豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

直江兼続から学ぼう…北斗市

2009-11-24 18:01:06 | ファース本部
NHK大河ドラマ「天地人」が終了しました。上杉藩は、120万石から一気に30万石に減石され、福島の会津から山形の米沢に拠点を移されたとされます。
上杉藩家老の直江兼続は、家臣達のリストラを一切行わなず、上杉謙信公の意思を注いで越後から会津若松へ、そして米沢へと家臣たちと苦楽をともにします。

その家臣達もまた、誰一人として根を上げるものがいなかったという事です。
兼続は、事在るごとに家臣の話に耳を傾け、農民や商工業者の現場に足を運び、まさに苦楽をともにして来たのでしょう。

ボトムアップと言う言葉がありますが、現場の声を政治や企業経営に生かす事を言います。今、民主党が行おうとする政治は、トップダウン方式で政治家の意思で政治形態を変えようと言う事ですが、言葉だけを聞けば独裁的な恐怖政治をイメージしてしまいます。

鳩山政権は、従来のボトムアップこそが官僚の思いのままの政治形態となって来た事に他ならないと指摘しています。ボトムと言う名のもとに、平民の暮らしの声と乖離した官僚の発想で、そのまま法制化したのが旧来型の政治だったようです。
ボトムアップと言うより平民抜きのミドルアップであったとも言えるのでしょう。

そもそも政治家とは、生活者の声を聞いて選挙の洗礼を受けてます。
政治家の殆どは、大きな志を持って選挙戦を勝ち抜いてきます。
しかし当選を繰り返す事で、いつしか現場の声が聞えなくとも名声だけで選挙に勝てるようになるのが現状のようです。

現場の声を聞かずとも当選する政治家は、時として独りよがりやミスリードをしがちになるものです。現場で一緒に辛苦を舐める事でこそ生活者のため政治が出来るのでしょう。これは政治だけでなく企業経営にも同じだと思います。
私達経営者は現場を良く見えてるかどうかを今一度、再検証が必要のようです。

直江兼続のように、城主になろうとの野心も持たず、家老のままでもひたすら平民のための政(まつりごと)に専念したからこそ、後世に名の残る武将となったのでしょう。
政治家よ経営者よ、一心に兼続から学びましょう。(写真はネット画像の兼続)

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