「故きを温ねて新しきを知る」
これは「ふるきをたずねてあたらしきをしる」と読み、四文字熟語の温故知新です。
昔の事をしっかりと研究し、そこから新しい道理や知識を学ぼうとの意味なのでしょう。
「温ねて」は、普段は「あたためて」なのですが、この場合「たずねて」と読ませています。
「古きを温めて(たずねて)」も意味は同じだということです。
「故き」を「ふるき」と読ませますが、古きでも同じ意味なのでしょう。
また、「温」には、「習う・尋ねる・復習・蘇る」との意味もあると云います。
私達の住宅システムの研究開発は、まさに温故知新が必須のような気がいたします。
ファース工法を開発する際は、単に高気密高断熱でなく、茅葺屋根の思想を用いました。
断熱材の無かった時代に冬の温かさ、夏の涼しさの在り方を研究したところ茅葺屋根(写真)の思想に行き着きました。
茅葺屋根は、大量の雨水を蓄えます。
暑い時にはその水を蒸発させて涼をとり、乾燥する冬は湿度を上げて人のカラダからの水蒸気を抑え、温かさを確保したのです。
先人から学ぶことが多いのですが、まさに温故知新なのでしょう。
現在は、消防法や建築基準法、省エネ基準などがあります。
法令遵守しつつも住む人の快適性と家の高寿命を確保する必要があります。
私達ファース・グループでは、まさに温故知新の思考で研究開発して出来た水分管理の家づくりを実践しております。
さて今日は終日にわたり氷点下で北海道の冬らしい一日でした。
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新