「献身」をちょうど書き終えたときに母からの荷物が届いた。
お茶、お菓子、御節の材料などこまごまとしたものがしっかりとテープされたダンボールに入っていた。
「何かいるものない? 欲しいものない?」電話をかけるときに何時も聞かれる言葉。
「別に、何もないよ。」って何時も答える。
でも母は私が、母に無理をさせたくないと思っていることを知っていて、
「町に出たときに余分に買った」とか、「人からの贈り物だけど私は使えないから」とかさまざまな理由、小さな嘘をついて、送ってくる。
「送料が無駄になるし、使えないから、もう買わないで」とは言うけど、でもあまり強く言うと母の楽しみを奪ってしまうことになる。
自分の食べるものを削っても、子供を喜ばせたい、子供にちゃんとしたものを食べさせたい。私も親だから、その気持ちは痛いほど判る。でも私は母に何をしてやれるのだろう。
だから母からの荷物。何時も嬉しく、そして悲しい。
お茶、お菓子、御節の材料などこまごまとしたものがしっかりとテープされたダンボールに入っていた。
「何かいるものない? 欲しいものない?」電話をかけるときに何時も聞かれる言葉。
「別に、何もないよ。」って何時も答える。
でも母は私が、母に無理をさせたくないと思っていることを知っていて、
「町に出たときに余分に買った」とか、「人からの贈り物だけど私は使えないから」とかさまざまな理由、小さな嘘をついて、送ってくる。
「送料が無駄になるし、使えないから、もう買わないで」とは言うけど、でもあまり強く言うと母の楽しみを奪ってしまうことになる。
自分の食べるものを削っても、子供を喜ばせたい、子供にちゃんとしたものを食べさせたい。私も親だから、その気持ちは痛いほど判る。でも私は母に何をしてやれるのだろう。
だから母からの荷物。何時も嬉しく、そして悲しい。