本を読む喜びを思い出させてくれる本。この小説の何がいいって、本を読むってなんて楽しいんだ!っていう喜びが溢れんばかりに伝わってくるところだ。この小説の主人公とは対照的に、私は子どもの頃からよく本を読んだ。だから、本を読む喜びを忘れながら読んでいたかもしれない。※二十代の頃は、音楽活動を盛んにやっていた。時間と体力つまり生活を注いでいた。読書に回す体力と時間を失くしていた。加えて、あれこれで疲れて鬱 . . . 本文を読む
ミステリー小説を読むことは、まったくの暇つぶしだと思っている。
ちょっと目が悪くなって、本を読むことが億劫になってきている。
そういう時に、お楽しみとしてそういう軽い小説を読むことで、
本を読む楽しさを再認識する。
そうすることによって、お堅い本を読む勢いを付けたりしている。
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そんな中で、前回書いたように『スイート・マイホーム』を読んだら
「衝撃のラストシーン」で後味が悪くて悪くて気分が . . . 本文を読む
怖い映画が苦手だ。
たいして怖くない話でも、私は怖がる。
映像化していることも怖いし、
音の効果も怖いし、
音楽だとか、カメラの切り替え方とか、特殊メイクとか
まるごと怖い。
だから、観ない。観ないよ怖い映画は。
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それでも、読めば面白い場合も有る。
映画で貞子が大流行りした時も、
とにかく観なかった。
何年も後になって、『リング』を読んだ。
面白い!
続けて、『らせん』『ループ』と三 . . . 本文を読む
久しぶりに漫画を読もう。
いまどきはインターネットで試し読みができるぞ。
そう考えて、あるサイトに無料登録して、
『子供を殺してくださいという親』を数話読み、
気分がズーンと沈む。
ここいらでちょっと楽しみたい、と思う。
そういえば、友人Mが『東京リベンジャーズ』が面白いと言っていた。
普段ちっとも漫画を読まない人が言うのだから、ホントだろう。
「ただのツッパリの喧嘩じゃなくて、
タイムリー . . . 本文を読む
先月亡くなった上岡龍太郎氏は、
「テレビで面白いのは、素人が芸をやるか、玄人が私生活を見せるか、2つに1つだ」
ということを言っていたそうだ。
そういう中で、自分は玄人として芸を見せるしかないので、
テレビには向かない、と考えていた、ということだろう。
テレビはリアルを見せる場所だから、
へたくそな素人芸で失敗してもそれが面白く、
玄人の芸ではなく私生活が求められる。
「素人が芸をやるか、玄 . . . 本文を読む
[あらすじ] 亡父と老母の蔵書を処分する作業が続いているよ。
辞書は、引きたい時にサッと使えるのが良い。
だから、箱なんかに入れていてはいけない。
というのは良いと思う。
今回、何千冊と在る蔵書を整理していて困ったのは、
全集ものの欠巻が有ることだ。
これは、古書として売るにも価値が下がる。
中身が無いわけではない。
箱の中に無いだけで、この家のどこかには在るのだ。
だが、あっちも本、こ . . . 本文を読む
芸人が自分の仕事に関する考えを語る番組が好きだ。
「あちこちオードリー」と「やすとものいたって真剣です」は
毎週、楽しみに観ている。
テレビに出演する芸人という、
テレビに関わらない人から見たら特殊な生き方に見えるところでも、
やはり’信念’のようなものについて話すとき、人は共通の魅力を放つ。
だから、芸談というのは芸人に限らず、
広く世間の人にも共感の得られるものになるのだろう。
※
「 . . . 本文を読む
先日ここに書いたように、
私は今期テレビドラマ『ブラッシュアップライフ』を楽しみに観ていた。
あーあ。終わっちゃった。
1989年生まれの、仲良し女子四人組のうちの近藤麻美が主人公である。
あさみは30代で交通事故に遭って死んでしまう。
しかし、生まれ変わるのをやめて生まれ直し、人生2周目をやり直す。
よくあるタイムリープものでしょー、と思って観ていると、
脚本の面白さに惹き込まれる。
第1話 . . . 本文を読む
昨日ここでテレビドラマ『ブラッシュアップライフ』について書いた。
書いた以上、とっとと観なきゃね、と
観た。
第7話である。
第6話の最後に、とっときの俳優・水川あさみが表に出てくる。
おそらく、ここからストーリーも大詰めに入るのだ。
そうだった。
第7話は水川あさみ演じる宇野真理ちゃんの独白が主な内容になる。
実は…、実は~、実は―、の連続である。
主人公の近藤も視聴者も知らなかった事が . . . 本文を読む
しばらくテレビドラマを観ていなかったが、
この『ブラッシュアップライフ』は楽しみにしていた。
のに、見そびれていた。
気付いたら、もう第6話だった。
ゲゲッ。
見逃し配信サイトTVerに急ぐと、
1,2,3話と最新の6話が配信されていた。
はい。4,5話は見そびれた。
6週も見逃がしていて「楽しみにしていた」とは聞いて呆れる。
※
観た。
第1話を観て、たまげた。
市役所勤めの主人公の日常 . . . 本文を読む
[あらまし] 2万は有った蔵書の処分を進めている。
イマドキは、宅配買取というスタイルが一般的になっている。
段ボール箱に物を詰めて、集荷に来てもらい、
運送業者が古物商の所へ運ぶ。
第一段階は、専門の学術書に詳しい古書店に家に来てもらった。
第二段階として、今、宅配買取を進行中だ。
※
書架の写真を撮って、それを見て買取の可不可を決めてもらった。
写真は全部で80枚を超えた。
買取可能 . . . 本文を読む
40*30*30cmの箱だ、と古書店の連絡にあった。
ほんとかいな。と思ったら、ほんとじゃなかった。
正確には、内寸26.7*37.4*28cmだった。
つまり、B4サイズで深さ28cmの段ボール箱というわけだ。
書架から取り出した本を判型で分類して、
この段ボール箱に片っぱしから詰め込んでいく。
B5版の学会誌や教科書は当然すっきりと収まる。
その他の判型の本を組み合わせて詰め込む。
パズル . . . 本文を読む
[あらまし] 蔵書の整理をしている。
地下室に何千冊かよくわからん数の本がある。
「宅配買取」という形をとっている業者に依頼することにした。
人がドヤドヤと家にやって来ることが無いというのは、いい。
段ボール箱に本を詰めて送って、査定してもらう。
ただ、我が家の場合、数が多い。
査定してみたら買取できないものばかりでした、
ということになったら、手間も何もかも惜しい。
本棚の写真を撮って . . . 本文を読む
[あらまし] 大量の蔵書を処分する。
古書店に買取してもらえたら嬉しい。
お金になるということより、
本は読んでくれる人の手に渡ってこそ
本として存在できるのだと思うからだ。
「今、こういう本を古書店に買いに来る人っていうのが減ってしまっているんですよ。」
そうでしょうねえ。
私自身もそうだもの。
ネットショップなら、検索をかければ、どんな稀覯本だって
在庫の有無が即座に確認できる。
入荷し . . . 本文を読む
[あらすじ] 亡父と老母の蔵書を処分する作業が続く。
私の本も含めたら、家じゅうで2万冊くらい有っただろうか。
数よくわからない。
1、2、3、いっぱい。
パーはいっぱいのパー。
地下室が書庫になっている。
おすすめしないよ。
湿気が溜まって、本がカビてしまう惧れが有る。
よほど除湿と換気を良くしないと、台無しになる。
※
亡父の本は古いものが多い。
アメリカ文学の作品が多い。
ペンギンブ . . . 本文を読む