アンサンブルの際に、どうやって音色を合わせるか書いた。
音高のチューニングと同様に、
1.基準になる人が吹く
2.聴きながら、胸の中でその音色をイメージする
3.吹く
豊かなイメージを持って、寄り添い合い、ひとつの大きな響きになる。
そのために、ある程度は自分の音色というものも作っておかねばならない。
意識を変えるだけで音も変わるが、技術的な限界はもちろんある。
音色作りのためにする練習 . . . 本文を読む
アンサンブルにおいては、音高をチューニングで合わせることよりも
音色を合わせることが重要だと書いた。
では、アンサンブルする時に、どのようにしたら音色が合うだろうか。
ここでチューニングの手順をおさらいすると、
1.チューナーで基準音を鳴らす
2.音を止めて、胸の中で復唱する
3.吹く
ということで、2.の段階が大事だった。
これは誰かの音に合わせる時も同じ。
1.基準になる人が吹く
2.聴 . . . 本文を読む
チューニングの手順を書いた。
これでタテとヨコを合わせる準備ができた。
かのように見えるが、いくらチューニングの合った楽器で
テンポ感良く吹いても、美しいアンサンブル演奏にはならない。
チューニングより重要なことがある。
ピッチ(音高)が合っていても、合って聞こえない。
どんなにタイミングが揃っていても、ガタガタに聞こえる。
ということ起きる。
その鍵は、音色だ。
周囲と調和する音色で吹か . . . 本文を読む
みんなで一緒に吹くアンサンブルのために、
テンポ感を身に付けることを書いた。
これでタテを合わせるための準備ができたので、
アンサンブルの場でのタテの話は措いて、
一旦ヨコの話に移る。
テンポを取る際に、自分の外の基準であるメトロノームに合わせたように、
ピッチ(音高)を知る際にはチューナーを使う。
ただし。
よく見る光景だが、チューナーを見つめてああでもないこうでもないと
チューニングスラ . . . 本文を読む
みんなで一緒に吹くアンサンブルのために、
まず、足で拍子を取らないことについて書いた。
次は、
○八分の裏打ちの練習を死ぬほどすること
これももちろん、自分の足で拍子を取って練習しては意味が無い。
・メトロノームを使う
基準をまず、自分の外に置くこと。
自分の中に安定したテンポ感が作れるまでは、
正確に刻んでいるものに合わせて練習する。
・一分間に60拍のテンポのみで練習する
つまり、秒。 . . . 本文を読む
みんなで一緒に吹くアンサンブルのために、
タテ:タイミングとヨコ:音高や音程、を合わせる。
そのためには、個人の技術と、アンサンブルの技術が必要。
というお話でしたが。
そこを詳しく述べる前に、これだけは!という点をまず挙げる。
○足で拍子を取らないこと
○八分の裏打ちの練習を死ぬほどすること
○チューニングはいらないと思っていい。ピッチ(音高)よりトーン(音色)を合わせる。
○ピッチ良く . . . 本文を読む
金管楽器はみんなで吹いてこそ楽しい楽器だ。
ギターなんかだったら、一人で弾いても楽しいが、
出る音が一つだけで、口もふさがる金管楽器は、
仲間と集まって演奏するのが楽しみだ。
アンサンブル ensemble とは、
フランス語で「一緒に」という意味。
仲間と一緒に吹く。という意識が大事になる。
一緒に吹いて、音を合わせるには、
タテ:タイミングとヨコ:音高や音程が基準になる。
まず、ひとと . . . 本文を読む
ホルンを吹く友達に付き合ってもらって、ホームセンターへ。
踊り場にお決まりのように、ガチャポンが並んでいる。
二人同時に、目に止まる。
それもそのはず、それは今まで見たことが無かったが、
金管楽器の小物だった。
二人とも日頃は倹約家であるが、この時はイチコロ。
「一回ずつね」なんて言って、
何十年ぶりのガチャポン。
「金と銀があるんだー。金がいいな、自分の楽器が金だから」
「えー、フルートっ . . . 本文を読む
昨夜のうちに峠まで車で行って、
今日の午前中は金峰山に登るつもりだった。
が、雨なので、やめてしまった。
降ったり止んだりが続いている。
山の天気はどうだったろうか。
8年半前に、滑って転んで骨折って以来、
足元が滑りやすいのが、怖くなってしまった。
金峰は、岩場を楽しむ山だから、雨模様の今日は
敬遠した。
また晴れた日もあるさ。
※
昨夜遅く、wi-fiのルーターが充電できなくなった。 . . . 本文を読む
日本人は宗教を持っていない人が多いようだ。
その理由を探るのは私には荷が重いが、たぶん同じ理由で、
祈りを持っている人も多くないだろう。
ましてや祈りを歌える人は稀だ。
コーラスグループとして、ゴスペルをやる人がいる。
どうしても私は疑問を感じてしまう。
単なるスタイルの模倣になっていないか。
もちろん単に音楽として演奏することはかまわない。
すばらしい音楽だもの。
ごちゃごちゃ言ってたらバ . . . 本文を読む
デイケアに通う老母81歳。
午前中は全員でみっちりと体操をする。
手を動かし、だんだんと下がっていって足の運動をし、
まただんだんと上がっていって手の運動をし、
最後に口を動かす運動をする。
言葉を出すのにも、口の体操という基礎練習をする。
その日の昼ご飯のおかずがお題になったりする。
「ハ・ム・カ・ツ」
なんてくっきり発音する。
先週は、その口の体操のあと、みんなで歌を歌ったそうだ。
♪秋 . . . 本文を読む
読書メモ連続でしたが今日でおしまい。
毎回、感想を最後に書いたが、今日は冒頭にする。
※
人知の及ばないところに神を見るのは良い。
その、人知の及ぶ端っこを見るのは、優れた科学者の冥利。
だからこそ、神の力を感じる科学者もいる。
ただ、神を現時点での研究の限界の言い訳にしてはいけない、
ということだろうと受け取ることにしてみた。
思えばこの冥利というのも、 知らず知らずのうちに仏や菩薩に与え . . . 本文を読む
まだ続く抜き書き
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益川 僕は考えにとりかかる前に「これはできるかどうか」を、
ちゃんと検討しておくほうです。やみくもに取りかかってダメだった、
なんてことは、僕には起こらない。
難しい問題に関しては、僕は分析的な方法をとります。今まで
どれぐらいのアプローチがされていて、なぜうまくいかなかったのか、
何が足らないのかを、その時点で考えられる . . . 本文を読む
抜き書き続き
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益川 今の学生さんは、予想外の実験結果に敏感に反応する人ももちろん
いるだろうけど、結果が仮説と違ったらガッカリして動けなくなってしまう人も多い。
後者のタイプは、おそらく研究を続けても、つらいだけでしょう。
山中 実験なんて予想通りにいかないことのほうが多いですから。
私は学生にこう言っているんです。
「野球では打率三割は大打 . . . 本文を読む
読書メモ:抜き書き
対談
回り道と観察を大事にしているが、後押ししてもらえた感じ。
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山中 はたから見たら、僕の人生は、遠回りで非効率に見えるかもしれませんし、
無駄なことばかりやっているように思えるかもしれません。もっと合理的な
生き方が出来たんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そうやって
回り道したからこそ今の自分があるんじゃないかと思います。
益川 そう、一見無 . . . 本文を読む