今日は難しい分野の特許出願書をほぼ半日で書き上げました。
私は父(明治22年生まれ)が55歳の時の子であり、父の両親は江戸時代に生まれ育ちました。
つまり私の父方の祖父母は徳川時代の人間なのです。
明治22年と言えば、明治維新から22年しか経っておらず、丁髷頭の人もいたようです。
もともと大会社の重役だった父ですが、高齢だったので早くに亡くなりました。
私は、母子家庭の貧乏所帯で育ったのですが、喰うためにガムシャラだった時期を懐かしく思い浮かべます。
しかし苦労などと感じたことは一度もありませんでした。
むしろ背負うモノの多くなった今こそが、一番苦労の時なのかも知れません。
高齢の父を持ち、早く亡くなったからこそトビ職となり、自分の尊敬するトビ職の親分と出会った事が、創造性を養う環境となったと思っています。
母は庄屋の娘で穏やかな性格でした。私は父の持った一面を受け継いだようです。
4兄弟の父は、長兄と折り合いが悪くなり3人で田舎から東京に出て、父の兄は事業を興して資産家となりました。父は大企業の創業期に入社して重役にまで出世したようです。
満州での父は、豪邸に住み大勢の使用人がいた様子の写真が遺っていました。
私の師匠は、東京タワーの建造に関わった腕利きのトビ職で、とんでもない荒くれ者を束ねる剛腕さと、厳しくとも心根の優しさが滲み出る人でした。
彼の背中を見て、人としての在り方や無いモノを生み出す知恵を教わった気がします。
明治維新以後に日本は、文明開化で短期間のうちに世界的な脅威を与える大国になります。
その潜在的要素を育んだのは、泰平の江戸時代だったようです。
機械も道具も無いに200トンもの石(写真)を積み上げて築城する技術がありました。
無いモノを生み出す力は江戸時代に潜在した知恵なのかも知れません。
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