豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

地場山林の活用で雇用創出とCO2削減に…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2009-11-13 22:51:06 | ファース本部
政権交代で私達がはじめて目の当たりにする事業仕分けの様子が報道されています。賛否の意見がありますが、税金の使い方を公開する事にこそ意義がありそうです。税金の使い方にも大改革が必要ですが国内林産業の疲弊ぶりも要チェックです。

日本の林産業を大きく見直す時が来たようです。
人の営みで排出する大量のCO2を山林の樹木が吸収してくれます。
人の暮らしの在る地域に森林が活き活きと息づいていなければなりません。
現状は、例え国内の山林を無料で貰ったとしても伐採、搬出、運搬製材、加工して販売するとかなりの費用が掛かり輸入材に価格で負けます。
外国からの輸入材は、山林で伐採と製材加工され直ぐに船舶搬送してきます。

価格だけで比較するとこのような状況となるのが現実なのですが、CO2削減と失業者対策に本気で取り組もうとするなら、地場山林を上手に活用する事でしょう。
山林は住宅建築に伐採すると同時に植樹と手入れが必要です。つまり、住宅産業の一環として位置づけすると大きな雇用の創出が出来そうです。

山林は人の生活で出したCO2を吸収しますが、山林が自分達の暮らしの近くに在る事です。人の暮らす近くにあるから雇用が生まれ、運搬で放出するCO2も削減出来ます。輸入材を船舶運搬、陸揚げ後の自動車搬送で排出するCO2を、10分の1まで削減出来ると言う事です。

昨日は北海道の女満別空港の近くに在る美幌町から東京ビッグサイトのホームショーに出展している敬愛する仲間達を応援に訪れました。
「美幌.木夢(びほろどっとこむ)クラブ エコランド」と言う名称で組織し、北海道の地場林産を育成しようと発起したクラブです。

写真は右から代表の高橋工務店、社長の高橋広明さん、ファース山岸工務店、社長の山岸伸行さん、東オホーツク美幌、社長の木曽英次さん、松下工芸、社長の松下敏夫さんです。

木夢クラブは、北海道内の森林に豊富に存在するカラ松(落葉松)を集成加工して家づくりに使用する事業を行っています。林産業の課題は、北海道に限った事ではありません。北海道美幌町の取り組みをモデルに、全国各地の林産業の振興を図り、CO2削減と雇用創出を図って行きべきであり、小さな自治体から国家レベルの活動に拡大が望まれます。

昨日、ビッグサイトで様々な情報を入手しました。今日は北斗市の本社に帰社して販売代理店の指導項目を作成しています。北海道各地、明日は雪の予報が…
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市橋達也容疑者の生き様で…北斗市~函館空港~羽田空港~東京ビッグサイト

2009-11-12 22:48:10 | ファース本部
市橋容疑者は、囲んだ警察官を振り切って、靴も靴下も脱げたまま、つまり何の準備もしない状態で逃げ出し、二年半もの逃亡生活をしていたのです。しかも人の中に入って働きながら生活費を稼ぎ、逮捕された時には30万円もの現金を持参していたと言います。

自分の情報を知らせると懸賞金の付く指名手配書が街のあちこちに張られているのです。取調べ中で詳細は解りませんが、生き延びようとする意欲が彼に生命力を与えていたのでしょうか。彼の逃亡劇から人は生きようとの意欲があれば生きられるものだと言う事です。

巷には失業者が職を求めて列を作っており、企業が悪い、社会が悪い、政治が悪いなどと嘆きの声が方々から聞えて参ります。強くそして清く生きようとの意欲があるのでしょうか…

私自身の少年時のトビ職時代は、橋梁工事の飯場に泊まり込んで雨風を凌ぎ、三度のご飯を食べさせて戴いて、何がしかの給金を戴きましたが殆どが蓄えとなりました。裸足で逃げた市橋容疑者は蓄えたお金でとにかく逃げ延びようとしていたのでしょう。

彼の行動から日本社会の中で誰からも追われもせず、咎められもせず、五体満足な身体さえあれば、自分と家族の生活は保持して行ける事が明らかになったような気がします。

学歴の無い私は、身体で稼ぎ家族の生活と自分の独立資金を溜めるために必死でした。私の場合、姉からの資金支援があって独立できましたが、単に家族や生業を成就させるためだけなら学歴も、まとまった資金が無くとも意欲さえあれば可能だと言う事です。

人間社会では、人の支えがなければ生きられませんが、強く、清く、堂々と生きようとする気概、意欲、覇気さえあれば、人に迷惑を掛ける事無く堂々と生きる事が出来そうです。

市橋容疑者が犯した犯罪は、しっかりと断罪されるべきです。しかし、彼の生き様は私達に多くの教訓を見せてくれたような気が致します。

今日は私達の仲間が出展しているビッグサイトに激励で訪れました。
私達の関係者もハウジング展示を行っており、後日紹介致します。

写真は今日、羽田空港で撮ったのですが人の洪水の中に潜むのも限界があり、自分を正直に人前に曝け出せずして必ず無理が出そう…
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18歳を成人とする法案の背景…函館~北斗市

2009-11-11 19:08:45 | ファース本部
我国の少年法では20歳未満を「少年」としています。
これを18歳に引き下げると言う法案が検討されていますが、選挙権を引下げて若者層の政治参加を促すと言う意味もあります。
朝日新聞の報道によると世界186ケ国の内、162か国が18歳を成人としており、先進国首脳サミット参加国で成人年齢を20歳としているのは日本だけと言います。

アジアやアフリカなどの開発途上国も成人を18歳としていますが、これらの地域では紛争が絶えず、若者を兵士として徴用せざるを得ません。成人年齢を引き下げる事は、当然にその若者に大きな責任を負わせる事になるという側面もあります。
          
日本ではなぜ20歳を成人としているかと言うと明治29年、当時のフランス民法に「満20年をもって成年とする」と定められたのを引用したする説と、中国の「礼記」に「男子は20歳にして冠をかぶり成人を宣言する」とあり、これを採用したとの説があります。

日本古来の男子は数え年で15歳、女子は髪上げ儀式があり13歳で行なっていたとの文献があったようです。いずれも子を産ます身体になったのが基準だったようです。

被選挙権については衆議院と市町村長は25歳、参議院と都道府県知事は30歳です。
つまり「一人前は30歳」との認識も一部に根強く、現行法律を支える力になっているように思います。

主要国の成人年齢は、アメリカは州ごとに異なりますが殆どが18歳、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス、ロシア、オーストラリア、中国が18歳、日本が20歳、エジプト、シンガポール、アルゼンチンが21歳、ネパール16歳、プエルトリコ14歳になっています。

このような国際的な実状の中でも「18歳成人法」には反対意見も多くあり、既存のライフスタイルを変える事の不安が無い訳ではありません。改革の難しさなのでしょうか。
改革とは総論賛成、各論反対が実状ですが、果敢な挑戦と英断が必要です。

今日は午後から家庭裁判所に登庁して家庭紛争の解決法を勉強してきました。
家庭内紛争の解決には家庭環境を抜本改革が必要な場合もありそうです。

写真は会社の前の白樺樹木ですが、残り少ない葉っぱの数が冬の訪れを告げているようです。明日は東京に移動を…

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太陽光発電が無料で取り付けられる???…北斗市

2009-11-10 18:25:31 | ファース本部
太陽光発電装置は、一般に4.5Kwの容量で約200万円以上の費用がかかります。この費用が無料なら電力の買取価格がkwあたり50円近くになるので丸儲けになります。このような上手い話などを信用して良いのでしょうか。とんでもない話です。

太陽光発電を無料で取り付けますと住宅会社などで宣伝しているところがあります。あくまでも新築住宅やリフォームと合わせるのですから太陽光発電の設置費用を他の建材、設備、什器、その他の工事に分散させて溶け込ませた数字のトリックなのです。(写真はネット画像をコピーした正規の価格で設置した太陽発電住宅)

そもそも、ハウスメーカーが放映する膨大なテレビのコマーシャル費用さえ、基を質せば建主さんが支払っています。クスリやテレビ、パソコンなどのような新商品の情報ならともかく、ハウスメーカーの宣伝費用は、住宅価格をとんでもない金額に押し上げています。

アメリカでは、ビルダーが建主さんと契約するまでの営業費用を明記し、建主さんから貰います。アメリカの消費文化でしたら「太陽光発電を無料で」の営業コピーなどは、建主さんに逆に不信感を増大させて契約する人などいなくなる事でしょう。

日本の住宅産業だけに存在する坪単価などは、この業界を不透明化するとても摩訶不思議な習慣だとも言えそうです。このような不透明な坪単価の住宅文化にのみ存在するのが「太陽光発電の設置費無料」の宣伝コピーなのでしょうか。

詐欺紛いの悪徳業者ではなく、そこそこ名前の通ったハウスメーカーなどの住宅会社が、堂々と「太陽光発電の無料設置」と宣伝を行っている事に住宅業界の深刻さがあります。

消費者省が創設され、坪単価やこのような宣伝の在り方を規制する事を検討していると言います。コピーに惑わされる事無く、生活者自らがもっと賢くなるべきでしょう。省エネやCO2排出権などを唱えた新しいビジネスモデルが次々と構築されつつあります。その中には、巧妙に仕組んだ詐欺紛いの売込みも出て来つつあります。

そのような被害に遭わないためにも地域で地道に頑張っている地域密着の工務店が安心できると思います。是非、ファース加盟工務店に依頼を…
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散って大樹の幹となれ…函館~北斗市

2009-11-09 18:23:44 | ファース本部
NHK大河ドラマ「天地人」は、米沢地域の場面が多くなり今月いっぱいで完結するようです。直江兼続は、幼年時代に上杉藩に仕える家来として「上杉と幹の葉っぱになりなさい」(劇中では紅葉の葉となれ)と母親から悟らせられます。
樹の葉っぱは、やがて散って土に戻り大樹の幹の栄養素となります。

兼続は「幹」となる上杉謙信の志を貫くための「葉っぱ」に成り切って行くのです。
兼続は、自分の息子も同じ志を思っている事に感銘します。
大樹は、根を張った大地の土から水分と栄養分を吸収し、幹を太くし、枝を張り、広げた葉っぱから太陽の恵みを摂り、実をつけて何十年、何百年も生き続けます。

今日の三分間スピーチは私の順番だったのでこの兼続の「葉っぱ論」をテーマにしました。会社が「幹」だとするならが、私達のような経営者も経営幹部、社員もいずれは散って行く宿命にあります。人の身体には寿命があるからです。

企業などの組織は未来永劫でなければなりません。葉っぱの役割とは、死んで土に還る事ばかりではなく、広げた葉っぱから受ける情報やノウハウも幹への肥やしとなっています。

企業は人が為し、企業が地域社会を為し、地域社会が国家を為しているのでしょう。人独りの存在は、小さいのですがその人の存在を強く感じさせるのが「葉っぱ論」です。

今日は家庭裁判所で、家庭内紛争の調停業務を行って参りました。
写真はその家庭裁判所の駐車場から撮ったものです。
北海道はこの時期、殆どの樹木の葉っぱが散っていますが、散った葉っぱが大地に土に還り、大樹の肥やしとなって幹に栄養を供給するのでしょう。

たった一枚の葉っぱが重なって栄養素となり、たった一人の人が集まって企業となり、地域となり、国家となります。このように自然の営みと人々の営みを意識する事で紛争は抑制できると思うのですが…

今日の午前は突然、夜のように真っ暗となり、物凄い稲妻と土砂降りの雨でした。
今はそれは嘘のように穏やかです。誰もが勝てない自然の仕業なのでしょう。

直江兼続も人を愛しながらも国取合戦に明け暮れ、統治した領地が豪雨などの自然の猛威とも闘い続けます。そして兼続も自然に還って行くのでしょうか…

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韓国から学ぶ日本ハブ空港の在り方…北斗市

2009-11-08 16:05:42 | ファース本部
先般、前原国土交通大臣が、羽田空港をハブ化すると発言したら千葉県の森田知事から猛反発の抗議を受けた事がニュースとなっていました。成田空港の開港からの歴史を見ると、羽田空港ハブ化に反発したい気持ちは痛いほど解ります。

成田空港のターミナル建築工事には、私自身がトビ職時代に工事施工のため、警備の機動隊員に護衛されながら現場に入っておりました。大反対を押し切って空港建築を行い、ここに来て置いてきぼりを食うのは何とも理解し難いのでしょう。

ところが、10年後を見据えた国際線も含めた首都圏の空港離発着の年間回数は、80万回になり、現在の成田空港、羽田空港を合わせた40万回に対し、成田2本、羽田4本の滑走路をフル活用しても60万回でまだまだ足りないと言う事です。

現在は、函館空港からの成田便が無いので羽田空港から成田空港に乗り換え時間を入れて2時間近い移動が必要です。青森など北東北の方々は、国際線を利用する場合、青森空港から韓国の仁川空港(アジアのハブ空港)に飛んで、世界各国に出国するのだそうです。

このハブ化はどうしても必要でありそのためには、成田と羽田の主導権争いなど全くナンセンスです。それより、羽田空港と成田空港を20分程度で結ぶ高速レールを設置し、一体化を図るべきでしょう。国益を考えた公共事業として優先すべだと思われます。

今のままなら、便利さ、廉価さのどれをとっても韓国の仁川空港に劣ることから、国際的な物流のみならず、人の交流や文化交流までも韓国ソウルに負けてしまいます。今、写真のように羽田空港が生まれ変わろうとしております。

人は独りの個人だけでは生活できないように、国家も国際社会との協調や競争も必要なのでしょう。韓国の仁川空港は、すぐ近くに金浦空港が存在しつつも両空港の使い分けを上手に行っています。日本も韓国、仁川空港から学びましょう。

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雨漏りのしない屋根とベランダ…函館~北斗市

2009-11-07 15:48:48 | ファース本部
ポツン!ポツン!!ポツン!!!ポツン!!!!…予想もしていない家の中に雨が漏ってくる事くらい嫌な出来事はありません。

まず住んでいる建主さんが一番、ストレスを感じます。次に雨漏りの知らせを受ける施工工務店は、様々な思いを巡らすのです。
雨漏りと言う事象によって、壁を汚し、断熱材を湿らせ、建材の耐久性を劣化させます。その事が住む人の不安を増幅させ、建主さんと施工業者との心情に悪影響を与えます。対応を間違えれば、少しの雨漏り事象から訴訟にまで発展して実例もあります。

平成12年から施行された「瑕疵担保責任法」で、竣工までの設計や施工に瑕疵があっての雨漏りには、竣工から10年間、施工者が責任を負うべしとの法律が義務化となりました。名実ともに雨漏り事象の発生しない家づくりを行わなければなりません。

しかし誰もが雨漏りをしない事を前提で家づくりを行っています。
様々な工夫を行いながら、雨漏りが起きないような施工を施しています。
それでも雨漏り事象は発生しています。住む人のため、施工した工務店のためにも、雨漏りの絶対しない家を創りたいものです。

屋根やベランダなどから漏水が起きないように、様々なFRPや樹脂シート、ゴムシートなどの施工法が開発されてきましたが、それでも雨漏り事象は無くなっておりません。

今日は、福岡県から雨漏りのしない屋根、ベランダをつくり続けて30年、既に20万棟もの実績を持つ、㈱栄住産業の社長、宇都正行さんが来社されました。
漏らない屋根とベランダの北海道展開の打ち合わせを行いましたが、宇都社長が開発したのは極めてポピュラーなトタン板を組合わせた屋根とベランダなのです。

水勾配だけの水平屋根にも多く採用され、屋上緑化や屋上活用などにも使われています。北海道では、とにかく漏らないトタン屋根としてデビューさせ、ファース工法に限らず、どんな新築やリフォームにも抵抗無く採用できるような展開を図りたいと思います。

とても暖かい好天に恵まれた北斗市でしたので、打ち合わせの合間に宇都社長をトラピスト修道院に誘い撮った写真です。

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孫子の言葉「風林火山」から学ぶ…函館~北斗市

2009-11-06 21:12:52 | ファース本部
NHK大河ドラマで放送していた「風林火山」がBSで再放送されています。
「風林火山」とは孫子が書いた兵法書だそうです。

「疾(はや)きこと風の如く、除(しず)かなること林の如し、侵掠(りゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」とドラマ冒頭のナレーションは、聞く度に心に響きます。

『風林火山』は、信玄軍の軍旗に記され、用兵の理想として自らの戒めとしたと言います。ある経済コラムに、四文字は、現在の会社経営の基本となるのだと言う解説がありました。

『風』風の如くとは、迅速に行動し、スピードが重要なファクターである。
『林』林の如くとは、冷静沈着に物事を見極めるのもまた重要なファクターである。
『火』火の如くとは、実践の時は猛烈な戦闘モードで対応すると言う事でしょう。
『山』山の如くとは、機が熟するまで落ち着いて静観し無駄な動きを起さない。

この風林火山の用兵で、武田信玄は負け知らずの最強軍だったと言われます。
私達の会社では、この逆の行動となってはいないでしょうか。

「風」勉強会に参加し会議を何回行っても何も変わずスピード欠如ではないか。
「林」錯綜する情報を冷静に受け止める寛容性に乏しいのではないか。
「火」企画や行動に人を感動させるような迫力、情熱が欠如していないか。
「山」せかせかと落ち着きが無く、行動に無駄が多いのではないか。

この武田信玄用兵法を、私達の企業経営の行動パターンに置き換えて行けば、きっと見えてくるものが在りそうな気もしてきます。
今日はFAS検査員講習試験(写真は講習風景)が行われ全員が合格して帰って行きました。

今回の講習で学んだ事を「風林火山」の例えにして実践して戴きたいものです。
今日は、受講者と入れ替わりに来社された防水加工メーカーの社長さんと意見交換を行い、今、帰社したところです。

朝から穏やかな天気が続いた北斗市でした。
この時間、満月に近い月が真っ赤になって浮かんでいます。
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学ばなければ既存情報は確実に退化する…函館~北斗市

2009-11-05 18:18:42 | ファース本部
同じ事を何回も聞いていると、「また同じ事」と言う観念が潜在してしまいます。
私達ファース本部は、技術だけでなく関係法律や見通しも含め、年間に何回も研修会、勉強会を行ってますが「また同じ話し」と言う観念で出席者は必ずしも多くはありません。

ところが家づくりにおける技術や情報は日進月歩です。技術にしても、以前まで一番だと思っていた方法があっと言う間に別な技術に負い抜かれている場合も少なくありません。それが住宅情報となると昨年と今年、先月と今月、昨日と今日でも様変わりするのです。

特に本格的な政権交代と言う変革があり、従来の政治形態が大きく変わりつつあります。住宅業界においては、新政権が打ち出した大幅なCO2削減宣言で様々な施策が矢継ぎ早に法案化され、情報に乗り遅れると工務店経営が窮地に追い込まれる事になります。

今日は、九州、兵庫、愛知、栃木からファース本部の本社で開催するファース検査員講習と講習試験を受講するため、経営者や技術者の方々に参集して戴きました。
今日は、寒冷地の人がおりませんでしたが、湿気の多い温暖地ほど家づくりのテクニックが難しくなります。

写真は向かって左から兵庫の春日工務店、社長の荻野富雄さん、私の隣が同じ兵庫の芦田木材、社長の芦田博人さん、栃木の高根沢工務店の後藤大智さん、愛知、おしゃれ工房、社長の矢野昭彦さん、前左から春日工務店の田中政夫さん、建築資材なかみちの田中美佐子さん、社長の中道司康さん、栃木、高根沢工務店の鈴木洋二さん、熊本、ウェルホームの光永良孝さんです。徹底した温熱計算法を講義しましたがこれはまさに証拠写真です。

温暖地の高温多湿のこの地域の家づくりは、主に寒さ対策だけを熱心に行う寒冷地より、はるかに難しい知識と技術が必要です。エアコンのエネルギー消費効率、家の性能やK値計算、Q値計算などと、普段は聞き慣れない小難しい講義を熱心に勉強して戴きました。

明日は現場実技の講義があり、昼過ぎには講習試験です。
全員が70点以上の合格点を取れる事を望みます。
今夜は飲み過ぎないようにしてほしいものですが…
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心の波動が揺すられる仕事を…北斗市

2009-11-04 18:14:23 | ファース本部
私が札幌と東京出張で泊まるホテルの従業員は、私の名前を既に知っていて、顔を見ただけで、痒いところに手の届くような差配をしてくれます。
米国のある百貨店は、客が求める商品がない時には直ぐでも競合店から取り寄せるなど、最大限の誠意を尽くすよう徹底的に社員訓練をして急成長したと言われます。

今朝の朝礼は、ハウジング事業部スタッフの三分間スピーチでしたが、いつも定期的に行っているダスキンマットの担当者から、先般行った現場見学会の広告を見て電話がかかってきたそうです。こちらから依頼する前に見学会用の清掃マットを持参するとの連絡ですが、痒いところに手の届くサービスに感動し、自らの行動を再検証したいとの内容でした。

「感動」とは、人の気持ちや相手の立場になって見たり考えたりする事が出来なければ、感動と言う心の波長が伝わらないものです。私達は、人から受ける言葉や態度に反応する分、相手にも同じ反応を与えている事を忘れがちになるものです。

他人に対し、感動を与える行動、言動を行っているかどうかと省みては如何でしょうか。かなり自信がぐらつくもので、どうしても自分中心の行いをしてきたような気がします。人は誰もが、合う度に嫌味や小言ばかりをネチネチと言う人を好きになれないものです。
然るに自分自身がそのよう行動を行っていなかったかどうかを…

人への思いやりや誠実さを蔑ろにすると関係者から強烈な仕返しを受ける事になります。発展する企業は、顧客、社員、協力会社などの「人」の存在をとても大切にしています。ダスキン担当者からの一本の電話に感動するスタッフの存在を誇りに思うのですが…

私達が生業とする家づくりは、他の業種より何十倍も多くの人々の関りで成立しています。また大金を支払って家に住む建主さんに感動を与えるには、その「人」の気持ちや立場を充分に考慮した「家の性能」と、関る「人の真心」なのでしょう。

心の波動を揺さぶって感動する家づくりを日本全国に伝播させたいものです。
明日は、心を揺する感動住宅を勉強するため、全国からこの北斗市の本社に参集してきます。

写真は、一昨日、本部社屋の隣にオープンしたJA上磯支店ですが、今日の昼ごろ、晴れ間の一瞬を撮ったものです。
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民主党政権がめざす日本の未来…函館~北斗市

2009-11-03 17:05:02 | ファース本部
政権交代から二ヶ月が過ぎようとしています。自民党から政権を奪った民主党は、新しい時代の政治の在り方を目差し、まさに荒波の中を船出した感があります。

今日は函館国際ホテルで開催した「民主党政権がめざす日本の未来」と言うテーマのセミナーに参加してきました。この北海道8区選出の「おおさか誠二」さんの後援会が主催したものです。選挙前に行った第一回の時よりはるかに多くの方々が参加しており、以前、自民党のセミナーでお会いした方々の姿も見られました。

今日のセミナーには、講師として国家戦略室で各省から上がった概算要求の「事業仕訳け」チームリーダー、蓮舫参院議員が駆けつけて戴きました。(写真)
今日は用意した会場がいっぱいになるような盛況でしたが、誰もがこのタイトルに関心が沸きます。果たして民主党は、日本の先行きをどのように主導するのかと…

蓮舫議員は、「自民党と官僚のコラボレーションで日本が世界で有数の経済大国となり、私達国民がその恩恵を受けている」と先人のご苦労を労った上で、しかし、この政権交代が無かったら先行きどのような日本になったかを問い掛けます。
まさに私も同じ気持ちで政権交代を支持した一人です。

この北海道8区選出「おおさか誠二」さんは、若くして小さな町の町長を3期勤め、自治体行政の効率を図るべき努力をしてきました。つまり自治体運営の当事者でもありました。今回の政権交代では、原口総務大臣の下で副大臣、政務官に次ぐ、地域主権担当の要職に就かれました。
国民が選択した政権交代で、少しずつ具体的な施策が見えてきたようです。

逢坂議員が担当する地域主導の政治は、まさに時代の潮流となっております。
人の住む地域が存在し、その地域で国家が成立しています。国家在りきの政治から、地域の住民在りきの政治にシフトするため、地域自治を知り尽くしている逢坂議員の活躍が期待出来ます。逢坂議員の国政日誌

蓮舫さんは、国づくりの根幹を為すために絶対に必要なのは、少子化対策が必須だとして、縦割り行政の撤廃や子育て支援の在り方を解いておりました。
逢坂議員も蓮舫議員も、偉そうに振舞う国会議員と言う態度は全くなく、とにかく政権政党となった責任感を身体全体から発している事が印象的でした。

今日は朝から晩まで雪が降り続いた一日でしたが政治勉強会の熱気は熱かったようです。

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世論調査の数値と本音とは…北斗市

2009-11-02 18:10:00 | ファース本部
最近の某新聞の世論調査では、新聞はこれからも必要で読み続けると答えた人の数が90%を超えていると言う記事がありました。また違う調査では、読んでいる新聞を「日経新聞」と答える人が60%を越すと言います。実際の日経新聞の購読率は10%程度なのに…

あるシンクタンクの調査では、昨今の新聞離れの傾向は著しいものがある言います。いつでも何処でも情報を取る事が出来るネット網がこれだけ普及すると、新聞離れも自然現象のようにも思います。事実、新聞の発行数は年々、激減していると言います。それでも人々は、世論調査への回答を新聞を読むと答えるのです。

新聞を読む事が文化人のような勘違いをしているのでしょうか。しかも芸能やスポーツ記事が少なく、政治経済の記事が多い「日経新聞」を読んでいる事が、更に文化度が高いように思っているようです。実際はスポーツ新聞を読んでいるのに…

各新聞を読み合わせると視点の当て方が異なり、ニュアンスが全く異なるものもあります。その新聞を読んで世論調査の質問に答えると出た数値と本音が一致しなくて当然でしょう。
私達のような仕事柄や必要で日経新聞を読む人もいますが、かなりマニアックな論調や記事内容だと言えるかも知れません。

今朝の新聞に鳩山内閣の支持率が70%から60%になったと言う記事が載っていました。あの麻生政権の誕生時に50%あり一ヶ月後には35%まで落ち込んだ事からみても高支持率だとも言えそうです。しかしこの世論調査もその時の状況で大きく異なるものです。

政治に限らず改革を断行すると言う事は、既得権益を断ずる事ですから必ず抵抗勢力が真っ向から反対するでしょう。抵抗する理屈に乗せられたマスコミがそのような論評を書けば、世論調査の数値に大きく影響します。
無作為に抽出した生活者の方々に突然、質問すると、新聞を読んでいてこれからも読むと答え、その新聞は日経だと言い出すのです。

民主主義を空回りさせないためにも世論調査方法を、客観性が高く本音に迫る数値を出せる工夫が必要と思われます。
是非とも、大学や公的な研究機関などで本音に迫る数値が出せる世論調査の研究を真剣に行ってもらいたいものです。

写真は今日、突然降り出した大粒の雪ですが北斗市も薄っすらと雪化粧を…
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