[あらすじ] 老母84歳。
四人姉妹の末っ子甘えん坊。弱虫毛虫、はさんで捨てろ!とからかわれて育った。
若い頃から手足の冷えと角質化があったが、放置したため、
年々悪化した。
皮膚科の先生に往診してもらい、足の裏の厚い角質を
爪切り鋏のような道具で切る。
ヒーヒー叫んで痛がる。
あまりに痛かったのだろう、思わず
「痛みがわからなくなればいいのに!」
と言った。
あーあ。本当に?
本当に痛みが . . . 本文を読む
老母84ちゃい。
四人姉妹の末っ子で、かわいがられて育ってきた。
絵に描いたような末っ子甘えん坊の弱虫である。
二番目の姉さんが気の強い人だったので、よく
「泣き虫、毛虫、はさんで捨てろ」
といじめられたと言う。
穏やかな人だと思われているが、それはソトヅラであり、
耐えられる線が低いので、ちょくちょくヒステリックな声をあげる。
痛いこと、怖いこと、つらいこと、課題や困難にあうと、悲鳴をあげる。 . . . 本文を読む
思えば12年前のちょうど今頃、
仔犬たちはそれぞれの里親のところへ引き取られて行った。
それまでは、7匹の仔犬と母犬が我が家にいた。
毎日てんやわんやだった。
7匹がそれぞれ一日に6~7回うんちをする。
玄関とその続きの2~3畳のスペースに、
シーツを敷き詰めて自由にさせていた。
一日に40個あまりのうんちを拾って片付ける。
昼も夜もない。
犬の習性から、一応決まった場所に排便するのだが、
数 . . . 本文を読む
雄犬ジーロ12歳。
人間で言ったら後期高齢というところだが、
人間の後期高齢もそうであるように、まだまだ元気である。
雨上がりに散歩に出ると、駆け出したくて思わず足取りが跳ねる。
ひょこひょこと尻が上下する。
年取った犬も思わずスキップするもんだな。
深大寺は散歩にうってつけの環境だ。
ちょっと行けば植木畑があり、空き地もあり、広場もある。
土日のドッグランは遠方からの客で賑わう。
だいたい . . . 本文を読む
[あらすじ] 筋肉のこりやヘルニアや脊柱管狭窄は、
腰で起きている物理的な状態であって、これを取り除くことで一旦痛みが収まることもあるが、
根本原因は心の奥にある。
心の奥の問題を直視したくないので、当座の問題として痛みを引き起こしている。
これが脳の作戦だ。
だまされないぞ、と繰り返し唱えていると、痛みは消えてゆく。
再発しても、あ、いかんいかんだまされないぞ、と思い出すとまた痛みは消える。
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[あらすじ] こりと痛みや、動きと痛みは分けて意識しよう。
つらいのは、痛みなんだ。
痛みの原因の多くは、こりや動きではなく、
心の底の問題から目をそらさせる脳の作戦で、
それを知ることによって痛みは消える。
メンタルの問題、と言うと、
かなりヤバい状況だ、あっちの世界、自力でどうにもならない、
というふうに思う人が多いようだ。
「メンヘラ」という言葉には差別意識が盛り込まれている。
"フツウ . . . 本文を読む
[あらすじ] 痛みは、肩や腰のこりそのものから起きているわけではない。
こってはいてもつらくない、という状況があるのがその証拠だ。
こりが痛みの原因なら、固けりゃ痛いはずだ。
サーノは整形外科医として多くの症例を診る中で
その事に取り組み、仮説を立てた。
心の深いところにあるものから目をそらすために、
脳が、身体に痛みを引き起こしている。
この脳の作戦を知ることで、だまされなくなり、
痛みは消 . . . 本文を読む
[あらすじ] こりと痛みは別のものだ。
昨日は、痛みの原因は必ずしも痛みというわけではない、ということを言った。
こっていれば必ず痛いわけではない。
こっているだけなら意外と気付かない。
「肩こりでつらい」と言うけれど、それはこっているからつらいのではなく、
痛いからつらいのだ。
そして、こりは痛みの原因の主ではない。
肩こり、腰痛、緊張性頭痛といった、筋肉のこりというわりに物理的なことが
原 . . . 本文を読む
肩がこってつらい。と言う。そんなはずはない。以前ここで『サーノ博士のヒーリング・バックペイン: 腰痛・肩こりの原因と治療 』と『心はなぜ腰痛を選ぶのか―サーノ博士の心身症治療プログラム』をご紹介した。http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/810389095006c7ae3692010076baf0dd腰痛や肩こりや頭痛をはじめ、さまざまな病は、心の奥深くに抱える問題から . . . 本文を読む
老母84歳、ついに選挙に行くのをおサボりした。
「私の主義には反するのだけれど」と
語調はしっかりしているが、気分は乗らない様子。
まあ、気分の乗る選挙はなかなか無いのだが…。
投票所に車で連れて行って、停めさせてもらっていた。
入り口の駐車スペースから、投票所の体育館は少し歩く。
熱は無いがハナ垂れ風邪気味である。
事前投票の期間も体調ままならず、行けずじまいとなってしまった。
※
気乗り . . . 本文を読む
近所のスーパーで、キャベツが安かった。
大きな一玉を買った。
やわらかいのが手触りでわかる。
新鮮なうちに食べきるのが良かろうが、
年寄りと私一人ではそんなにモリモリ食べない。
半分にぶった切って、いつも何かと世話になる友人Mに分けることにする。
届ける前に、手渡しできるかメールしてみる。
―今ご在宅?
「外出中です。2時間ほどで戻るので、置いといてください。」
Mが外出していて2時間くらいで . . . 本文を読む
日本人は時候の挨拶をして、季節感に敏感、という。
和歌から始まり、俳句では季語を軸として表現を作る。
高橋睦郎の『自分自身のための俳句入門』を読んでいる。
すると、この「四季」という概念も中国から
ほかの学問などと一緒に輸入されたものだ、と言っている。
そもそも日本の穏やかな季節の移り変わりでは、四季というほど
はっきりとは感じていなかった、
大陸の激しい四季の感覚というものを、暦や節気ととも . . . 本文を読む
「最寄のバス停の前にコンビニができるらしいよ」
と、ご近所幼なじみからメールが来た。
ずいぶん便利になる。
「フー××学園前店というらしい。スタッフ募集広告が出ていた。」
という。
フー?
何?どこ?
っていうか誰?
聞いたことの無いコンビニ名だ。
※
今、一番近いコンビニは家から600mのところにある。
それは2つ隣のバス停の向こうだ。
逆の隣のバス停の先にあるコンビニだと700mある。 . . . 本文を読む
オービスで捕まった。
ツイてねえや。
宝くじで当たるのと同じくらいの確率だろ。
などと言うのを聞いた。
おやおやラッキーボーイ。
家にいたら当たりの宝くじが郵便受けに入っているとか、
駐車場に停めていたらオービスに撮られるとかなら、
相当な運不運だと思う。
宝くじだって、買わなきゃ当たらない。
オービスだって、スピード違反していなければ掛からない。
だいじょうぶ、あんたはツイてないわけ . . . 本文を読む
[あらすじ] 書を独習し始めた。
し始めた。なんて言っておりますがね、
遂に一年経ちました。
最初に墨をおろし筆を持って、「一」なんて書いたのが、
去年の10月11日だった。
そして、11月に入って、鍾繇の宣示表や石門頌や泰山刻石から
臨書を始めた。
※
虞世南(ぐ せいなん 558-638)の書いたとはっきりしているものは、
これくらいしか無いらしい。
碑は唐の太宗皇帝の貞観の初め、629 . . . 本文を読む