夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

岩笛

2010年04月03日 14時09分38秒 |  岬な日々
知人が岩笛(いわぶえ)のことについて書かれていた。
聞いてみたい。

マリンバを奏する知人がいて、芸術祭大賞なんてえらいものをもらったりした人だったけど、その人がサヌカイトのことを話されていた。もちろん、彼女の場合は石そのものではなくって、サヌカイトで作った打楽器のこと。
   サヌカイト(讃岐岩(さぬきがん、sanukite、サヌカイト)はカンカン石とも呼ばれ、名称のもとである香川県坂出市国分台周辺や大阪府と奈良県の境にある二上山周辺で採取される非常に緻密な古銅輝石安山岩。。。。Wikipediaより)
もう何十年も前のことだけど、ものすごく興味を引かれて、未だに頭からそのときの話が消えないし、聞いてみたいと思いながら、その楽器すら目にしたことがない。
ほんとうはサヌカイトで笛を作って吹いてみたいって思ったりしていたこともあったんです。

岩笛も石を使ったオカリナのような楽器。
なんだか妙に気になって仕方がない。

それを吹く人は巫女(っていうと怒られるかな)的な人みたい。
いつも、私の背後霊は木花咲耶姫だって、言っている割には、本当には信じていないのですよ。

ところが、周りには霊とか、気とか、この手の話を信じる人が結構多くって、あまり勧められるので、仕方なく受けた気功治療も、紹介者が「貴方の気が強すぎるので、治療をしてくれた人がぼろぼろになるかもしれないって心配していた」って言っていたし、
ほかからも何度も、「気が強いのですね」ってびっくりされたり、
だから、逆になんなんだろうって、気になってしまったり。

以前にも書いていたけど、木花咲耶姫の元になったのは、子供のころ、叔母に連れられていっていた祈祷師たちの言葉。7,8人に見てもらって、叔母の子供たちはちゃんとご宣託(っていうのかな?)を受けているのに、私の場合は見てくれた祈祷師全員が私の背後霊が強すぎて見えませんっていうのです。そのうちの何人かが、その木花咲耶姫の名前を出してきた、ほかの一人は小夜姫って、、、
気になって調べてみたけど、小夜姫、佐依姫、、、、なんだか中国地方と関係のあるような、、、、その程度のことしか分かりませんでした。

ところが、その石笛を吹く人の名前が、佐依って言うらしい。
これはもう、恐怖に近い感じ。。。。

なんせ、木花咲耶姫さまって怒りっぽい人だから、、、もし違っていたらどうなることやら。
富士のスピードウエイでひっくり返って、亀の子になってもかすり傷一つ受けたことのない人。それが神社にお参りに行くと、不思議と車の故障や、事故寸前ってことが何度も何度もあったりして、、、、
寒川神社へお参りしたときには、高速の上でタイミングベルトを切ってしまったし。
勝浦の年越しイベントを見に来たときには、一日のうちに何度も、事故を起こしそうになった。一瞬ふっと気持ちが途切れるような感じに襲われるのですよね。後から考えると、イベントが終わって、ご来光を待つ間、山の上の神社で過ごしていたのです。
足尾に行ったときも、止めた車が氷でずるずると崖のほうへ滑っていく。やっと止まったってほっとしてみると、車を止めたところに小さな祠。
怪我をするような、死ぬような事故じゃないけど、お叱りかな、、、って思うと、思い当たるんですね、、、
姫様以外のところへお参りしたら本当に何をされるか分からない。
だから、元旦などに神社に行っても、けっしてお参りをしない。
ただ、行くだけ。
信じないっていいながらも、なんとなく恐ろしいんですよ。


この人が、岬町から出雲大社への光のラインなんてイベントをやっていたり、
岬は終の棲家と定めたところ。それにその起点のところって、私が日ごろ用もないのにふらふらしている場所。出雲大社は因縁があるといえば、かなり強い因縁があるのですよね。
その因縁とは別だけど、今、退屈して死にそうな体と心をつないでいるのはカメラ。そのカメラで最初に認めてもらったのは中学か高校のときに出雲の、神社そばで撮った写真。それが朝日カメラに入選したのが始まりだった。(もっとも、その後は、どこにも応募したりしたことはないので、これが最初で最後だけど) ここは出雲大社ではないけど、大社の近くにあって、毎年、出雲大社が挨拶しに行くところなんです。

そんなおどろおどろしい話は別にして、単純に岩笛の音を聞いてみたいのだけど、、、、
私は岬ではどうも村八分のようだし、、、、、
お願いしても無理でしょうね、、、

浜の真砂は尽きるとも

2010年04月02日 19時05分34秒 |  岬な日々


岬の家は崖に囲まれています。
その崖に地主が建築現場などでもらってきた廃材(プロ用の調理機材や、工事の機械、鍋やさらにいたるまでいろんなものを山のように積んでいます。

周りの人々が、市役所を入れて文句を言いに行くと、これは私のコレクションであるって胸を張ってのたもうたそうです。

私も役所に掛け合って、役所は、廃材に水がたまったりして不衛生だし、木が私の家の屋根を打ったりしている。崖の一部も垂直に切って、そのまま放置したところがあるので危ないということで、手紙を書いてあげましょうということになったのですけど、しばらくして、移転先が不明なので、連絡できない。裁判でも起こしたら裁判所が調べてくれるけどって返事が戻ってきました。

東京に住んでいた地主は私がここに入る前に亡くなり、家族は転居しているのですけど、登記はそのまま。市役所も固定資産の評価が低いので固定資産税の支払いがないのだそうで、記録がないとのこと。

裁判沙汰っていうのもって躊躇してそのままになっておりました。

木曜日に岬に戻って見ると、廃材を運び出している人が居るのです。
これは地主の家族が心を入れ替えて、綺麗にしているのかと思ってきくと、地主のことは知らないっていう。そしてばたばたと廃材を積んで、かえって行きました。

たまたま家に来ている便利屋さんが今朝訪ねてきたときに話をしましたら、今はひところ下がった地金がまた上がってきているとのこと。たぶん、100万以上の価値があったと思うよって話しをしていました。大きな機械なんかは軽トラックでは無理なので、もっと以前にクレーン車とトラックで来て運んでいったのじゃないかなってこと。

ほんとうは、廃材を運んで行ってくれるのなら、知らん顔をして、綺麗にさせてやればいいのですけど、こちらの家も不在が多いってことで、庭から入られると、家のもの一切合財持っていかれてしまう。

ということで、警察に電話を入れました。地主と話がついているのかどうかは不明だけどってことで事情を説明しましたが、その後、家を留守にしている間にまた、彼らが戻ってきて運び出そうとして、パトロールに来た警官に見つかってしまいました。

警察からの連絡で、急遽、家に戻りましたが、彼らは「私が頼んだ」って言っているけどというので、そんなことは絶対にないよと言いますと、そうだろうなという顔。

パトカー、警察車両、そして交番からのバイク。おまけに2台のミニパト。。。
警察は彼らと顔を合わせないほうがいいので、連絡がつく近間に居てほしいというので、近くで車を停め、終わるのを待っておりました。
ドロさんらの乗ってきた車2台を運び出すレッカーが出て行ったのが、それから4時間後。

今日はとんでもない事件で半日が過ぎました。
いや、長生きすると世の中、いろんなことが起こるのですね。
なんにもない、年寄りの一日に久方ぶりの刺激でしたよ。

でも、あのドロさんたちがお礼に来られたらどうしよう。

好きです

2010年04月01日 23時08分59秒 |  あなたの鼓動、華


好きです
この時期の花たち
厳しい冬の寒さの中で命を伸ばし
限られた陽光にも感謝し
その喜びを人にも分けてくれるから







本当の、素晴らしさを知らない、井の中の蛙じゃ仕方ありませんよ、、、
本物を知らなきゃ、、、、
なんて、自分のセリフにけちをつけても仕方がない。
小さくまとまってもいい世代ってのもあるのです。
いいのじゃなくって、まとまるしかないってところが悲しいですけど。




ところで、こちらはニリンソウですよね。



花は一輪しかつけてなかったけど、葉っぱはニリンソウ。
花も小さい。
もうすぐ、家の近所にも一輪咲き(二輪目は、一輪目が終わるころに出てきます)のニリンソウが群生します。
お分かりの方、助けて!

ちょっと、気取ってみました。





菜の花電車 いすみ鉄道と小湊鉄道

2010年04月01日 17時52分41秒 |  岬な日々


菜の花電車って書いて、いつも「はて、これでよいのだろうか」って疑問符が頭をよぎります。
電車じゃないのですよね。正確にはディーゼルカー。
でも、菜の花ディーゼルカーじゃ長ったらしくって、、、
他の方はどう呼んでいらっしゃるのかなって見ましたら「列車」がありました。
ほんとうはその方がよいのかもしれませんけど、でも一両編成ではなんとなく列車って呼ぶのも、、、、
まあ、よろしいでしょう。
今回までということで、菜の花電車。

今年は国吉や、城見が丘の菜の花電車を紹介していますけど、東総元のがまだでしたね。
桜もやっと五分咲きでしょうか、、、



今日東京を出るとき、多摩川の桜はほぼ満開でした。
外房、いすみのあたりって思われているほど暖かくはないのです。
私よりも少し前に大原に越してきた先輩。
家を買うときに、不動産屋に言われたそうです。
「旦那さん、外房は冬は暖かく、夏は涼しい」
引っ越した年の冬、部屋の中で氷が張ったそうで、、、
「だまされた~」って地団駄ふんでおりました。
海との間に一つでも山があると、けっこう内陸気候になって冬は寒く、夏は暑いになってしまいますね。
昨年の冬に茂原の先でマイナス6度なんて気温を何年ぶりかで見ました。
お正月ころに、よく東北に行くのですけど、いわきから郡山に抜ける道が、その道中の最高地点。道の周りの温度計をしっかりと見ていくのですけど、たいがい0度止まり。マイナス6度なんて最近は見たことがなかった。

ところで、トップの写真は東総元ですが、こちらは小湊鉄道の月崎の駅。
右側の家が月崎駅です。