夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

最初からレア物として作られたわけじゃ、、、そうなっちゃっただけなんです

2007年03月18日 07時38分44秒 | ファンム・ファタール
トラックバックのお題がレアもの。
私の持っているものの中での一番のレアものが車。ギブリの最終モデルのミッション仕様。

車というのはある程度の台数を作り出してやっと、採算ラインに乗っていけるもの。
最初から採算ライン割れして作られている、殆ど一点もの見たいなしろものだから、生産コストは凄く高かったと思う。
ちょうど、書籍などと同じ感じ。作家物の一点ものの値段はつけられないけど、きわめてそれに近い数量しか売れないものという矛盾を最初から抱えてこの世に生まれてきている。
でも車としての値段の幅はあり、それにあわせる為にも、見えない部品の精度が極端に悪かったりして、オーナーをあわてさせたり、それをカバーするための不要な出費を強いられたりしている。

しかもオートならまだいくらかは出ているのだけど、最終モデルはタイヤサイズと、マニュアルの段数が6段になってそれまでのものと差別化されているので余計にレアなものになっている。

後しばらく持っていれば、本当に大量生産品のレア物という不名誉な記録だけが残るようになるのだろうと思うけど、、、

でも、この車のオーナーはいかに悪女に世話をかけさせられるかって、嬉しそうにこぼすって評判。私も傍目にはそうなんでしょうね、、、
修理を続けていくにはもうお金が続かなくて、お前といっしょに破産だよ~って、嬉しそうに泣かなきゃいけないのかな。