社長が、何でも思い通りに企業を動かせるとしたら決して良い環境と云えないようです。
部下に指示した事を異なった解釈をされ、別の行動に出る場合もあります。
それが結果として良い状態をもたらす事も無いと言えませんが上司は、部下から教わる姿勢も必要のようです。
家づくりは、建主さんの目指す居住空間の構想と設計段階での刷り合わせが必要です。
施工業者が住む人に最善の方法だと思った事が噛合わない事などは、日常茶飯事なのです。
素人の建主さんとの安易な妥協は悔いを残す場合があります。
建主さんにとっての家づくりは、夢を実現するための一生一代の大事業なのですから。
ところが素人の建主さんと、プロの建築家が、構想時点でその思惑の違いに大きな問題が見つかる事があります。その問題を解決するために、ひとつひとつの課題解決は、知恵を出し合えば互いに知恵が湧いてくるもので、素人から学ぶ姿勢が必須です。
企画段階からプロとアマが相互の葛藤を経ての試練こそ、良い家づくりの基盤となるのでしょう。
試練も葛藤もなく、すんなりと竣工に漕ぎ着ける事は得るモノも少ないようです。
今日はFAS加盟工務店の社長からお施主様との意見衝突で相談がありました。
解決法は、「お施主様から学びなさい」でした。
今日は夕方に札幌移動して重要な役割を担っている方と会談を行いました。
電話では真の意見交換は出来ないもので、息遣いや表情にこそ真意が詰まっています。
家づくりも、人と人とが織り成す物語なのかも知れません。
写真は鎹(かすがい)と云われる木材の連結を強固にする金物です。
「子は鎹」とも言われますが、親どうし大喧嘩をしても子供はしっかりと両親を連結すると言う事でしょう。
人と人の連携にも鎹的な存在が重要だと思われます。

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