犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

都下

2016年05月31日 | イキモノタチ
秋川に行ってきた。 深大寺の自宅から2時間足らず。 何本かの支流が合流する地点だ。 5月の陽射しは強いが、風はさわやかで、 支流からの水は冷たく心地よい。 私の他には釣客が2組ほどいたりいなかったりするだけだ。 あたりには、どこからともなくカジカガエルの声が続いている。 銀に光る胴に茶色い羽で飛んでいるのは、ミヤマカワトンボだ。 流れの中の石をひっくり返すと、いろんな虫が付いている。 みなさん . . . 本文を読む
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毛の無い者

2016年05月30日 | イキモノタチ
[あらすじ] 青森県に3つあるうちひとつの毛無山の麓にはさびれた養魚場がある。 養魚場の奥から登山道が始まっているはずなので、 探しに歩いてみた。 しかし、いけすの周りはすっかり荒れていて、道は見付からない。 いけすの中にはでっかいタニシがゴロゴロといる。 あるいけすにはコイがいた。錦鯉だ。 しかし全部ではない。 そういえば、静岡の毛無山の麓も養魚場が多い。 水が清く多いので、ニジマスの産地 . . . 本文を読む
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毛無山巡り 青森篇

2016年05月29日 | 流民の窓
[あらすじ] 円形脱毛症になった。毛無山に行こう。 毛無山の毛無しとは、木無しがなまったものと言われる。 標高の高いところには、木は生えない。 山を登って行くと、高い木はいつしか消え、 ある高さからは低い潅木だけになって見通しが良くなり、 さらに登ると笹ばかりになり、 もっと高山では草や苔が少しあるばかりの岩場になる。 毛無山と名の付く山でも、頂上はさほどツルッ禿ではないこともある。 ある時期に . . . 本文を読む
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禿照

2016年05月28日 | 日々
富士は、見る角度によって形が異なる。 頂上が平たく見えたり、三つの峰があるように見えたり、 片方に肩があるように見えたり、もっと低いところに平たい出っぱりがあったり、 大きくえぐれた崩れが見えたり、残雪の形がMの字に見えたり。 富士山を描かせてみると、その人がいつもどこから見ているのかがわかる。 誰もが、自分の住む町からの富士が美しいのだ、と言う。 私は東京からの富士を愛でる。 富士宮の友達は富 . . . 本文を読む
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歯垢

2016年05月27日 | 日々
[あらすじ] 青森に行った。 近所の歯医者に通っている。 幼時に引っ越して来て以来、40年以上のお付き合いになる。 今では息子先生に診てもらっている。 大先生(おおせんせい。お父さんのほう)は手を使う治療や、 ちょいと神秘的なことにも興味を持っている。 だから私が鍼灸師になって気の話などすると、大喜びで話す。 時々、本を貸してくれる。 私も貸す。 お互い、しっかり読んで返す。 その歯医者の待 . . . 本文を読む
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現代人の読書

2016年05月26日 | 椰子の実の中
ひとに教わるのが苦手だ。 ある事を教わっても、なかなか腹の底に落ちない。 自分で実感しないと、知識が身にならない。 学生の時に、ある発見をして、先生に報告した。 喜んでもらえるかと思ったが、 「授業で言ったじゃないですか」と残念そうに返ってきた。 とっくに教わっていたが、体感していないので 記憶すらできていなかったのだ。 教わったら、ピンと来ない事については なぜそうなのか、ほんとにそうなのか . . . 本文を読む
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カーラジオの旅 後篇

2016年05月25日 | うつろい
[あらすじ] 長い車旅のお伴はカーラジオ。 5月1日 早朝、山に登る。 登山道の整備されていない山で、身の丈よりも高い笹や 腰の高さの潅木の細い枝が絡み合うところを、藪漕ぎだ。 なんとか頂上まで行き、迷わないように緊張しながら降る。 疲れてきた頃、ポツポツと雨が来た。 この上降られちゃたまらない。 しかし良い勘が働いて、車に戻れた。 エンジンをかけ、ラジオをつけると、キャット・スティーブンスの . . . 本文を読む
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カーラジオの旅 前編

2016年05月24日 | 流民の窓
車ではよくラジオを聞く。 長旅ならなおさらだ。 地元の局の放送は、葉書を方言で読むコーナーや、 季節のイベントの紹介などがあって、楽しい。 ※ 4月28日 夜、首都高の2ヶ所で事故渋滞という表示。 しかたないので、環八で北上する。 しばらくは混んでいる。 できるだけ荷物を軽くしようとして、ふだん使っている地図を 置いてきてしまった。 東京や埼玉の地図が無い。 記憶と勘を頼りに、浦和インターを . . . 本文を読む
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開拓的青森旅行 マリア清水篇

2016年05月23日 | 日々
行き当たりばったりの車旅。 地図を眺めていて、興味を引くものがあれば、寄ってみる。 十和田湖畔の店で、ヒメマスの漬け丼を食べた。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/652ca9d98b2e0ea199d9bfd66a34f294 先人が苦心して放流に成功し、その後も十和田湖の特産となっている。 厳しい気候と闘いながら、何年もかけて開拓していくその苦労譚には 胸を打 . . . 本文を読む
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雑草戦争 アカメガシワ篇

2016年05月22日 | うつろい
この時期、雑草との戦の火蓋が切って落とされる。 本気で、庭に火をかけたいくらいだ。 取っても取っても生えてくる。 「ひと雨ごとに緑が濃く」なんてのん気なこと言ってられない。 木の葉が繁ってきたな、と思って何気なく眺めている場合じゃない。 よく見ると、ヤブカラシのつるが絡んで余計に繁っていることも多い。 雑草とひとくくりにするのはいけないわ、 ひとつひとつの植物に名前はあるのよ。 なんてことも言っ . . . 本文を読む
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時空旅行的青森 法螺篇

2016年05月21日 | 流民の窓
[あらすじ] 毎月1日は法螺話を書いている。4月だけじゃ足りないぜ。 http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/b7e6bc549b327a05a7a096501f5f28ce ホタテの刺身に舌鼓を打ち、三内丸山の規模や数々の出土品に驚き、 環状列石の天文学に驚き、ピラミッドの不思議、キリストの墓は何か違うもの、 遮光器土偶は一体何者、文字を刻んだ石のある山に登る、 . . . 本文を読む
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石狩挽歌

2016年05月20日 | 自画自賛
英語の歌を日本語詞にして歌ってみたり、 讃美歌や童謡をファンキーにアレンジしてウクレレで歌ってみたり、 アニメの主題歌をトロンボーンで吹き語りしてみたりしている。 https://www.youtube.com/user/43susan43/videos?view=0&shelf_id=0&sort=dd 日本の秀歌もいろいろやってみたいと思うが、 よほどの工夫も思い付かない限りは録画するでもな . . . 本文を読む
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時間旅行的岩手福島 ストーンサークル篇

2016年05月19日 | 流民の窓
[あらすじ] ピラミッドだのキリストの墓だので世界旅行が味わえる青森から 南下しながら、ストーンサークルを巡る。 秋田県の大湯環状列石で日が暮れた。 津軽街道に戻り、南下を続ける。 ここらの道も景色が良いはずだが、真っ暗になってしまった。 他に車もほとんど無く、快適に走れるのは良いが、つまらん。 朝になったら晴れて山が見えることを期待して、 岩手山の北側で寝ることにする。 が、残念ながらガス . . . 本文を読む
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時間旅行的秋田 ストーンサークル篇

2016年05月18日 | 流民の窓
[あらすじ] ピラミッドもキリストの墓も古代文字も見られる青森旅行。 青森駅前で大量の液モノの荷物を積んだ我がエスクード君。 加速は利かないし、制動距離は長い。 かなりの重量に、ずいぶん運転し心地が変わった。 そこで予定変更。 高速道路にいきなり乗るのは怖いので、 一般道をしばらく行って、感覚をつかもう。 羽州街道を南下する。 岩木山は三つの峰を持ち、見る角度によって姿を変える。 津軽平野を . . . 本文を読む
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アンチホモフォビアデー

2016年05月17日 | LGB&T
カムアウトにまつわって、ここに個人史を書いたことがある。 私自身はずっとこんな私のはずなんだが、 ソレを呼ぶために名前を付けようとすると、 社会がどう捉えているかということに依ることになる。 具体的には、私は 「女性が恋愛対象で、身体的には女性だが性自認は男女どちらでもない」 ということだ。 ここに「性自認」という観点が無いと、 私は「レズビアン:女性同性愛者」ということになる。 これでは片手落 . . . 本文を読む
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