[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
数日前に特別養護老人ホームに入居した。
食卓に、何か書いた紙が有る。
包み紙や裏紙などに、赤いマジックペンで書いてある。
母は、自分の考えをまとめて伝える時に、書く。
搔き集めると、3枚有った。
〔この2年間、あえて非礼になるほど、ごぶさたしてきた旧知の方々が数多くある。
病気のせいもあるとは言いながら、心いたむ日々だった。
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[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
もうすぐ特別養護老人ホームに入居の予定という日、銭湯に行った。
飼い犬ジーロくんはさみしがりやなので、今後、一匹置いて外出も難しくなるからだ。
ゆっくりと東京の黒湯に浸かろうと思って、体を流して、
湯舟に入った途端、隣の湯舟に入ってきたおばちゃんに言われた。
「そこさっき、うんこが浮いてたのよ。」
以下、「」はおばちゃんの . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
特別養護老人ホームに入居した。
今まで常に「同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々」と要約してきたが、
ようやく「同居」の二文字を消すこととなった。
前日になって、「ホームでの一日のスケジュールを活字で見ていない」と言い出した。
1ヶ月以上前にコピーを渡してあるのだが。
出発の30分前に声を掛けると、「えっそ . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
特別養護老人ホームに入居する。
今日。
本日11時に入居するのである。
※
今まで在宅でやってこられたのは、介護や看護や医療の
いろんな人たちの支えのおかげだ。
細かくは今度ねちねち感謝を述べることにする。
特筆したいのは、定期巡回介護サービスである。
一日に複数回の訪問をして、服薬や排便の介助をしてもらった。
具体的 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
もうすぐ特別養護老人ホームに入居の予定。
[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月慢性腎不全たまに癲癇。
飼い犬ジーロ、さみしがりやである。
生後5週目で、親きょうだいと離れて一匹だけ里親に引き取られた。
犬として、早過ぎる。
まだまだ母犬に甘え、きょうだいとじゃれ合う必要が有った。
もらわれた家で二日二晩 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。
1ヶ月ほど前、両足の親指の内側がしびれているのに気付いた。
ほんの小さい範囲であるが、触ってみると、触られた感覚が鈍い。
感覚鈍麻だ。
内側足背神経か。
ここ最近はサンダル履きだ。草履のことが多い。
両側性に出ているし、歩き方や神経を圧迫しているということでもなさそうだ。
※
3ヶ月ほど前から、手の人差し指の第一関節 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
数日後には特別養護老人ホームに入居する予定。
久しぶりに、自分の遊びに出かけた。
「不要不急の外出は云々」ということで出かけていなかったわけではない。
飼い犬の体調が悪いので、特にこの1ヶ月は、あまり家から離れないようにしていた。
Tさんが送ってくれたという荷物が、今日、届くかもしれない。
母が荷物を受け取ると、
玄関に出 . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。
[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月慢性腎不全癲癇持ち。
廊下から犬の足音が聞こえる。
基本的に、散歩に出かける時以外には、犬が廊下に出られないように扉を閉めている。
扉が開けっぱなしになっているのだろう。
様子を見ないと、犬がよろけて玄関の三和土に落っこちることも有り得る。
※
開いた扉のこちらに犬がい . . . 本文を読む
[あらすじ] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
一週間後に特別養護老人ホームに入居する予定。
Tさんは以前、ショートステイ中の母に面会に行ってくれたことが有る。
「先生言ってらしたの。『イヤだけど、帰ったら娘に迷惑が掛かる。』って。
だから、分かってらっしゃるのよね。」
分かっているのも、分かっているけどイヤなのも、
それを私には言わないようにしているのも、
私も分か . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。
2月に変更申請をして、4月2日に認定結果が届いた。
要介護2から5に変わった。
飛び級もいいところだ。
※
母は、他人に対して、きちんとしようとする気持ちが強い。
デイサービスでもショートステイでも、日常とは違った様子を見せる。
だから、変更申請をするということを相談した時、
ケアマネージャーさんをはじめ、介護担当者達は . . . 本文を読む
[あらすじ] 複弦バリトンウクレレをハナムラ楽器で作ってもらった。ブリッジは固定しないでね、という注文はサラリと忘れたのか、完成品の表板にはきっちりとサドルが接着されていた。ある日、そのサドルが剥がれてしまった。複弦ウクレレなので、合計8本の弦が張ってある。けっこうな張力なので、使った後は必ず弦を緩めるようにしていた。その時は、ちょいと手抜きして太い弦2本だけしか緩めていなかったような記憶が有る。 . . . 本文を読む
[あらすじ] 実家暮らし。座卓がいくつも有るが、どれも塗装が汚れている。
ディスクグラインダーで剥がして、天板を塗り直す。
「柿渋色人」という商品を使った。
暗めの落ち着いた色にしたかった。
一回でもいいかと思ったが、
しっかり乾いた時にムラが見えてくるのではないか、と思って
二度塗りした。
写真は、二度目を塗ろうとしているところ。
※
この後、この上に「上柿渋」という商品を塗った。
塗 . . . 本文を読む
また古い机が出てくる。
亡父がずっと使っていた物だ。
45年前にこの家に引っ越して来る、その前から使っていたはずの物だから、
一体いつから使っていたのか、私には知る由もない。
薄く黄土色の塗料が塗ってある。
コップの跡やら煙草の焦げ痕やらで汚れている。
このままでは使う気になれない。
※
作業机の上に、カッターマットを置きたい。
大きいカッターマットを敷きっぱなしにしたい。
思い立ったらすぐ . . . 本文を読む
最初に断っておこうっと。
以下は、素人が、とりあえず自分の家の網戸を張り替えるためのコツについて書いている。
きれいに、いや更に美しく張ろう、というためには
もっと他の知恵が必要だと思われるから、よそ行って学んでおくれ。
※
亡父は網戸を嫌った。
おかげで、我が家には網戸が無い。
いやもう風通しのいいのなんの。
網戸の有る部屋で生活したことも有るが、
暑いし、視界は常にどんよりする。
網戸無 . . . 本文を読む
[あらすじ] ウイルス感染についておさらいし、家制度を問題視し、マスクの効用に疑問を抱き、
心理学的用語であるソーシャルディスタンスという言葉を飛沫感染防止に流用することに反対した。
そして、生活の様々な面にわたる「新しい生活様式」もまた疑問だらけだ。
「新しい」と言うってことは、「今まではこうじゃなかったけれどこれからはこうなる」
という転換を必要としていますよ、ということだろうと思う。
だと . . . 本文を読む