
『ジャングルブギー』を演奏してyou tubeにアップしたよ。見ろよ↓
https://youtu.be/lA9q7KcKAx0
ますむらひろしの漫画ではない。
クール&ザ・ギャングでもない。
笠置シヅ子の歌った、服部良一作曲、黒澤明作詞の『ジャングルブギー』である。
昭和23年。
黒澤の映画『酔いどれ天使』の中で使われる。
志村喬演じるところの町医者の、医院のすぐ横かなんかが
ゴミや汚水の溜まった妙な湿地だったっけ。
淀んで腐った水の臭いを感じたようだった。
https://www.youtube.com/watch?v=31LgTBuSIlc
※
切り絵を付けた『ツッピンとびうお』の再生回数が伸びているので、
二匹目の泥鰌を狙って、切り絵にした。
しかも、色をたくさん使った。
そして、裏から光を当てて撮影することにした。
カラーグラシンペーパーという、色の着いたトレーシングペーパーみたいなのを使った。
裏から光を当てれば、紙を重ねて色を作ることもできる。
タブレット型パソコンのモニターに白い画面を表示して目一杯明るくして
その上に絵を置けばいい。
いいアイディアですね。きれいですね。
・・・ものすごい手間がかかるけどな!!
カラーの切り絵でもえらい手間がかかるから、滅多にやらない。
白黒のコントラストで表現するところに面白みが有るんじゃないか、
と屁理屈をこねる。
ペイントソフトで絵を描いて、レイヤーを重ねて、透明度を何パーセントかにすれば
イメージしているような絵が描けるだろう。
と、
わかっちゃいるけど、ナイフで紙を切る。
切った紙を糊で貼り合わせる。
位置がずれても剥がして貼り直せるスティックのりが便利だ。
と、先日ここで書いたのは、このためである。
※
位置がずれてしまった時だけでなく、
こっちの絵で使ったものをまた別の絵に貼り込んで使ったり、
こっちとこっちを組み合わせて今度は別の絵と組み合わせたり、
切っておいて剥がして抜けるようにしておいたり。
ただ一つ一つの絵というより、いくつも仕掛けを置いた。
※
いったい何週間くらい製作にかかっただろう。
いや1ヶ月あまりってとこか。
製作過程も面白いので、そのうちねちねちと事後報告しようと思う。
※
絵の話ばっかりしてしまったわい。
というのも、録音と編集はずいぶん前に済んでいたからだ。
『ジャングルブギー』は色々なミュージシャンがカバーしている。
ということを、今回演奏するにあたって調べるまで、
ちいとも知らなかった。
私は金管楽器だけの伴奏で歌うことを思い付いた。
以前から、何かの曲でやってみたかったのだ。
月に一度集まっている金管アンサンブルの仲間に手伝ってもらおうか
いや、それだと時間がかかり過ぎそうだ。
それに、5管よりふんだんに本数を使いたい。
ええい、全部自分で吹いちゃえ。
と思ったが、無理が有る。
トロンボーンとチューバの音色だけでは、足りない。
トロンボーンの音域と音色は幅広い。
しかし、やはりトロンボーンばかりでやろうとするとごちゃごちゃする。
ここは、私のウクレレとのユニットi.n.u.でベースを弾いている山ちゃんにお願いだ。
ベースも弾くが、ホルンも吹く。
(他に、和太鼓や篠笛やバイオリンや三線やなんかいろいろできる。)
アイディアを説明すると、すぐに「おもしろそう」と乗ってくる。
ふっ、掛かったぜ。
そうだ、トランペット吹いてみる?
「吹いたことない。吹いてみる。」
あほらしいほどの意欲である。
※
山ちゃんはトランペット1本分、ホルン2本分、合の手2人分。
私はテナートロンボーン3本分、テナーバストロンボーン3本分、チューバ、歌、合の手、
太鼓2種、笊、甕。
笊というのは、小さい笊をフォークか何かで掻いた。
これを最初に録音してテンポキープの指標にした。
チャンチキやハイハットの役割である。
甕というのは、紹興酒の甕のことで、甕の口を叩いてみた。
「ボ~~ん、ボ~~ん、」とよく響く。
もっと手が大きかったら、もっとうまく鳴らせたかもしれない。
こう書き並べただけでも18トラック有る。
録音もとてもたいへんだったような記憶が有る。
ああ、録音を始めたのは、前の飼い犬ジーロくんが死んでしまう直前だった。
犬の様子を気遣いながら、短時間で終えて戻って、犬の様子をまた確認する、
といった状況だった。
※
ってな次第で、ちょっとリキ入ってっから見てやってちょう↓
https://youtu.be/lA9q7KcKAx0
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