一月の半ばに、世田谷のボロ市に行ってきた。
沿道にところ狭しと露店が並ぶ。
寒い日だったけれど、人いきれと食べ物屋のにおいで
湯気が立つような気分だ。
もともと本当にボロも売っていたからボロ市と呼ぶようで、
古道具や古着の店が多い。
歴史は400年と、なかなかイメージしにくいくらい古い。
道具が好きなので、店頭は見飽きない。
そこへ甘酒屋だの串焼き屋だの煮込み屋だのが誘惑してくる。
たまらん . . . 本文を読む
なんてひたむきでちょっとおばかなんだろう。
車の鏡に映った自分に向かって、攻撃を繰り返している。
スラッと美しい体の鳥、キセキレイだ。
https://youtu.be/tS980m4Qnxg
鶺鴒の仲間は、なわばりを持つ。
なわばりは重なり合うこともあるが、多種の鶺鴒をも追い出す。
この黄鶺鴒も、ついさっきそこで白鶺鴒に追われてきたばかりだ。
うん、まあ、それじゃあライバルを追い払うのにも力 . . . 本文を読む
冬枯れの庭は、案外賑やかだ。
火鉢が二つ置いてあるのと、池の水をあてに、
また、晩秋からは櫨(はぜ)の実、その後は落ちた実、
万両の実、それにしだれ梅がせっかく付けたつぼみを狙って
鳥が集まる。
池に氷が張るほどの冷え込みの朝も、水を求めてやって来る。
氷に乗っても、乗ってつついても、氷は割れない。
日がのぼって、ちょっとゆるんだ頃になってやっと水が飲める。
小さな火鉢はもちろんのこと、池で . . . 本文を読む
ホンダの50ccのバイク、CD50に乗っている。
1995年の4月に買った。
折しも阪神淡路大震災の後で、道路が壊れてしまった現地で
このバイクは活躍したということだ。
買った店の店主はとても感じ良かった。
しかしそれは新車購入だったからだということが後になってわかった。
修理や相談に行った時は、ひどく感じ悪かった。
オイル交換の方法を聞きに行った時は、
バイクの横にしゃがむ私の横に立って、
. . . 本文を読む
これが溜め糞だ。
中には銀杏が見える。
周りの実の部分がきれいに消化されているので、
人間が食うにはここからだが、まさか
獣の糞から拾い出して炒って割って食う気はしない。
銀杏のあの臭い実を食うなんて、狸はずいぶんな悪食(あくじき)だと
思われるかもしれない。
が、ウチの犬2匹も、銀杏の実を喜んで食う。
ウチの犬トイレにも、秋にはごろんと銀杏の残ったウンチが横たわる。
写真は、多摩川の河原で . . . 本文を読む
[あらすじ] 古い家は寒いよね。
築40年。
大きなガラス戸はアルミサッシだけれど、
建て付けはちょっと歪みが出ているし、
その上の小窓は昔ながらの木枠。
そりゃ冷えますわ。
「隙間」風以上の風が吹き込んでくる。
そんな部屋で寝起きするには、着込む以上に着込む。
おしゃれのポイントは「外出時と同等」。
マフラー代わりに首には手拭い。なんなら2本。
こうやってPCのキーボードを打っていても . . . 本文を読む
自治会の集会に参加した。
我が家が所属する自治会は、調布市の中でも最大で、
800戸を超える。
しかし、この数年は少し減ってきているという。
世の中の傾向と同じらしい。
自宅の前の細い砂利道を挟んで、向かい側は
植木畑だったところが数年前に更地になり、
一昨年、地主の爺様が亡くなったためか
いつの間にか売られていて、今は7軒の家が建った。
自分の身の周りだけを見ると、家も人も増えているよう . . . 本文を読む
うんちの犯人は知れないままだが、
この季節、狸のことを思うと胸が痛む。
4年前の冬、我が家の庭に狸が来た。
その狸はハゲチョロケで、狸特有の丸々とした毛皮は
すっかり失われていた。
寒かろう。
調べてみると、それは疥癬だった。
ヒゼンダニが起こす病気だ。
狸はイヌ科の動物だ。
疥癬の狸がそこいらをうろつくことで、
同じイヌ科の犬にも感染するのではないか、と
私はすぐに飼い犬の心配をした。
し . . . 本文を読む
[あらすじ] 我が家に用のある人以外通らない、家の前の細い砂利道に
うんちが放置されていたが、寒くなってから見ない。
未完の完、なんて書いたのがいけなかったのか。
やはり犯人が誰か解明されるまではどうも落ち着かない、
と私自身が感じたのがいけなかったのか。
寒くなってからとんと来ない。
と、ひょっとして野生の生き物かもしれない犯人にちょっとばかし
あたたかい目を向けたその日。
ブログを書き終 . . . 本文を読む
時々ほめる。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/03696ef44e054af843b9660e2e01dd1e
ほめる時は名指しでいいか。
雪を潰し、歩行者に配慮していたのは、カジロジスティックスの運ちゃん。
※
ジェーソンは目立たない。
目立たないのには理由がある。
大きい割には建物がただの四角いプレハブ。
看板が古くて色がくすんでいる。
看板に点灯してい . . . 本文を読む
[あらすじ] 自宅前の砂利道に面しているのは我が家だけなので人通りが無い。
その細道にうんちを放置して行く輩がいる。
ある日は玄関わきにまで入って来ていた。
ネコは自分の糞に必ず土をかける。
便は非常にニオイが強いが、きちんと埋めるのが連中の美点である。
犬が排便後に後足で土を蹴るのは、まったく意味が異なる。
と言っても、その意味は人間には知られていない。
自分の存在を誇示するためだ、という . . . 本文を読む
[あらすじ] 自宅の前はこの家しか面していない道で、人通りがほとんど無い。
その道に、連日犬の糞が放置してある。
「犬の糞は飼い主さんが持ち帰ってください」という貼り紙も効果は無い。
こんなことでぶちぶちと書き連ねているが、
私もきちんと犬の便を拾って持ち帰るようになったのは、
今飼っている犬からだ。
と言っても、今の犬が10歳半、その前に飼っていない期間が9年あったので、
以前の犬はもう2 . . . 本文を読む
東京で雪が降ると、大概こうなる。
どばーっと降って、雨に変わって、びちゃびちゃに沈んで
翌朝凍る。
踏み固められた歩道はかちかちに凍る。
完璧に凍って透明なので、気付かずに踏んで滑る。
※
雪かきをして、雪を車道に投げ出す。
車が踏めば雪は解ける。
これは街ならではの方法でいい。
ただ、排水孔も雪かきして開けておかないと、
せっかく解けた水の行き場が無い。
私も、雪の時は轍を踏まずに新たな雪 . . . 本文を読む
[あらすじ] 自宅の前は人通りのほとんど無い砂利道。
そこに連日、小型犬の糞が放置される。
我が家は、塀が無い。
生垣で、門も無い。
太い桜の木に、郵便受けが寄りかかるように立ち、
そこから玄関へと、御影石が敷いてある。
ある日、目を疑った。
道から2mほど入った、御影石の上に、
例のうんちがあるのだ。
一体どういう了見なんだ飼い主!?
まさか、犬を引いたまま敷地に少し入ったのだろうか。 . . . 本文を読む
[あらすじ] 自宅の前は人通りのほとんど無い砂利道。
そこに連日、小型犬の糞が放置される。
我が家は、塀が無い。
生垣で、門も無い。
太い桜の木に、郵便受けが寄りかかるように立ち、
そこから玄関へと、御影石が敷いてある。
ある日、目を疑った。
道から2mほど入った、御影石の上に、
例のうんちがあるのだ。
一体どういう了見なんだ飼い主!?
まさか、犬を引いたまま敷地に少し入ったのだろうか。 . . . 本文を読む