豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

他国のためは自国のために…北斗市

2017-01-27 18:06:55 | ファース本部

アメリカのトランプ大統領は、メキシコに壁を造る政策に大統領署名しました。
彼はその建造費2兆円は、その全てをメキシコに支払わせると発言。
即座にメキシコ大統領は、壁を造るのは勝手だが建造費など一切支払わないと応酬しました。

それに対してトランプ大統領は、メキシコからの輸入品に20%の関税を掛けて徴取するとしています。
このトランプ大統領を抑制する人材がいないのなら間違いなく彼は短命政権で終わるでしょう。
安価なメキシコ製品を購入しているのは、トランプに投票した低所得者層の方々です。

20%関税は、そのような人々の生活用品にじわじわと加算され困窮者が増えます。
経済政策に精通していない私であっても、そのくらいのことは充分に分かります。
確かにアメリカは多くの資源に恵まれていますが、全てを米国内で賄う事など出来ません。

私は昨日大阪におりましたが、大都会の東京や大阪のコンビニエンスストアや飲食店など、従業員の殆どはアジア系の外国人です。
日本人との給与格差が大きく、例えばフィリピンの若者が1ヶ月働いても15,000円くらい、日本で働くと10倍の150,000円になります。

日本人の雇用機会は、外国人に奪われそうですが壁をつくる発想など日本にはありません。
島国特有の地政学的な要素もありますが、外国人雇用を抑制するには法律で対処できます。
物理的な排除は、やがて物理的な衝突(戦争など)へと発展する可能性が高まります。

自分が穏やかで暮らしたいなら、それは人を敬い、人のための行いを実践することでしょう。
自分ファーストとは、他人に尽くすことで成立する事実を私は幾となく経験してきました。

私と同年代のトランプさんよ。
利益追求の企業経営と、民の幸せを守る国家経営の異なりに早く気付いて欲しいものです。

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