夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

私の理想の終の棲家  香炉峰下 新卜山居 白居易

2007年03月25日 23時00分23秒 |  漢詩を長崎弁で
23日の日記のレスにお答えして、多摩川の河川敷には私の理想とする終の棲家があるって書いていました。
ここにその写真をアップしておきます。

傍には、20数階の高層マンションが立ち並び、一番近いマンションには居住者専用の温泉やプール、ジムまで付いている。



でもそのマンションに住むのと、このブルーシートのうちに住むのを比べれば私はこちらをとるかもしれない。

屋根や壁こそブルーシートですけど、、
上の写真は テレビアンテナがついていますね。
入り口に花台が置かれ鉢植えの花が咲いている。その右には川風を受けて食事ができるような食卓がすえつけられている。


居間から糸をたらしておけば、朝の食事の川魚は獲れるし、
前の川には夕食用の鴨が葱を背負って泳いでいる。

ダイコン花は咲き誇り、おひたしにも、ダイコン料理にもとり放題。


それよりなにより、心豊かにしてくれるもの、それは川岸には梅、桃、海棠、桜、、、時期時期の花が咲き乱れているし、
今は金色の柳の枝をベッドから眺められる。



これが理想の終の棲家でなくてなんでしょう、、、


香炉峰下 新卜山居
    白居易

日高睡足猶慵起     
小閣重衾不怕寒
遺愛寺鐘欹枕聴     
香炉峰雪撥簾看
  、、、、、、

日高く睡り足りて猶ほ起くるに慵(ものう)し
小閣に衾を重ねて寒を怕れず
遺愛寺の鐘は枕を欹てて聴き
香炉峰の雪は簾を撥げて看る


  眠っても、眠っても、けだるか春の日
  寒さは忍び込む、ばってん布団の中はぬくぬく
  寝っころがったままで本門寺の鐘を聞き
  窓をちょっと開けて雪山の景色を堪能する

随分前の写真ですけど、ここからの夕陽の眺め



何故、何が?

2007年03月25日 15時22分48秒 |  あなたの鼓動、華
作品を見たり、聞いたりしているときに、時々何故って思うことがある。
それは何故この色、線、あるいはメロディで見ている人が同じようなイメージを受けるのだろうということ。
判りやすいのはメロディかもしれない。
一つのメロディがある。
最初からそのメロディの持つ色彩、雰囲気がある。どこでそれを感じるのだろう。
その一つ一つ、そして一連の音符を微妙に長く、短く弾くことによって、他の人とは違う演奏、違う色彩、雰囲気を与えることができるけど、どこでそれを感じるのだろう。

自然の中でも同じ。
単なる偶然の組み合わせなのだけど、何かを感じてそれを切り取る、シャッターを押す。
どこが他と違うのかわからない。
そしてなぜ特別な感情を受けるのかわからない。
意図してそのような感情を与えようと作り上げたものではないけど、私が見たときと同じような感じを、私の写真を見た人が感じてくれる。

不思議で仕方がない。


ホトケノザとタビラコ

2007年03月25日 10時25分28秒 |  あなたの鼓動、華
春の七草に出てくるホトケノザとしょっちゅうアップしているホトケノザは同じものだと思っていました。
ところが友人からのメッセージでこれは別物、七草のほうはタビラコという別種なのだそうです。


ウェブなどの記述でもこの両者を混同しているのが随分あるみたい。
でも、ホトケノザは有毒という記述も見ました。

知らないでそのままにしておいて、誰かが食べて、お腹でもこわしたら大変なことになるところでした。ありがとうございます。

素人の浅薄な知識で物を言うのは止めた方がいいですね、、、
こんどからはキャプションなしにしましょう。