母が特別養護老人ホームに入居して、2年あまりが経つ。
その後の整理は遅々として進まない。
すでに在る物の上で生活して、不用品はその下の地層に埋もれてゆく。
片付かない人によくあるパターンだとつくづく思う。
層が重なると、部屋が狭くなるではないか。
困る。
私が新しく買った本を、すでに在る本棚に、二重に並べる。
奥は老母の本なので、もう手に取ることも無いから、不都合でもない。
いや不都合だよ。奥 . . . 本文を読む
保護団体から引き取って2年あまり経つ我が犬ウーゴくん
去勢オス6歳4ヶ月、ビビりで甘えん坊。
初めての人、初めての場所、初めての物がとにかく苦手で緊張する。
ウチに来て3日目に、朝の散歩でやっとウンチをすることができた。
散歩は、車や人が動き出す前に出た。
まだ誰もいないドッグランに一番乗りで通い、
まず場所に慣れさせた。
次第に滞在時間を伸ばし、後からやって来る犬と人に
少しずつ慣らしていった . . . 本文を読む
シロダモの葉の裏に、蛹の殻を見付けた。
シロダモはクスノキの仲間だ。
この木は勝手に生えてきたものだ。
クスノキの類は、アオスジアゲハの幼虫が好んで食べる。
だから、生えるままに生やしておいた木だ。
アオスジアゲハは、クスノキの類の葉に卵を産む。
だから、木の高さに従って、高い所を飛ぶ。
翡翠のような色が黒の中にひらめいて、美しい。
自分の庭でアオスジアゲハが飛んでいたら気分いいじゃないか。 . . . 本文を読む
[あらまし] ロードサービスのJAFが、自社サイトで「危険予知」の問題を月に3回出題している。月1回発行の「JAF Mate」の中の問題だけでは物足りないと思っていたら。自動車の運転中、または自転車に乗っている時や歩行者として、路上での次の瞬間に起きる危険を、一枚の写真から推測するという問題だ。ところでこの問題写真をどこで撮影したのか、ということもついでに「ここどこ」問題として解いていこう、という . . . 本文を読む
ヤマノイモの蔓がボケやツツジにひどく絡んでいる。ヤマノイモの蔓は強い。簡単には切れず、節も無い。だから、取り除こうとして引っ張ると、絡まれている木の枝のほうが折れてしまう。絡まれた木は、日当たりが悪くなる。このままではいけないというんで、枝をやたらと伸ばす。相乗効果で繁みが増大する。庭の生垣として、美しくない。それでも何年かヤマノイモを放置してきた。ムカゴが採れて楽しいのと、イモが育ったら食ってや . . . 本文を読む
とある、名前を聞いたことも無いような言語で、いくつかの訳文付きの例文が示されている。それを見て、法則を見付け出す。そして、問題を解く。問題は、日本語の文をそのナンチャラ語に訳しなさい、といったもので、そんなのできっこないよー!と思っても、案外できるもんなのが、言語学オリンピックの醍醐味なのだろう。※難易度低めの問題が、「お試し問題集」としてまとめられている。https://iolingjapan. . . . 本文を読む
あれこれ染めるのに使いたくて、
球根を買って、
サフランを植えて、
花が咲いて、
雌蕊を摘んで
今日、
全部カビてしまっているのを発見した。
うおおお。
もったいない。
干さなきゃいけなかったんだな。
カビてみると、干すのなんか当っっっっったり前のことなんだけれど、
摘んだ、わーい、アホアホ密閉容器に入れていた。
がっくり。
来年に持ち越し。
さて、
来年の私はこの事を憶えているでしょ . . . 本文を読む
[あらまし] ロードサービスのJAFが、自社サイトで「危険予知」の問題を月に3回出題している。月1回発行の「JAF Mate」の中の問題だけでは物足りないと思っていたら。自動車の運転中、または自転車に乗っている時や歩行者として、路上での次の瞬間に起きる危険を、一枚の写真から推測するという問題だ。ところでこの問題写真をどこで撮影したのか、ということもついでに「ここどこ」問題として解いていこう、という . . . 本文を読む
庭の花水木が育ち過ぎている。
伐ることにする。
よく見てみると、2メートル前後のところに、
太い枝を払った痕が2,3ヶ所有る。
いやいや。
その枝は残して、高さを止めていたら良かったんじゃなかろうか。
花水木の南側は、珊瑚樹が高く繁り、椿も高く繁り、
日当たりが良くなかった。
その上、枝を払ったからか、高く伸びたのだろう。
あんまり高く伸びたので、
花が咲いてもあんまり見えないし、
紅葉も高 . . . 本文を読む
我が家のビワの木が実を付けるようになって何年か経つ。
桃栗三年柿八年 枇杷は九年にして生らず
とかなんとか言うんだっけ。
躑躅の植え込みの中から枇杷が頭を出して伸びてきた頃には、
3年目くらいになっていたのではないかと思う。
最初の年の実は素晴らしく甘かった。
実は小さいが、味は濃く、感動が有った。
その後、実が小さい上に味が薄く、
水分を取るにも物足りないし、種は大きい
という、なんとも . . . 本文を読む
ほぼ毎日、東側のお隣から
「ぱちん、ぱちん、」と
植木鋏を使う音が聞こえてくる。
切った木から枝を外しているのだろう。
そうして、細い枝はゴミに出し、
普通のゴミとしては回収してもらえないような太いものは、
ウチにくれる。
我が家は薪ストーブを使うので、大歓迎である。
とにかく毎日、鋏の音が聞こえてくる。
70歳くらいの女性である。
毎日あんなに切って、手は痛くならないのか。
※
玄関先 . . . 本文を読む
人と人の関係は相性が一番大事な要素なんじゃないかと思う。
犬と人の相性というものも有る。
ただ、この場合は飼い犬と飼い主という、
主従関係のような要素が挟まる。
おかげでうまくいく部分も大きいと思う。
そのせいでうまくいかないとすれば、
それは飼い主の側が飼い主としての学びが足りない場合だろう。
人はただ犬を飼えば犬の飼い主になるわけではなく、
犬の習性を知り、それに寄り添うことを知ることで、 . . . 本文を読む
落花生は掘りたてを塩茹でするのが旨い。
近所の農家の直売で掘りたてを買うこともできるが、
自分で作るのが一番だ。
食べたい時に掘れば良い。
というワケで、今年は落花生を植えた。
この秋は旨い旨い塩茹でピーナッツを堪能した。
来年も、その後も、引き続きやりたい。
そこで、種を取った。
掘った落花生を、塩茹での場合は掘ってすぐに茹でる。
煎る場合は先に干す。
豆として食う部分が、種となる。 . . . 本文を読む
友人Kが、 「七輪でやきものを焼きたい。 近所のバーベキュー場がコロナで使えないから、 す~さんちの庭で焼かせてくれん?」 と言う。 そんな焼き方ができるんなら、ぜひ焼かねば。 ※ 友人Kが来る前に、やってみた。 冬が近くなって来たので、熱い作業もしやすくなったからだ。 ※ ご近所おさななじみ友人Mを誘ってみた。 Mはガラス工芸をやる人なので、 高温の窯だとか物凄い炎だとかに慣れている。 七輪でや . . . 本文を読む
生みの母の死後、父は数ヶ月後に再婚する。
夫婦の暮らす上の階には来るな、と告げられる。
夫婦が寝室に入ってから、そっと行って、冷蔵庫の残り物を食べて
飢えを凌ぐ。
父から、家を出て行くように言われる。
新妻と子との生活を完全にするため、
先妻との子を排除したのだ。
夜の街で少女は生き抜く。
北新地から銀座、そしてまた大阪へ戻る。
夜の店で働く中で、大物と言える人物との出会いや
大きな巡り合わせ . . . 本文を読む