「あの人に〇〇する資格なんか無い」といった物言いは、
自分の規範を当てはめて他者を見ているのでよろしくない。
ということを昨日書いた。
これは、言い換えれば良いというようなことではなく、
こういう言葉が出てくる元の考え方がおかしいのだ、
ということを言っている。
※
「ばかしね」
だったら、
「うひー、話が通じない、生まれ変わってくれ」
とかいう言い換えができる。
こういった言い換えは今度 . . . 本文を読む
カテゴリー「the 禁句s 」では、
こんな言葉遣いはしないほうが良かろう
ということを書いている。
だから、毎度々々タイトルにイヤーなセリフを掲げている。
それもどうなんだろうと思う。
今日の言葉など、私は自分で遣っていないと思う。
だから、禁句というわけでもない。
禁じるも何も、遣っていませんから。というところだ。
なぜ遣っていないかと言えば、
ロクな言葉ではないと思っているからだ。
し . . . 本文を読む
そういう言葉は使わないようにしているシリーズ ' the 禁句s'。
禁じるというと言葉が強いけれど、言わないに越したこたあない、というくらい。
使う癖のある言葉だったら、使ってしまったら「しまった」と思うようにする。
そうしているうちに、使わなくなる。
使わなくなると、自分の辞書からその言葉が消えてゆく。
そうなると、もう使わなくなる。
禁じる必要も無くなる。
そういうものに、私はなる。
「 . . . 本文を読む
小学生の頃、同級生に言ってしまった一言や、
数年前、SNSでコメントしてしまった一言を
忘れられないでいる。
相手が誰かはっきり憶えていて、
何を言ったかもきっちり記憶しているのなら、
謝ればいいのかもしれない。
かれど、なかなか謝れない。
謝ってスッキリするなんて、ズルいような気がする。
「謝って済むんなら警察は要らないんじゃコラ」
と、心の中で誰かが凄んでくる。
※
子供の頃からわりに . . . 本文を読む
あるSNSで見た投稿とそのコメントの概略。
投稿者は女性。
電車の中でハングルで書かれた本を広げて読めない。
どうやら以前、暴言や暴行に遭った経験が有るらしく、
怖いのだ。
何語の本でも堂々と読めるのが、本当に治安の良い社会ではないか、
と投稿者は問いかける。
※
この投稿に対してのコメントに、唖然とするものが多かった。
まあ、日本のインターネットで匿名や仮名のコメントなんて、
それこそ気に . . . 本文を読む
リハビリに取り組まない母に、鍼の先生は根気強く、
動き方の指導をしてくれる。
椅子からの立ち上がりの動作、寝返りの動作など。
パーキンソン病は、動作に関わる無意識の動きがスムーズにできなくなる。
今まで無意識でやっていたことを、意識的にする必要がある。
何年も、同じ点について指導している。
そのせいか、言葉に苛立ちも見える。
「練習しないとできるようにならないです。」
※
「今まで無意識で . . . 本文を読む
[あらすじ] ひとに向かって「死ね」と言う人を好きになった人が
さほど冷たくない風に吹かれて「死ぬ」と言った。
昨日、東京で木枯らしが吹いた。
昨年より16日も遅いということだ。
木枯らしはやはり、今までの風とはひと味違う。
身がぴりりと引き締まる。
かの人はよほど今頃「死ぬ」と叫んでいるだろうか。
おだいじに。
「死ね」と言っても無意味、「今すぐ死ね」「早く死ね」なら呪いになる、
「いっぺん . . . 本文を読む
[あらすじ] 「死ね」などと平気でひとに言う男を好きになった二十代女子。
私の家から自転車で15分足らずのところに住んでいる。
家に帰ろうと、戸を開けると外は風が強かった。
「死ぬ! こんな風の中、自転車マジ死ぬ。」
ブリザードじゃないんだから。死なないよ。
探検家の遺族が聞いたら怒るよ。
「死ぬ」という言葉の持つ意味が、彼女と私とではまるで違うのだろう。
思わず、「いっぺん死んでみたらいい . . . 本文を読む
二十代の友人の一人が、ある男性を好きになった。
「でも彼は性格悪いんです。」と言う。
話を聞いてみると、わりと当たり前に「死ね」「ブス」「ばか」といった
罵倒の言葉を口に出すのだそうだ。
その場にいた他のやはり二十代の女性が言う。
「ひとに『死ね』とか言っちゃいけないって、小学生くらいの時に
親から教わることだと思う。」
まったくだ。
「ばーか」
「ひとに『ばか』って言う人がばかなんですーう。 . . . 本文を読む
[あらすじ] 「心配よ」なんて呪いの言葉にしかならない、
「うるさい」にはワケがある、「当たり前」と思ってるのは自分だけ。
何気なく使う自分勝手な言い回しを捨てて身軽にいきたい。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/c/c8648c531fd858f1f555c70aa084535c
「あんたに言われたくない」と言う理由はなんだろう。
あんたは私と同類だから。
あん . . . 本文を読む
一昨日の「決め付ける」、昨日の「決まってる」に引き続き、
今日の言葉も、人はそれぞれ感じ方も考え方も判断も異なるということを
忘れた時に遣う言葉だ。
自分にとっての「当たり前」と、ひとにとっての「当たり前」は、
ずいぶん異なる。
ひとりひとりの経験や、生まれ育った環境、今の立場、考え方の指向、
あらゆるものが、そのひとを形作る。
「そんなの常識でしょ」と言ったところで、今いる生活環境から
一歩出 . . . 本文を読む
言葉は、その人のものごとの捉え方や考え方を表す。
考え方の癖は言葉選びを決め、言葉遣いは習慣になる。
習い性となる、と言うように、いつか習慣は性質となる。
言葉遣いはその人の性質を表すようになってくる。
そう考えて、自分の言葉選びを振り返る。
立ち止まらず、振り返りながら進んでいるので、
いささか前方不注意ではあるが。
「決まってる!」
と言うのを聞くことがある。おや?と思う。
遣っている . . . 本文を読む
ヨノナカ騒々しい。交通マナーについて書いている場合ではない。
外堀から埋めることにする。
ひとの言葉遣いは、その人の物の捉え方や行動の選び方を自ずと表す。
「悩む」という言葉をよく使う人は実際に悩みが多いかもしれない。
悩まない人は「悩む」という言葉を忘れて過ごしているかもしれない。
疲れたと感じるから「疲れたー」と言う。
そして、疲れを感じて「疲れた」と言ったことがあるから、
ひとに「お疲れさ . . . 本文を読む
言っちゃあいけねえ言葉があるよ。
少なくとも、言わないようにはしているんだよ。
それでも口を突いて出ちまう時があるんだ。
そんな時はイヤ~な気分になるね、たぶん相手も、そして自分も。
口に出した言葉のせいで、イヤ~な雰囲気になった時には、
こいつはいけない、これはもうやらんようにおぼえとこう。と思う。
思っても、うっかりすると出てきちまう。
それでも、思わないより思ったほうがまだマシだ。
それ . . . 本文を読む
[あらすじ] ザ・キンクスの「ユーリアリーガットミー」を「折り紙」と歌ったよ。
でも駄洒落脳にはザ禁句スとしか思えないんだ。
いくつかの禁句を持っているのだが、その中でもずいぶん以前から
使っていないのが、「心配」という言葉だ。
心配している時に、心配している内容の事は、起きていない。
直面していないことで困っているのが、心配だ。
ちょっとおかしい。
さらに言えば、本当にそのような事態にな . . . 本文を読む