なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

普通に急性虫垂炎

2018年12月19日 | Weblog

 昨日は内科当番で、当直は大学病院からバイトで来ている外科医(大学院生)だった。ベット稼働率の悪い当院も、時節柄か最近入院が増えている。一人くらい内科入院の連絡が来るかと思っていたが、来なかった。入院は一人だけで、8歳男児が急性虫垂炎で外科入院していた。

 当日の朝から腹痛があったが、学校に行った。帰宅して午後4時ごろから腹痛が増強して、午後7時に当院の救急外来を受診した。右下腹部に圧痛と反跳痛を認めた(デファンスはなし)。

 腹部単純CTで、本来腹腔内の脂肪が少ないので読影しがたいはずだが、腫大した虫垂(糞石あり)が描出されて、診断は容易だった。白血球15200・CRP0.4と急性期の炎症所見を呈していた。腹水貯留もなく、緊急手術の適応はないので、経過をみて本日手術となった。 

 

 

 昨夜は入院している胆管癌の82歳男性が夜間せん妄で大暴れした。抗精神薬3種類を使用しているが、結局ミダゾラム注でやっと治まった。就寝前の処方を追加してみるが、今晩はどうなるか。 

コメント
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