ある男性が、ふと話してくれたことがある。
初節句の時に、晴れ着を着せられた写真がのこっているのだが、
刀を持って写っているのだそうだ。
その時、刀を持つととても安心した、という感覚を憶えている、と言う。
男の子は武器が好きだ。
お祭りの夜店でも、おもちゃの銃は人気がある。
ちょいと前の世代だったら、大小の刀のおもちゃが欲しかったことだろう。
買ってもらった武器で打ち合う男子がそこいらを駆け回る . . . 本文を読む
書こうと思っていたテーマに関する助けがたくさんあったので、
覚え書きとしての抜き書きを。
※
昔はできたが今はスランプに陥っているという発想から脱しなければなりません。
そして二十数年間、私にはスランプがないという話もしました。なぜなら
私はずっと自分の動きがまだまだだと心から思っているからです。私も、
自分の技について二割くらいの自信はあります。でもその程度です。
残りの八割は本当にだめ . . . 本文を読む
自宅の近くの路上の同じ場所に、毎日のように
犬の糞が落ちていることが一時期あった。
道端に犬の糞がしたまんまになっているのではない。
ポリ袋に入れた犬の糞が、道の真ん中に落ちているのだ。
袋入りの犬の糞は、私が通りがかりに見る頃には
車に踏まれている。
車が糞入り袋を踏むと、袋は破裂してぺしゃんこになる。
その後もまた車が通ると、あるいはその車の後輪でまた踏まれると、
糞はタイヤに着いて、 . . . 本文を読む
庭のそこここに、彼岸花が咲いている。
つい数日前まで、黄色のものも咲いていた。
黄色の彼岸花はショウキランと呼ばれるそうだ。
ほとんど形はかわらないのだが、
ひとまわり花が大きい。
一昨日になって、庭のまた別の所に、白の彼岸花が咲いた。
こちらは、形も大きさも赤と同じだ。
調べてみたところ、白の彼岸花は
赤と黄色の雑種なのだそうな。
思えば、赤と黄色はもともと庭に有ったが、
白花は今年初め . . . 本文を読む
疳の虫というのがある。
子どもがピリピリと落ち着かず、泣いたり、キーキー声をあげる。
なだめる、抱く、揺する、撫でる、
どうやっても収まらない、
毎日のことで親もしんどい、外なら周囲の目も気になる。
では、薬?
まことに大雑把な表現になって申し訳ないが、
これは、周囲の人の気分を感じているということがある。
家の中なら、親の苛立ちを感じたり、
外でなら、周囲の人間の疲れや緊張を感じたり、
店の . . . 本文を読む
[あらすじ] 日々の様々な体調の上に練習を重ねるのは強引な力業だ。
よくウォーミングアップして、基本の状態に整えてから練習すると効果的だ。
金管楽器についてだが、
ただ、個人によってウォーミングアップに必要な時間は異なるように思う。
もちろん、その日の調子にもよる。
自分が楽器を吹いた時の平均的な感覚を憶えることが必要だ。
それが、昨日あげた武井氏の言う、関節の角度を憶えることに
あたるだろう . . . 本文を読む
[あらすじ] 身体が冷えてこわばるなど、日々の体調の違いをそのままにして
その上に練習を重ねても、フォームが一定しないので
練習効果が出にくい。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/5c09d18f1598c0acbb583b3ef77a0d03
似たことを、陸上の武井壮さんが話している。
http://matome.naver.jp/odai/213939890 . . . 本文を読む
老母は、英語ができないコンプレックスがあるせいか何か、
それらしく発音しようとする。
CDは「しーでぃー」ではなく、「すぃーでぃー」と発音する。
DVDに至っては「でぃーぶいでぃー」ではなく、「でぃーヴぃーでぃー」だ。
そんなコトバはどこへ行っても通じないからやめろ。
と言うのだが、何がいいのか、そう言い続ける。
先日は
「すぱっとぅ細胞の問題が@*△」と言う。
そう言うのなら「すぱっと」で . . . 本文を読む
私の場合は楽器とくにトロンボーンを吹く際のことで思うのだが、
身体を使ってやることなら、スポーツでも、舞踊舞踏でも、
ダーツやビリヤードのような競技でも、同様だと思う。
アマチュア演奏家の友人が言う。
いくら練習しても身に付かない。年のせいか。
バイオリンを弾く手元を見ていると、ポジションが決まらない。
同じ音程を取る指の感覚を憶えられない様子だ。
触れてみると、肩はガチガチに凝っていて、腰も . . . 本文を読む
玄関のわきに、彼岸花がたくさん出る。
花だけの茎がすっと伸びる姿は、なんだか不気味で、
実はあんまり好きになれない。
柔らかい土を好む。
踏まれた場所からは出ないと言う。
ほったらかしのウチの庭では、そこここに生えてくる。
おもしろいが、やっぱりどこか薄気味悪く感じてしまう。 . . . 本文を読む
言っちゃあいけねえ言葉があるよ。
少なくとも、言わないようにはしているんだよ。
それでも口を突いて出ちまう時があるんだ。
そんな時はイヤ~な気分になるね、たぶん相手も、そして自分も。
口に出した言葉のせいで、イヤ~な雰囲気になった時には、
こいつはいけない、これはもうやらんようにおぼえとこう。と思う。
思っても、うっかりすると出てきちまう。
それでも、思わないより思ったほうがまだマシだ。
それ . . . 本文を読む
[あらすじ] 初めての障子張りも無事に完了。
さて、あとは元の場所にはめるだけ。
張り終わった障子を最後に元の位置に移動させる際に、
何かにぶつけて破したなんてことになったら泣くに泣けないぜ。
と思い、あちこちに警戒しながら移動するも、
まんまと電灯の暈に接触。
この電気のカサというのがこれまた四角くて。
その角に見事にやられました。トホホホホ!
目立たない場所に、小さな破れ目だけれど。
. . . 本文を読む
[あらすじ] 建て付けが悪いので、仕方なく鴨居を削って障子を外したよ。
無事に障子が外せたので、障子紙を買いに近所のホームセンターへ。
障子張りと言えば、ご飯粒をくつくつと煮て糊を作り、
刷毛で桟に塗る、というイメージを持っている。
けれどまあ、今は便利なチューブ入りの糊があるので、それを買った。
しかもチューブの口に板が付いており、桟に平たく塗り広げられる
ようになっている。
日本の商品は . . . 本文を読む
[あらすじ] 障子の張替えをするため、ひとまず紙を破りまくったところで、
数年で建て付けが歪んだのか、障子が外れないことに気付いたよ。
ぼろっぼろの障子を相手に、あっちへ寄せてはガタガタ、
こっちへ寄せてはガタガタとしばらく格闘したが、
桟がいたむんじゃないかと思うばかりで
外せそうな位置が無い。
しかたないので、障子の枠が鴨居につっかえる箇所を削ろうと思ったが、
刃物やヤスリが入る隙も無い . . . 本文を読む