豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

建主さんと施工工務店の関係とは…東京~長野~松本市

2009-11-21 21:47:23 | ファース本部
家を建築したユーザーの会と言うと、大手住宅会社が販売施工した建主さんで作る、「○○ハウス・ユーザー被害者の会」と言う名のものが多く存在します。
ネットなどでその活動を詳細に告知しているサイトも実際に在ります。

家を販売して代金を回収した後に建主さんからの連絡の殆どは、費用の伴う補修、手直しであり、その対応に戸惑うとクレームへと発展いたします。つまり、家を販売するごとに販売会社にとってはコストが嵩んで行く事になるのです。

受注し、施工し、資金回収の済んだ建主さんとは、上手に疎遠なれるテクニカルな仕組みを駆使する事になります。売り上手で、逃げ上手になると言う事です。
家は出来上がって代金を支払い、そこから本当の家づくりの始まりなのです。

私達、地域密着の工務店は、その地で生まれ、その地で育ち、その地に骨を埋める宿命を背負っており、逃げも隠れも出来ない存在なのです。
つまり出来あがった家は、その時点から建主さんと一緒に育てて行くのです。
工務店は、その家を一生涯、育て続けると言う理念と気概が必要です。

それには、造る家が育てるに足りる必要最小限の体を為している事が前提です。
家は、見えない所に結露がしない、構造体が腐食しない、快適で健康空間である、暖房費用と冷房費用が廉価などの基本性能を担保していなければなりません。

そのような家だからこそ建主さんと信頼関係を保持し、友好関係を保持しつつ、生涯の付き合いが可能となるのでしょう。今日は長野県松本市で信州ファース会主催「信州ファース・ユーザーの集い」と言うイベントがありました。

ファースの家に住んで13年の方から、出来上がったばかりの建主さんの家自慢や良い点、困った点などの話などはとても興味深いのです。(写真はユーザーさんクイズ大会)

ファースのユーザーさんが、施工した地域密着の工務店さんを育て、応援して一生涯を相互が家の事に心配事を掛ける事無く過ごそうと言う崇高な理念のもとで開催されます。信州ファース会は、このイベントの後に各工務店ごとのユーザーの会を設立して行きます。

全国で既にファース工務店ごとのユーザーの会は40組織以上も存在します。
このユーザーの会に参加する度に、家づくりの在るべき姿を実感いたします。
この建主さんと施工工務店の和(わ)と輪(わ)のリングを全国に広げたい…
明日は北海道に戻ります。
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