旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

九州列車紀行 熊本→小倉

2008-11-18 15:30:55 | 列車の旅

寝台特急〔はやぶさ〕 42列車 (熊本)

熊本に到着すると、東京行の寝台特急〔はやぶさ〕が出発を待っていた。僅か4時間ほどで折り返してゆく。今日の〔はやぶさ〕で熊本に到着し、今日の〔はやぶさ〕で熊本を発つツワモノもいるのだろう。そういう自分も九州で宿泊する予定はない。


手前は特急〔リレーつばめ53号〕 53M列車 (熊本)


「東京」の文字が見られるのも〔はやぶさ〕あってこそ!

15時57分、〔はやぶさ〕の出発を見送り、自分の乗る列車の入線するプラットフォームへ移動する。特急〔有明24号〕小倉行。博多行じゃないところがいい。熊本始発ではなく、豊肥本線光の森始発。光の森って何やねんと思ったらニュータウンらしい。指定席は熊本-小倉間で窓側に空席がなく、自由席にしたのだが、熊本駅では自由席の列が出来ている。列車が到着した。乗り込んだ車両には窓側に空席はない。しかし隣の車両には空席多数。4両編成中、3両が自由席で、心配には及ばなかった。熊本16時10分発。午前中に〔はやぶさ〕でやって来た道を、電車特急は快走する。その分、停車駅は多く設定されているが。

特急〔有明24号〕 熊本(16:10)→小倉(18:30) モハ787-12


有明海を挟んで雲仙が見える! (長洲-大野下)

雲仙を見て、福岡県に入る。一旦、佐賀県に入り、再び福岡県にはいる。博多が近づくにつれ、混み合ってきた。そして博多に着くと乗客の多くが入れ替わる。博多で新幹線に乗り換えられるが、このまま小倉まで行く。少しでも九州の列車に乗っていたいのもあるが、熊本→〔有明〕→博多→〔こだま〕→新岩国と乗り継ぐより、熊本→〔有明〕→小倉→〔こだま〕→新岩国と乗り継ぐ方が特急料金が安いのである。もちろん博多乗り継ぎの方が速い。博多からはほぼ空席がなくなった。休日を博多で過ごして家路に向かうのだろう。特急料金も安く、割引切符もあり、気軽に特急に乗られて羨ましいが、京阪神のように新快速の方が特急料金が要らなくていい。なお、福岡市・北九州市の両政令指定都市間では、JR九州(鹿児島本線)、JR西日本(新幹線)、西鉄(高速バス)が鎬を削っている。そんな中、速度の遅い〔はやぶさ〕は都市間特急のお邪魔なのか、後続の〔有明24号〕は途中駅で抜いていった。日も暮れて終点の小倉に到着した。


特急〔有明24号〕 1024M列車 [787系車両] (小倉)


寝台特急〔はやぶさ〕 42列車 (小倉)

せっかく〔はやぶさ〕を追い抜いたので、待ち構えて撮影する。


寝台特急〔富士〕 2列車 (小倉)

大分発東京行の〔富士〕もやってきたので撮影する。〔はやぶさ〕と〔富士〕は、次の門司で連結される。その様子を見に門司まで行ってもいいが、まあやめておく。かしわうどんにも惹かれたが、今朝の〔はやぶさ〕の車内から見たプラットフォームのラーメン店に入り、ラーメンを啜る。ようやく九州らしいものを食べた。 (つづく)


ラーメン(420円)
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いずれも平成20年9月21日撮影