夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

劉希夷   白頭吟

2007年03月16日 12時59分57秒 |  漢詩を長崎弁で
洛陽城東桃李花
飛來飛去落誰家
洛陽女兒惜顏色
行逢落花長歎息
今年花落顏色改
明年花開復誰在
。。。。
  白頭吟   (代悲白頭翁)
 劉希夷



洛陽城東 桃李の花
飛び來り飛び去りて 誰が家にか落つ
洛陽 女兒  顏色を惜しみ
行(ゆくゆ)く 落花に逢ひて長歎息す
今年 花落ちて 顏色改まり
明年 花開きて 復た誰か在る
。。。。


都の外れの桃の花
風に吹かれてひらひらと
女の子たちもぐずぐずしとるうちに
時節はどんどんと過ぎていってしまう
今年の花は終わってしまったけど
来年は花の咲くときには誰が残っとるじゃろうか