なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

化膿性椎間板炎?

2018年12月22日 | Weblog

 その水曜日のCOPD・腰痛の89歳男性。紹介で受診した時に血液培養を2セット採取していた。中間報告だが、1セットからグラム陽性球菌が検出された(コンタミのCNSの可能性もあるが)。

 右下腿蜂窩織炎で皮膚科に入院した88歳女性は、血液培養2セットからMRSAが検出された。心エコーで疣贅はなかったが、腰椎MRIで硬膜外膿瘍疑いとなり、整形外科転科になっていた。(以前から化膿性脊椎炎は、脊椎専門の病院に最初からか改善しない時に転院になっていた)

 こちらの男性の入院時のCTの骨条件を整形外科医に診てもらったが、変形性脊椎症のひどいものということだった。血液培養で菌が検出されたことから、心エコーと腰椎MRIを追加した。心エコーはpoor studyだが、疣贅は指摘できない。腰椎MRIは検査中の動いてしまい、途中までになった。

 L2/3の椎間板がT2強調画像で高信号に写る。これは有意なのか。放射線科の読影は感染性椎間板炎疑いだった。まあ確定とはいjかないだろう。

 血液培養の最終結果報告も待ちになる。入院時の血液検査でCRPの軽度上昇があり、気道感染疑いでセフトリアキソンを開始していた。入院後は平熱~微熱で推移している。

 それにしても血液培養は大事な検査だ。

 

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