昨日は内科当番で、当直は大学病院からバイトで来ている外科医(大学院生)だった。ベット稼働率の悪い当院も、時節柄か最近入院が増えている。一人くらい内科入院の連絡が来るかと思っていたが、来なかった。入院は一人だけで、8歳男児が急性虫垂炎で外科入院していた。
当日の朝から腹痛があったが、学校に行った。帰宅して午後4時ごろから腹痛が増強して、午後7時に当院の救急外来を受診した。右下腹部に圧痛と反跳痛を認めた(デファンスはなし)。
腹部単純CTで、本来腹腔内の脂肪が少ないので読影しがたいはずだが、腫大した虫垂(糞石あり)が描出されて、診断は容易だった。白血球15200・CRP0.4と急性期の炎症所見を呈していた。腹水貯留もなく、緊急手術の適応はないので、経過をみて本日手術となった。
昨夜は入院している胆管癌の82歳男性が夜間せん妄で大暴れした。抗精神薬3種類を使用しているが、結局ミダゾラム注でやっと治まった。就寝前の処方を追加してみるが、今晩はどうなるか。