毎年ほめている気がするが、私はやっぱり
巣鴨とげぬき地蔵での盆踊りが、好きだな。
境内はそう広いわけではない。
地元の人もしっかり人数がいらっしゃる。
その上に、よそからも踊り手が集まって来る。
たいへん混むのだけれど、踊りが整っているので、
混雑した感じがしない。
毎年ほめている気がするが、
地元の踊りの会の方々が、達者だ。
というのも、坂東流の先生がしっかり指導してらっしゃるからだ。
子ど . . . 本文を読む
昨日29日の朝日新聞天声人語の欄で、カイゼル髭について触れていた。
第一次世界大戦勃発の日にちなんだのだ。
当時の将軍や各国首脳が揃ってカイゼル髭をたくわえていたという。
ただ、国際平和を唱えた米大統領ウイルソンはその髭が無かった、
という話だ。
私の祖父は、第二次世界大戦の時、陸軍の参謀であった。
悪名高いインパール作戦をすすめた、とされている人物だ。
しかし実はやめたほうが良いと考えていた . . . 本文を読む
島唄とは、そもそも、奄美の唄のことだ。
有名なヒット曲のせいか、それともその前からか、
沖縄の唄のことを指すように思われている。
いや、沖縄と奄美の違いも、区別されていないようにすら思う。
奄美から全国にその独特な歌唱法で踊り出たのは
元ちとせさんだ。
彼女を紹介するテレビ番組で、何度か「沖縄県奄美大島」と
言うのを聞いたことがある。
本土の人間にとって、島とはそんな意識なんだ、と思う。
奄 . . . 本文を読む
地元深大寺の辺りでも、我が家のある隣組は、古い。
もともと住んでいる農家さんが多い。
そんな中、お隣はウチよりは古いとは言え、
よそから移り住んで来たくちだ。
しかし、酒屋を営んでいることもあり、付き合いは広い。
そしてもちろん、ウチとも親しくしてくれる。
たまに、おかずを持ってきてくれる。
昨日は、カレー。
おばちゃんは、カレーを受け取った私の腕を
ぽん
と叩きながら、
こう言っちゃなんだ . . . 本文を読む
夜になっても室温が下がらない。
深大寺の我が家は風通しが良いが、そもそもの風が無い。
窓も扉も玄関も開け放ち。
太鼓の音が聞こえてくる。
町内会の盆踊りだ。
太鼓の音を聞いて、『火の国太鼓』だと分かったので、
家を駆け出す。
そうすりゃ曲の半分くらいは踊れる近さだ。
子どもらは屋台か太鼓。
大人は屋台の仕事か太鼓の世話。
踊っているのはバアちゃんたちと青年会が少し。
家の中にいるよりも、踊 . . . 本文を読む
夕刻。
部屋を風が吹き抜け、涼を運ぶ。
なかなかの気持ち良さだ。
と、温度計に目をやると、
32℃
だという。
32℃で涼もクソもあったもんか。
暑いんだよ。
風がちょっと吹いたくらいでごまかされてたまるか。
暑いんだ。
こう暑くっちゃ、冷たくて甘いもんなんぞがお口に入れたくなるってもんだ。
ダイエット継続中、身体を作り上げたい者にとって、
葛藤の増える日々だ。
そこへ、沖縄から届いた物が . . . 本文を読む
今日は我が飼い犬の誕生日である。
9歳。
ある町の、土建会社に半野良の状態で飼われていた雌犬が
産んだ、7匹のうちの2匹。
事務所には建材の置場の2階に宿泊施設もあるような場所で、
おっちゃんたちにかわいがられていたようだ。
がしかし、仔犬のうちはそんなだが、
「大きくなってきたら川に流しゃいい」などと言う調子だったので、
ボランティア団体が慌てて親仔8匹を引き取ることにした。
そして、「仔 . . . 本文を読む
7年前に、生活をがらりと変えた。
それまで、月の前半は朝から昼過ぎまで軽労働(水道のメータ検針)をし、
夕方は近所の学校でオーケストラの指導。
あれば夜はバンドの練習で、午前1時くらいに帰って、
朝はまた7時から仕事…。
という毎日だった。
そんな生活だったのが、思い立って、鍼灸の学校に通うことにした。
同時に、二人の娘のある人と付き合いはじめた。
家庭を持つことと、手に職を付けることは、密接 . . . 本文を読む
毎年、深大寺の盆踊りのポスターは
一枚一枚違うキャラクター。
非常に達者な手描き。
去年は承太郎のがすごく欲しかったんだが、
今年はこの、ブチャラティのが欲しいね~。
『ジョジョの奇妙な冒険』は、第一部は
グロテスクが強くって私は読むのがしんどい。
しかし、コミックス47~63巻にあたる第五部にもなると、
作者の筆もこなれて、魅力的だ。
いや、最初から読み進むうちに、独特の絵柄や物語世界に
. . . 本文を読む
踊り始めて6年目。
今年はあんまり踊りに出ていない。
体力温存。
そんな中、地元深大寺のほおずき市に際して、
西馬内(にしもない)盆踊りが見られるというので、行ってきた。
行くって言ったって、歩いて10分だもんね。
秋田県のどこらへんだかも私は知らないが、
そこの盆踊りは有名だ。
黒い頭巾を深く被り、女性は大きな編み笠を被り、
誰が誰だかわからないようにして、踊る。
それは、自分というものを消 . . . 本文を読む
命令形である。
蚊取り線香って名乗ってんのなら、せいぜい仕事してほしいもんである。
湿気に負けて、グダッと地に堕ちて、鎮火しとるバヤイじゃない。
黙ってモクモクと燻し続けてくれよ。
頼むよ。
痒くって眠れないよ。 . . . 本文を読む
[あらすじ] 性自認が生まれつきの女性ではなく、かと言って
男性になりたいわけでもない、曖昧な性の私。
服も靴も気に入った物が無い。
友達が、「誕生日祝い、何がいい?」と聞いてきてくれた。
今欲しい物は無いか、と聞かれ、思いついたのは扇子だった。
夏は扇子を持ち歩く。
竹の細工が美しく、携帯に便利な日本の粋だと思う。
しかし、私は同様に常に持ち歩く、手拭いを所望した。
扇子は、なかなか気に . . . 本文を読む
[あらすじ] 性自認が生来の女性でもなくだからと言って男性になりたいわけでもない私は
女物の服はもちろん男物の服もなんとなく落ち着かない。
和服は着こなしで性別を表す文化で、これまたあいまいな性の自分にとって難しい。
服も性差がくっきりなら、靴もなおのことである。
靴選びにおいても、状況は似たようなものだ。
ゴム草履を履かせる幼稚園で育ったことも一因だが、
細い靴が苦手だ。
というか、実は、 . . . 本文を読む
トランスヴェスタイト、異性装。異性の服装をする。
という指向が在るように、多くの文化で、男女の服装は異なる。
私自身は、どうも女物の服を着ると、居心地が悪い。
女性らしい身体の線を出すようなものは心身ともに苦しい。
しかし、だからと言って男性のように装いたいとは思わない。
境界というのは線ではなくかなり広い範囲なのだと思う。
トランスジェンダーという領域の中にもいろんな人がいるってこった。
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老母は今まで週1回の訪問リハビリを受けていた。
が、歩くことの手前で、立ったり座ったりがちょっとたいへんに
なってきたり、腰の曲がりが強くなってきた。
ケアマネさんが、通所リハビリに切り替えることを提案してくれた。
他の人たちもリハビリに取り組む中で、
訪問よりも長い時間トレーニングをする。
そんな必要を感じたのだろう。
タイミングが良かったのか、母もその気になった。
2箇所のデイケアを見学に . . . 本文を読む