庭に枝垂れ梅が一本ある。
去年の手入れが良かったのか、今年はよく花を付けている。
気温が急に上がった昨日、一斉に開花した。
午後は風が吹き始めたが、近くにいると香りがした。
風は北西。
東風ではなかった。
※
静岡出身の父に連れられ、子どもの頃は旅行と言うと
安倍川の上流の梅ヶ島温泉に行った。
梅薫楼という所を定宿にしていた。
ということを、タイトルに「うめ かおる」と入力して変換された文 . . . 本文を読む
弱っていたヤシオツツジが昨年ついに枯死してしまった。
澄んだ色が嫌いじゃなかった。
隣家との間のブロック塀は、ほんの数十cmという低さだ。
亡父が何かのこだわりで、そんな低さにした。
おかげで南隣の家の裏と我が家の庭とは
子供でも容易に行き来できた。
子供の頃は行き来した。
大人は行き来しない。
でも、見える。
丸見えである。
丸見えが当たり前だと思って育ってきた。
隣人がこちらの庭にいる鳥や . . . 本文を読む
月に一回、近所の幼なじみ同級生4人集まって、
一曲練習して、そのあと晩御飯に出かけていた。
四人組なので「深大寺四天王」と自称していた。
そのような習わしもコロナで途絶えてしまった。
私は気にしないのだが、
勤め先によっては気にしないわけにいかないメンバーもいる。
今までにやってきた曲目をリストしたことが有ったが、不完全だった。
私は譜面の管理が杜撰なんである。えっへん
そこで、友人Mのファ . . . 本文を読む
この『教場』シリーズは、テレビドラマ化される前に読んでいた。
だから、主人公の風間公親のイメージは、自分の中で作り上げることができた。
ドラマが先だったら、あのアイドル俳優のイメージが邪魔したかもしれない。
いや、テレビドラマを視てしまった今、どうも読んでいる時に俳優のイメージが入り込んでくる。
風間は気配を殺すことができる。
人の気配に鋭い視覚障碍者が、風間の気配を不気味に感じるほどだ。
ドラ . . . 本文を読む
庭の南西に枇杷の木がある。
鳥が種を運んだものだろう、勝手に生えてきた。
ある年、ツツジの植え込みの上に枇杷の若木が姿を見せたのだ。
それまで何年かかったのだろう。
3年くらいだろうか。
枇杷は九年にして生らずとかなんとか言うとおり、
その後5年以上は実を付けなかった。
※
幼い頃に住んでいた家の勝手口だか風呂場を出たとこだか、
とにかく家の北側に、枇杷の木が有った。ような気がする。
記憶違 . . . 本文を読む
今はスクールカーストという便利な言葉が有る。
クラスの中の人気者からさえない連中という
序列のことを意味する。
私の順位は高くはなかった。
運動が苦手だったことが大きいと思う。
誰とでも仲良く遊ぶとか、声を掛けて遊びに誘うとかいったことも苦手だった。
だから、昼休みに運動場に出てはつらつと遊ぶ、という感じではなかった。
ボール遊びをすりゃ突き指をする。
ドッヂボールなんて大嫌いだった。
飛ん . . . 本文を読む
[あらすじ] 晩酌の習慣が有る。毎晩である。あんまり毎晩というのもどうかと思い、ノンアルコールビールを試してみたら、案外旨かった。ノンアルコールビールを24缶1ケース買ったのは、12月中頃だった。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/98ff30099d572b4ca372e97a80427228今、まだ4缶残っている。そして、その間にも第三のビールは2ケース買ってい . . . 本文を読む
[あらすじ] 玄関先に生えていた桃の木を伐った。
朽ちかけて、危険だった。
その木の実を鳥が運んだのだろう、
そっくりの桃が庭に生えた。
三年経って、花が咲いた。
庭側に生えたら、日当たりが良いのでズンズン育った。
更に数年経って、困るくらい枝が張った。
地下室の通気口が有り、ドーム型の開閉式の屋根が付いている。
その上方にも枝が張り出している。
地下室の上に生えているので、地下室の上の土が . . . 本文を読む
本日の結論:薬と、その他の療法を併用してね。たとえば鍼灸とか。
病気になると、薬を使う。
今ここで言っているのは、体の機能に対して働きかける薬のことだ。
抗生剤のような、外敵と直接戦うタイプの薬の話ではない。
薬の働きは強い。
身体の働きより支配的に作用したりする。
薬を使おうというくらいの状況だから、
身体の働きは弱っている。
なおのこと、薬は身体に勝って作用する。
そのおかげで、足 . . . 本文を読む
[あらすじ] 東大仏教青年会のオンライン講座「チベット仏教入門」の中で講師の先生がどんどん問答をふっかけてくるよ。私というものは存在するのか。どこに存在するのか。死んだらどうなるのか。魂はどこにいるのか。そういったことについて、私自身の考えを書いた。「私個人」という感覚は、肉体が引き起こしているものである。死は肉体の終わりである。だから、死んだら「私個人」ということが終わる。死んだら自分も他人も無 . . . 本文を読む
[あらすじ] 飼い犬ウーゴくん5歳半去勢オス。
保護団体から引き取って1年半。
好き嫌いをしない犬だが、ある歯磨きガム商品は嫌いだったようで、噛まない。
困った。余った。
買ってしまった歯磨きガムを、犬のお友達にあげた。
いろんな人に分けてあげたら、いろんな人からいろんなオヤツをお礼に貰った。
貰い物は楽しい。
自分で買い物したら選ばないような物を手にすることができる。
そこが楽しい。
自 . . . 本文を読む
前に飼っていた犬ジーロくんは15歳と1ヶ月生きた。
晩年、おクチが臭くなった。
これは問題である。
犬は、慕う相手に気持ちを伝えるために、
相手が犬であれ人であれ、
相手の口元をぺろぺろ舐める。
これが犬にとっての「お慕い申しております」の挨拶なのだ。
あとは、不安な時などにも、飼い主の口元を舐めて伝える。
「ここはイヤだよ、移動しようよ。」とか
「そばにいてくれよ、撫でていてくれよ。」とか . . . 本文を読む
水槽で、メダカを飼っている。
机を兼ねた食卓の横に水槽を置いている。
腰掛けて、庭のほうを見やると手前に水槽が有って、メダカが泳いでいる。
なんだかメダカが空中を泳いでいるようにも見えて、楽しい。
※
つらい。
一匹のメダカが、縦になってしまっている。
そして、ずっと必死に泳いでいる。
見ていてしんどい。
※
調べてみると、様々な原因が有るらしい。
とにかく、別の水槽に移し、塩浴させ . . . 本文を読む
[あらすじ] カタログギフトを利用して、乗馬体験してきたよ。
とてもとても楽しかった。
指導してくれたH.O.さんは二十代半ばの女性。
トークの滑らかな、クラブの看板娘である。
オーストラリアに留学している妹の所に行った時のことだったか。
旅先で、乗馬に行ったそうだ。
初めての土地。知らない土地。
そこで、馬をあてがわれ、犬も一緒にいて、
放たれた。
えっ?ここどこ?
私は何も知らないの . . . 本文を読む
[あらすじ] 薪ストーブを使っているよ。
煙突の継ぎ目を耐熱アルミテープで貼り合わせたけれどやっぱり剥がれるよ。
まあ、ちゃんと貼ったところで、煙の流れができていなかったり、
煙突が煤で詰まっていたりしたら、
どうしたって煙は洩れるのだけど。
[あらすじ] 台所のペンキ塗りの壁が汚れてきた。
自分で漆喰を塗ってみたよ。
白い壁になって、北側の部屋が明るくなった。良かった良かった。
西向 . . . 本文を読む