三日入厨下
洗手作羹湯
未諳姑食性
先遣小姑嘗
三日 厨に入り
手を洗い、羹湯を作る
未だ 姑の食性をそらんじず
先ず 小姑をして嘗しむ
嫁に来て三日目、台所に入ったと
手を洗ろうて、スープを作ってみた
お母さんの好みが分からんけん
姉さんに飲んでもらおう
嫁に入るってこと、特に昔のように一家の中へ入るということは大変だったんでしょうね。
今じゃ、核家族ちゅうて、旦那さえ騙しとけばよかけど、、、、
今ん人は、お見合いじゃ~って馬鹿にしよる。
そげん人たちは結婚は好きな人とするものって言わしゃると、、、
そりゃ、好きな人ができて、その人と一生添い遂げるならそれが一番ちゃ。
ばってん、ご飯も満足に炊けんで、相手の見栄えがどうの、収入がどうの、親とは別居してだとか、、、、
自分のことばっかり言い募っておっても、誰からも相手にされんじゃろう。
挙句に、婚活、婚活って大騒ぎしとるのを見ると、頭の悪かワシにはなんばしよっとかよう分からんと、、、
好きな相手とっていうのはどこに行ったとやろうかね~~
「隠遁なんてのはかっこよすぎる。
ただただ出不精になって、引き篭もりしているだけジャン。
それで撮るものがないからって、家も出ないでベランダだけで用を済ませようって言うのが気に入らない。
それに勝手に写真を撮らないでよ。
それにこれはあなたに食べさせるので持ってきたのじゃないからね。
お味はどうねなんて勝手に作らないでよ。
こっちはご飯を食べるのに忙しいんだから、邪魔しないで。
外に出れば被写体くらい一杯あるでしょ」
と、雀さんに怒られました。