別れ。が好きだ。

2020-12-24 10:07:18 | 日記

12月14日(月)晴れ。志士討ち入りの日。

禄15年(1703年)未明に本所・吉良邸への討ち入りに及び、見事その首級をあげる。そしてその後の浪士たちの切腹までの一連の事件を総称して、今日の史家は「赤穂事件」と呼んでいる。(ウイキ)。雪でも降っていたら気分は忠臣蔵なのだが、良い天気である。

「忠臣蔵」の映画が史実に忠実かどうかは分からないが、一番好きな場面は、「南部坂雪の別れ」だ。

元禄15年(1702)、大石内蔵助は討入りの前日、南部坂の屋敷に暮らす瑤泉院に会いに行きます。明日未明の討入り決行を伝え、同士の連判状を渡すとともに、内匠頭の霊前に報告をしたいところですが、屋敷内に吉良方の間者が潜入している可能性があり、それもなりません。

「さる西国の大名に召抱えられることになりました。再びお目にかかることもないかと存じます。本日ここに東下りの旅日記を持参いたしました」と断腸の思いで偽りを伝えます。「忠義の心も忘れたか」と怒り、席を立つ瑤泉院。黙って辞去した内蔵助は、降りしきる雪の中、今生の別れを背中で伝えて坂道をゆきます。

しばらくの後、内蔵助が置いていった旅日記が、実は連判状であったことに気づく瑤泉院のもとに、討ち入りの知らせが届きます。大石の別れの意味を初めて悟った瑤泉院は、短慮を悔い、亡き夫の霊前に合掌するのでした……。(歴史ヒストリー)様々な女優が瑤泉院をやったが、私は松坂慶子の瑤泉院が一番好きだ。

自宅はまだリフォーム中。不便だけれども、有難い話である。夜は、おとなしく酔狂亭にて独酌。


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『無頼』を見た。

2020-12-23 16:04:04 | 日記

12月13日(日)晴れ。

朝食は、ロースハムなどの様々なハムの盛り合わせと目玉焼き、大根の味噌汁。昼は、伊勢佐木町の「洋食のコトブキ」にて愚妻とランチ。大好きな自家製マヨネーズをたっぷりかけた「マカロニサラダ」にカキフライ。このお店が、伊勢佐木町と若葉町の間にあった昭和の時代。24時間営業と言うことで良く行った。お金に余裕のあるときは、「ミックスグリル」を食べた。懐かしいなぁー。

夜は、友人夫妻と西横浜の「オアジ」にて食事会。このお店が好きだ。料理はもちろん、ご夫妻の人間味がとてもいい。「やまと」も同じ。こういったお店があることが嬉しい。

「パッチギ」の井筒和幸監督の『無頼』を愚妻と若葉町のジャック&ベテイで見た。八割の入りだったが、映画は、一言でいえば、とても良かった。任侠界のことは良く分からないが、中盤以降は、登場人物が知っている方々と重なり、胸が熱くなった。全国公開なので是非ご鑑賞下さい。


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『赤坂「ニューラテン・クオーター」物語』

2020-12-23 15:18:43 | 日記

12月12日(土)曇りのち晴れ。

朝食は、白菜とベーコンのスープ、筋子、紅鮭。昼は、自宅でタンメン。夜は、近くの魚屋で買ったマグロの刺身、鶏手羽と大根の煮物、紅鮭。お供は「黒霧島」。

山平重樹さんからご恵送頂いた『赤坂「ニューラテン・クオーター」物語』(双葉社刊)が面白い。赤坂見附にあったホテル・ニュージャパンの地下にあった東洋一のナイトクラブ。 ホテルニュージャパンは1982年2月8日に火災事件を起こし営業停止処分を受けて廃業したが、ニューラテンクォーターはその後もひっそりと営業を続けた。しかし、1989年5月27日に当時のオーナーであった桜井義晃氏(廣済堂)が店を閉じた

私は、野村先生のお供をして、閉店する何年か前に一度だけ行ったことがある。まあお客もショーも超一流。お店が全盛期の頃は、私はまだ若く、そんな高級店に行ける身分ではなかった。

亡くなられた 『週刊文春』で『不良ノート』を連載していた百瀬博教さんが用心棒?をやっていたことでも知られている。昭和の良き時代のことに興味がある人は是非ご一読を。

 


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コロナに怯えつつも、今日も酒か。

2020-12-23 15:18:43 | 日記

12月11日(金)曇り。

朝は、と言っても昼近くなのだが、チャーハン、丸美屋のマーボー豆腐、清風楼の焼売、ウエイパーを使ったほうれん草のスープ。当然昼めしは抜いた。

夜は、お世話になっている方と、地元、北永田の交番近くの「浜一寿司」にての一献会。ここのオヤジさんは中学の三級先輩で妹さんと私は三年間同じクラスだった。確かソフトボール部で活躍していたと記憶している。と言っても卒業以来半世紀以上の星霜を経ているので、もし隣に座っていたとしても多分、お互いに気が付かないと思う。

寿司のお土産を下げて帰宅。

 


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凄い本。

2020-12-23 14:55:09 | 日記

12月10日(木)晴れ。

朝食は、サンマの干物、めんたいこ、とろろこぶのスープ。昼は抜いた。夜は、ふるーい友人との一献会を西横浜の「オアジ」にて。

さすがに師走。何だかんだと忙しい。産経新聞の書評で買った『俳優と戦争と活字と』(濱田研吾著・筑摩書房刊)が凄い。何が凄いのかというと60人以上の俳優の戦争体験を膨大な資料と記録によって描いているのだ。「俳優の戦争体験」というキーワードだけでこれだけ膨大な資料を集められるものなのか。頭が下がる思いと驚嘆の両方である。楽しいので少しずつ読んでいる。


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