昨日に続いて、サンスクリット独習の助けになるアレコレをご紹介する。●パーニニ文法そもそも「文法学」というものは、サンスクリットの分析から始まったのだ。サンスクリット文法学が基になって、後々の各言語の文法学が発展したのだ。しかも、パーニニという人が経典にまとめているという。それが紀元前4世紀頃だというのだ。という言説に触れて、興味が募る。そういう私のようなおっちょこちょいサンスクリット初心者は、けっ . . . 本文を読む
サンスクリットを独習し始めたのが、えーと、2016年の秋頃だから、何、7年半前か。その後、こりゃあ手に負えねえと思って、検索しまくり、東大仏教青年会の講座を見付けて、隔週の初級講座に通った。その上には上級講座が有ったが、上級講座は上級過ぎて、とても付いて行けなかった。困った。初級文法を終えたくらいで読めるようなテキストを探して、読んでみたりした。文法書の尻に付録していたり、解説や語彙集が付いている . . . 本文を読む
6、7年前から、サンスクリットを勉強している。
なんで?と聞かれることが多い。
なんでだっけ。
始める時には理由が有ったと思う。
始めてからは、続けることに意味が出てきたり、
面白さや新しい学びそのものの楽しさが理由になってきたりする。
で、なんでだったっけ。
マントラというものが有る。
日本にも、真言とか陀羅尼とかいう形で伝わっている。
中国経由で伝わっているので、漢字で書いたりする。
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サンスクリットを学び始めて、6、7年経つ。独習で始めたが、こりゃ自分にゃ無理だと感じて、講座を探した。すると、チャンティングの講座がいくつも見付かった。ヒンドゥー教の神様のマントラだとかありがたい詩節だとかを唱えることをチャンティングと言う。ヨーガのブームに乗って、おそらくアメリカ経由で入ってきたのだろう、と思う。ヨーガ教室で開かれていることが多く、お値段も高い。ケッ。私のお嫌いな世界である。金と . . . 本文を読む
「古典サンスクリットが独習できる!」と、帯に書いてある。これは本当で、この本は古典サンスクリット独習者の最大の味方だと思う。サンスクリットは、文を構成する各々の語の、性・数・格を分析することが一番の要である。この本は、文中の全ての語の性・数・格が書いてあるのだ。助かるぅぅぅ。※サンスクリットは基本的に口伝えの言語だ。長く文字を持っていなかったほどだ。暗誦しやすいように、韻律が発達している。学問的な . . . 本文を読む
[あらまし] 数年前にサンスクリットを学習し始め、ひととおり文法を見た後、宮廷詩人カーリダーサの『雲の使者』を読もうとして挫折した。しかし今年は、まさにその作品をオンライン講座で読むことができている。先生がいるって、楽。サンスクリットのタイトルを、मेघदूत(メーガドゥータ)という。英訳は、'The cloud messenger'。主人公の夜叉は、仕事をサボったせいで、一年間、インド中部に飛ば . . . 本文を読む
[あらすじ] インターネット上で引けるサンスクリット辞典を使って学習しているよ。主にモニエル=ウィリアムズを使うことが多い。モニエルさんとウィリアムズさんの共同編纂かと思っていたが、モニエル=ウィリアムズという苗字なのだと知った。フルネームはモニエル・モニエル=ウィリアムズだとさ。サンスクリット辞典があれこれ引ける、ケルン大学のサイトを見る。https://www.sanskrit-lexicon . . . 本文を読む
[あらまし] 数年前、サンスクリットの初級文法を終えて、最初に5世紀頃の宮廷詩人カーリダーサの詩『雲の使者』を読もうとして、挫折した。今年、東大仏教青年会のサンスクリット上級講座で、講読する機会を得ている。ある夜叉が、仕事をサボッた罰として、首領のクベーラにより一年間、遠く南の地に飛ばされる。そこで半年ほど過ごした頃、北の果てヒマラヤのカイラーサ山に残した妻に、自分の無事を伝えてくれるよう、雲に依 . . . 本文を読む
[あらまあ] またやっちまった。
「後でアップロードしよう」と思って、ビールを飲み始めて、
あっさり忘れて寝てしまった。
おはようございます。
[あらまし] 5年あまり前から、サンスクリットを勉強し始めた。
しかし独習ではどうにもならない部分が有り、探し求めた結果、
東大仏教青年会というところで講座が催されているのを見付けた。
初級講座を受講した。
その後、コロナの世になり、オンライン講座が始 . . . 本文を読む
[あらまし] 2016年からサンスクリットを勉強している。最初は独習していたが、すぐに無茶だと判断し、講座を探し回ったところ、東大仏教青年会の開いている講座が見付かった。カルチャースクールにもちらほらとサンスクリット講座は有ったが、そもそもカルチャースクールなんて金と時間の余っているジジババが対象な(偏見)ので、受講料が私のお財布事情に合わない。巷のヨガ教室が、チャンティングを目的とするサンスクリ . . . 本文を読む
インド人は数でまとめるのが好きだ。
それはあちこちの文化によく見られることではある。
中国も五や六でまとめる。
インド人はとみに多い気がする。
仏教でも、四苦と言ったり五葷と言ったり三密と言ったり
数でまとめるが、ありゃインドのクセである。
※
飼い犬ウーゴくん去勢オス5歳。
保護団体から引き取って一年ちょっと経つ。
今では自動車を怖がることも無くなり、
近所の道や人にも慣れ、
自転車にも . . . 本文を読む
[あらまし] 5年くらい前からサンスクリットを独習し始め、
今は東大仏教青年会のオンライン講座で中級を受講している。
初級は一年間で、教科書に載っている文法をザーッと見る。
精一杯の一年間が過ぎ去る。
しかしそれで文法が全部分かるようなサンスクリットじゃない。
なんせ、世界の文法学の初めがサンスクリットの文法だったという。
言葉の法則を観察して法則をまとめる、ということを
初めてやったのがサン . . . 本文を読む
サンスクリットを勉強し始めて、5年くらい経つんだったか。
最初の半年は全くの独習だった。
テキストを買ってきて、デーヴァナーガリー文字をおぼえることから始めた。
サンスクリットはインド=ヨーロッパ語族の古典語である。
名詞に男性中性女性が有ったり、格変化したり、動詞も人称や数で語尾変化したりする。
18,19歳の頃にドイツ語をちょっと学んだことで、
ちょっと慣れていて良かったと今さら思う。
仏 . . . 本文を読む
カーリダーサって、高校世界史で出てきた気がする。『シャクンタラー妃』とセットで憶えたのではなかったか。ただ人名と作品名を頭に叩き込んだだけだった。いや、なんとかいう王様のお抱えだったってなことでその王の名や王朝の名前も暗記したのだったか。※強い王がいてしばらく戦が無いとか戦をしては勝って他の国を制圧するから金も入るし文化も入るとかそんなこんなの理由で文化が栄える。宮廷で楽しまれる文芸だったようだ。 . . . 本文を読む
[あらまし] 5年くらい前から、サンスクリットを独習し始めた。
いや独習はかなり困難な道だと分かって、探し回ったら
東京大学仏教青年会の色々な講座の中に、サンスクリット初級が有った。
そして昨年からは中級が開講、しかもオンラインなので
自宅にいながらにして優れた先生の講義が聴ける。いい時代だ。
以前、初級の他には上級の講座しか無かった。
初級が終わる頃に、上級の講座を試しに一日だけ見学してみた . . . 本文を読む