豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

地元の木材で地元の家を…宇都宮~那須塩原~仙台~八戸

2009-11-27 21:07:29 | ファース本部
地産地消と言う事は、地元で生産したモノを地元で使用し尽すと言う事です。
鳩山政権が唱えたCO2の25%削減とは、生産した産物を生活者が消費するまでの運送におけるCO2排出も削減しなければなりません。地球の裏側で採れた農産物を、陸送、船舶輸送、更に陸送で店頭に並んでから私達の口に入ります。

地元の農家が生産した作物が直に消費者の口に入れば場合によっては、デリバリー排出CO2が10分の1まで削減できると言います。
これは我々の家づくりでも同じで地元の山林を伐採して植林し、その木材を地元製材し、地元工務店が家づくりを行えば、農産物の食料供給よりはるかに多くのCO2削減が可能となります。

ところが価格だけを見比べると輸入木材の方が地元木材より安くなります。
国内山林の手入れや伐採は高い人件費で保持されております。
輸入材は人件費が廉価で生産ラインで人口乾燥されます。国内木材は相当なコストを掛けて乾燥させなければなりません。

昔の家は、大工さんが木材の木目を見ながら墨付けを行い切り込み、木材の狂いで木が絡まって構造の剛性を高める技を駆使してきました。
現在でもそのような匠の技を持った大工さん達が存在致します。私達の新しい仲間になった高根沢工務店さんもその一社です。

写真は栃木県那須郡の高根沢工務店さん店頭前で撮りました。
私の右隣が代表の高根沢 清さん、弊社東京事務所の藤原です。
左隣が鈴木洋二さん、後藤大智さん【昔にはいていたニッカポッカが懐かしい】、そして販売代理店の磯副社長さんです。

高根沢さんは、匠に長けた技を鈴木さん、後藤さんの伝承しながら、無垢木材の家づくりに拘っておりました。
大量に家を売る時代から、地元木材を地元に建てる家に使用する事で、日本古来の伝統技術を継承するだけでなくCO2削減にも大きな貢献を果たしております。

高根沢さんのような小さな工務店が、1棟1棟丹精を込めて創り上げ、そして育て続けて参ります。そのファースの家の価格は、営業費用を殆ど掛けないためにハウスメーカーよりはるかに安価に建築して育てる事が出来ます。
生活者の方々は、もっと賢明な視点を社会全体にあてるべきだと痛感します。

快晴で穏やかだった栃木から移動した青森県は、密度が薄く、避けて通れそうな大粒の雨が降っていました。
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