北海道から2頭が遠征してきた昨晩の第19回ローレル賞。

外によれるようなところもありましたがスティローザがハナへ。ノラが2番手でマーク。3番手にルイドフィーネとブロンディーヴァ。2馬身差でプリモジョーカーとマッドシティ。3馬身差でミナミン。1馬身差でトキノカナエル。1馬身差でアートムーブメント。2馬身差でサブノアカゾナエとハセノワールドとバブルガムダンサー。4馬身差でクレセントアーチとトキノノゾミという縦長の隊列。前半の800mは51秒4のミドルペース。
スティローザとノラが競り合うように最終コーナーをカーブ。追ってきたのは外からブロンディーヴァ,内からルイドフィーネの2頭で,この4頭と5番手以下に4馬身くらいの差がつきました。直線に入るとノラがまず脱落。ブロンディーヴァが外から逃げ粘るスティローザを差して先頭に。内を回ったルイドフィーネはスティローザとブロンディーヴァの間を割り,最後は内からブロンディーヴァに迫ろうとしましたが,最後は同じ脚色となり,ブロンディーヴァが優勝。ルイドフィーネが1馬身差で2着。外から追い込んできたミナミンが1馬身半差の3着で,同一厩舎で上位を独占。
優勝したブロンディーヴァは北海道デビュー。2戦しただけで南関東に転入し,初戦は3着でしたが2戦目を勝ってここに挑んでいました。これで5戦3勝とし南関東重賞を制覇。2戦しかしていなかったので北海道での実績は劣りましたが,デビュー戦で負かした馬は後に鎌倉記念と北海道2歳優駿で2着となった馬で,素質面ではむしろ上位であったかもしれません。このレースの勝ち馬はその後も南関東重賞を制覇するケースが多く,この馬も来年のクラシックで上位争いをすることになるだろうと思います。父はNARグランプリで2010年と2011年にダートグレード競走特別賞馬に選出されたスマートファルコン。母の父はサクラバクシンオー。母の3つ上の半兄に2006年の目黒記念と2007年の目黒記念に勝ったポップロック。馬名の英語表記はBlonde Divaです。
騎乗した大井の御神本訓史騎手は京成盃グランドマイラーズ以来の南関東重賞37勝目。今月はJBCスプリントも勝ちました。ローレル賞は第11回と13回を勝っていて6年ぶりの3勝目。管理している川崎の内田勝義調教師は南関東重賞16勝目。ローレル賞は初勝利。
誤った観念idea falsaが誤った観念であることを教えるのは誤った観念ではありません。それは真の観念idea veraなのです。
このことは,スピノザの哲学における真理の規範とは何であるかに注意すれば理解することができます。スピノザがいう真理veritasとは,真の観念の集積にほかなりません。そして真理の規範は真の観念それ自身です。第二部定理四三がいっているのはこのことです。ところで,真理の規範とは,単に真理の何たるかを,同じことですが真理を真理と教えるだけの規範ではありません。真理を虚偽falsitasと分かつ,いい換えれば真理と虚偽の相違を教える規範なのです。真理と虚偽の相違を教えるとは,真理の何たるかを教えると同時に虚偽の何たるかを教えるという意味です。したがって,これは奇妙ないい方かもしれませんが,もしも虚偽の規範なるものがスピノザの哲学にあるとしたら,それもまた真の観念なのです。
ただ,このいい方をする場合には次の点に注意してください。確かにスピノザの哲学に虚偽の規範なるものがあるなら,それは真の観念なのですが,それは真の観念が真理の規範であるがゆえに虚偽の規範でもあるということです。つまり,真理と虚偽とは概念notioとしてみれば反対概念ではあるのですが,僕たちは真理についてはそれが真理であるというようにそれを知るのですが,虚偽についてはそれを虚偽であると知るというよりは,真理とは異なるもの,あるいは真理ではないものというように知るのです。もっと別のいい方をするなら,僕たちは真の観念については確実性certitudoを有することによってそれが真理であるということを知るのですが,誤った観念については,それが不確実性を有するから虚偽であるということを知るのではなく,確実性を有することができないものとしてそれが虚偽であることを知るのです。
よって,僕たちは誤った観念を有する場合,その観念の観念idea ideaeもまた有することができるのですから,その観念を有しているということは知ることができます。ですがこれは真理の規範でないのみならず,虚偽の規範でもないので,そのことについて不確実性を有することはできませんし,それが誤った観念であることも知ることができないのです。

外によれるようなところもありましたがスティローザがハナへ。ノラが2番手でマーク。3番手にルイドフィーネとブロンディーヴァ。2馬身差でプリモジョーカーとマッドシティ。3馬身差でミナミン。1馬身差でトキノカナエル。1馬身差でアートムーブメント。2馬身差でサブノアカゾナエとハセノワールドとバブルガムダンサー。4馬身差でクレセントアーチとトキノノゾミという縦長の隊列。前半の800mは51秒4のミドルペース。
スティローザとノラが競り合うように最終コーナーをカーブ。追ってきたのは外からブロンディーヴァ,内からルイドフィーネの2頭で,この4頭と5番手以下に4馬身くらいの差がつきました。直線に入るとノラがまず脱落。ブロンディーヴァが外から逃げ粘るスティローザを差して先頭に。内を回ったルイドフィーネはスティローザとブロンディーヴァの間を割り,最後は内からブロンディーヴァに迫ろうとしましたが,最後は同じ脚色となり,ブロンディーヴァが優勝。ルイドフィーネが1馬身差で2着。外から追い込んできたミナミンが1馬身半差の3着で,同一厩舎で上位を独占。
優勝したブロンディーヴァは北海道デビュー。2戦しただけで南関東に転入し,初戦は3着でしたが2戦目を勝ってここに挑んでいました。これで5戦3勝とし南関東重賞を制覇。2戦しかしていなかったので北海道での実績は劣りましたが,デビュー戦で負かした馬は後に鎌倉記念と北海道2歳優駿で2着となった馬で,素質面ではむしろ上位であったかもしれません。このレースの勝ち馬はその後も南関東重賞を制覇するケースが多く,この馬も来年のクラシックで上位争いをすることになるだろうと思います。父はNARグランプリで2010年と2011年にダートグレード競走特別賞馬に選出されたスマートファルコン。母の父はサクラバクシンオー。母の3つ上の半兄に2006年の目黒記念と2007年の目黒記念に勝ったポップロック。馬名の英語表記はBlonde Divaです。
騎乗した大井の御神本訓史騎手は京成盃グランドマイラーズ以来の南関東重賞37勝目。今月はJBCスプリントも勝ちました。ローレル賞は第11回と13回を勝っていて6年ぶりの3勝目。管理している川崎の内田勝義調教師は南関東重賞16勝目。ローレル賞は初勝利。
誤った観念idea falsaが誤った観念であることを教えるのは誤った観念ではありません。それは真の観念idea veraなのです。
このことは,スピノザの哲学における真理の規範とは何であるかに注意すれば理解することができます。スピノザがいう真理veritasとは,真の観念の集積にほかなりません。そして真理の規範は真の観念それ自身です。第二部定理四三がいっているのはこのことです。ところで,真理の規範とは,単に真理の何たるかを,同じことですが真理を真理と教えるだけの規範ではありません。真理を虚偽falsitasと分かつ,いい換えれば真理と虚偽の相違を教える規範なのです。真理と虚偽の相違を教えるとは,真理の何たるかを教えると同時に虚偽の何たるかを教えるという意味です。したがって,これは奇妙ないい方かもしれませんが,もしも虚偽の規範なるものがスピノザの哲学にあるとしたら,それもまた真の観念なのです。
ただ,このいい方をする場合には次の点に注意してください。確かにスピノザの哲学に虚偽の規範なるものがあるなら,それは真の観念なのですが,それは真の観念が真理の規範であるがゆえに虚偽の規範でもあるということです。つまり,真理と虚偽とは概念notioとしてみれば反対概念ではあるのですが,僕たちは真理についてはそれが真理であるというようにそれを知るのですが,虚偽についてはそれを虚偽であると知るというよりは,真理とは異なるもの,あるいは真理ではないものというように知るのです。もっと別のいい方をするなら,僕たちは真の観念については確実性certitudoを有することによってそれが真理であるということを知るのですが,誤った観念については,それが不確実性を有するから虚偽であるということを知るのではなく,確実性を有することができないものとしてそれが虚偽であることを知るのです。
よって,僕たちは誤った観念を有する場合,その観念の観念idea ideaeもまた有することができるのですから,その観念を有しているということは知ることができます。ですがこれは真理の規範でないのみならず,虚偽の規範でもないので,そのことについて不確実性を有することはできませんし,それが誤った観念であることも知ることができないのです。