秋川に行ってきた。
深大寺の自宅から2時間足らず。
何本かの支流が合流する地点だ。
5月の陽射しは強いが、風はさわやかで、
支流からの水は冷たく心地よい。
私の他には釣客が2組ほどいたりいなかったりするだけだ。
あたりには、どこからともなくカジカガエルの声が続いている。
銀に光る胴に茶色い羽で飛んでいるのは、ミヤマカワトンボだ。
流れの中の石をひっくり返すと、いろんな虫が付いている。
みなさん . . . 本文を読む
[あらすじ] 青森県に3つあるうちひとつの毛無山の麓にはさびれた養魚場がある。 養魚場の奥から登山道が始まっているはずなので、 探しに歩いてみた。 しかし、いけすの周りはすっかり荒れていて、道は見付からない。 いけすの中にはでっかいタニシがゴロゴロといる。 あるいけすにはコイがいた。錦鯉だ。 しかし全部ではない。 そういえば、静岡の毛無山の麓も養魚場が多い。 水が清く多いので、ニジマスの産地 . . . 本文を読む
[あらすじ] 円形脱毛症になった。毛無山に行こう。
毛無山の毛無しとは、木無しがなまったものと言われる。
標高の高いところには、木は生えない。
山を登って行くと、高い木はいつしか消え、
ある高さからは低い潅木だけになって見通しが良くなり、
さらに登ると笹ばかりになり、
もっと高山では草や苔が少しあるばかりの岩場になる。
毛無山と名の付く山でも、頂上はさほどツルッ禿ではないこともある。
ある時期に . . . 本文を読む
富士は、見る角度によって形が異なる。 頂上が平たく見えたり、三つの峰があるように見えたり、 片方に肩があるように見えたり、もっと低いところに平たい出っぱりがあったり、 大きくえぐれた崩れが見えたり、残雪の形がMの字に見えたり。 富士山を描かせてみると、その人がいつもどこから見ているのかがわかる。 誰もが、自分の住む町からの富士が美しいのだ、と言う。 私は東京からの富士を愛でる。 富士宮の友達は富 . . . 本文を読む
[あらすじ] 青森に行った。
近所の歯医者に通っている。
幼時に引っ越して来て以来、40年以上のお付き合いになる。
今では息子先生に診てもらっている。
大先生(おおせんせい。お父さんのほう)は手を使う治療や、
ちょいと神秘的なことにも興味を持っている。
だから私が鍼灸師になって気の話などすると、大喜びで話す。
時々、本を貸してくれる。
私も貸す。
お互い、しっかり読んで返す。
その歯医者の待 . . . 本文を読む
ひとに教わるのが苦手だ。
ある事を教わっても、なかなか腹の底に落ちない。
自分で実感しないと、知識が身にならない。
学生の時に、ある発見をして、先生に報告した。
喜んでもらえるかと思ったが、
「授業で言ったじゃないですか」と残念そうに返ってきた。
とっくに教わっていたが、体感していないので
記憶すらできていなかったのだ。
教わったら、ピンと来ない事については
なぜそうなのか、ほんとにそうなのか . . . 本文を読む
[あらすじ] 長い車旅のお伴はカーラジオ。
5月1日 早朝、山に登る。
登山道の整備されていない山で、身の丈よりも高い笹や
腰の高さの潅木の細い枝が絡み合うところを、藪漕ぎだ。
なんとか頂上まで行き、迷わないように緊張しながら降る。
疲れてきた頃、ポツポツと雨が来た。
この上降られちゃたまらない。
しかし良い勘が働いて、車に戻れた。
エンジンをかけ、ラジオをつけると、キャット・スティーブンスの . . . 本文を読む
車ではよくラジオを聞く。
長旅ならなおさらだ。
地元の局の放送は、葉書を方言で読むコーナーや、
季節のイベントの紹介などがあって、楽しい。
※
4月28日 夜、首都高の2ヶ所で事故渋滞という表示。
しかたないので、環八で北上する。
しばらくは混んでいる。
できるだけ荷物を軽くしようとして、ふだん使っている地図を
置いてきてしまった。
東京や埼玉の地図が無い。
記憶と勘を頼りに、浦和インターを . . . 本文を読む
行き当たりばったりの車旅。 地図を眺めていて、興味を引くものがあれば、寄ってみる。 十和田湖畔の店で、ヒメマスの漬け丼を食べた。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/652ca9d98b2e0ea199d9bfd66a34f294 先人が苦心して放流に成功し、その後も十和田湖の特産となっている。 厳しい気候と闘いながら、何年もかけて開拓していくその苦労譚には 胸を打 . . . 本文を読む
この時期、雑草との戦の火蓋が切って落とされる。
本気で、庭に火をかけたいくらいだ。
取っても取っても生えてくる。
「ひと雨ごとに緑が濃く」なんてのん気なこと言ってられない。
木の葉が繁ってきたな、と思って何気なく眺めている場合じゃない。
よく見ると、ヤブカラシのつるが絡んで余計に繁っていることも多い。
雑草とひとくくりにするのはいけないわ、
ひとつひとつの植物に名前はあるのよ。
なんてことも言っ . . . 本文を読む
[あらすじ] 毎月1日は法螺話を書いている。4月だけじゃ足りないぜ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/b7e6bc549b327a05a7a096501f5f28ce
ホタテの刺身に舌鼓を打ち、三内丸山の規模や数々の出土品に驚き、
環状列石の天文学に驚き、ピラミッドの不思議、キリストの墓は何か違うもの、
遮光器土偶は一体何者、文字を刻んだ石のある山に登る、
. . . 本文を読む
英語の歌を日本語詞にして歌ってみたり、 讃美歌や童謡をファンキーにアレンジしてウクレレで歌ってみたり、 アニメの主題歌をトロンボーンで吹き語りしてみたりしている。 https://www.youtube.com/user/43susan43/videos?view=0&shelf_id=0&sort=dd 日本の秀歌もいろいろやってみたいと思うが、 よほどの工夫も思い付かない限りは録画するでもな . . . 本文を読む
[あらすじ] ピラミッドだのキリストの墓だので世界旅行が味わえる青森から
南下しながら、ストーンサークルを巡る。
秋田県の大湯環状列石で日が暮れた。
津軽街道に戻り、南下を続ける。
ここらの道も景色が良いはずだが、真っ暗になってしまった。
他に車もほとんど無く、快適に走れるのは良いが、つまらん。
朝になったら晴れて山が見えることを期待して、
岩手山の北側で寝ることにする。
が、残念ながらガス . . . 本文を読む
[あらすじ] ピラミッドもキリストの墓も古代文字も見られる青森旅行。
青森駅前で大量の液モノの荷物を積んだ我がエスクード君。
加速は利かないし、制動距離は長い。
かなりの重量に、ずいぶん運転し心地が変わった。
そこで予定変更。
高速道路にいきなり乗るのは怖いので、
一般道をしばらく行って、感覚をつかもう。
羽州街道を南下する。
岩木山は三つの峰を持ち、見る角度によって姿を変える。
津軽平野を . . . 本文を読む
カムアウトにまつわって、ここに個人史を書いたことがある。
私自身はずっとこんな私のはずなんだが、
ソレを呼ぶために名前を付けようとすると、
社会がどう捉えているかということに依ることになる。
具体的には、私は
「女性が恋愛対象で、身体的には女性だが性自認は男女どちらでもない」
ということだ。
ここに「性自認」という観点が無いと、
私は「レズビアン:女性同性愛者」ということになる。
これでは片手落 . . . 本文を読む