旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ふらり北陸 浦和→金沢

2011-01-24 00:00:00 | 列車の旅

東北本線 浦和駅さいたま市浦和区高砂

平成22年3月6日土曜日。青春18きっぷで1泊2日の旅に出掛けてくる。旅の出発地は浦和駅。同駅は高架化工事中で、京浜東北線(北行・南行)と東北本線上り線は既に高架線に移っているが、東北本線下り線は従来のままである。ここから高崎線の普通列車で出発する。なお東北本線下り線の高架化がすむと、現在はプラットフォームのない東北本線(貨物線)にもプラットフォームが設けられ、貨物線を走るいわゆる湘南新宿ラインも浦和に停車するそう。

高崎線 普通 837M 浦和(7:34)→高崎(9:09) クハE230-8037


埼玉県のマスコット「コバトン」


高崎線 普通 837M列車 [E231系車両] (高崎)

大宮までは東北本線、大宮からは高崎線を走る。埼玉県より群馬県に入る。高崎で信越本線に乗り換え、釜めしの横川へ向かう。線路は横川で途切れている。

信越本線 普通 129M 高崎(9:13)→横川(9:46) クハ106-117


信越本線 普通 129M列車 [107系車両] (横川)


ジェイアールバス関東 碓氷線 (横川)

平成9年の北陸新幹線(長野新幹線)高崎-長野間開業時に、並行在来線の信越本線横川-篠ノ井間は廃止となった。軽井沢-篠ノ井間については、第三セクターのしなの鉄道に移管されたが、群馬県・長野県境の碓氷峠を越える横川-軽井沢間を走る列車はない。JRバスがこの間を連絡している。運賃は500円。青春18きっぷは使えない。霧の国道18号碓氷バイパスを走って長野県に入り、無事に軽井沢に到着する。

ジェイアールバス関東 碓氷線 横川(10:00)→軽井沢(10:34) M538-98401


東京、長野のオリンピック開催を記念するレリーフ (軽井沢)

軽井沢では昭和39年の東京オリンピック(TOKYO 1964)の馬術競技が、平成10年の長野オリンピック(NAGANO 1998)ではカーリング競技が開催されている。さて、軽井沢でも釜めしは販売されているが、まだ空腹ではないので購入はせず。軽井沢から先の鉄道は残ったが、しなの鉄道線はJR線ではなく、青春18きっぷは使えない。自動券売機で篠ノ井までの乗車券を購入する。運賃は1,400円。



metro 軽井沢を出発symbol6


しなの鉄道線 普通 761M列車 [115系車両] (軽井沢)

小諸行の車内で待っていると、隣の北陸新幹線(長野新幹線)に列車が到着した。新幹線からの乗り換え客を乗せて軽井沢を出発。次は中軽井沢。長野オリンピックの時、軽井沢行の列車からドイツ人のグループが誤って降りかけたのを思い出す。結局降りなかったので事なきを得たが、駅名が沓掛のままならドイツ人も迷う事はなかったろう。以前、L特急〔あさま〕を撮影した場所を通過し、小諸に到着した。

しなの鉄道線 普通 761M 軽井沢(11:00)→小諸(11:24) クハ115-1021


しなの鉄道線 普通 639M列車 [169系車両] (小諸)

新幹線開業で特急がなくなり寂しくなった小諸。ハイブリッド列車が登場した時に小海線に乗って以来の小諸である。先程の列車は空いていたが、長野行の列車は長野が近づくにつれ混み合ってきた。それでも第三セクターの経営は厳しいのだろう。久しく乗らない間に新駅がいくつも出来ている。篠ノ井に到着する。オリンピック開会式・閉会式会場まで歩いて往復したのを思い出す。聖火が灯る会場を二度訪れているが、オリンピックは観戦しておらず(切符がない)、オリンピック開催中の街の雰囲気を楽しんだだけである。列車はそのままJR線に乗り入れ、終着の長野に到着する。

しなの鉄道線・信越本線 普通 639M 小諸(11:32)→長野(12:35) クハ169-19


信越本線 古間駅長野県上水内郡信濃町富濃

直江津行に乗り換える。車両はL特急〔あさま〕で使用されていた特急型の189系。さて、弁当を買いたいが、近くに売り場が見当たらない。新幹線の方には駅弁がありそうだが、時間がない。名古屋行L特急〔(ワイドビュー)しなの〕が出発を待つ隣のプラットフォームに売店を見つけ、急いで弁当を買ってくる。コンビニ弁当だが安上がりでいい。長野を出発し、各駅に停車する。北陸新幹線が先に延びて行くのが見える。長野から乗っていた高校生が各駅で降りてゆき、車内は閑散としてきた。長野県・新潟県境に近づき、車窓がついに雪景色となった。新潟県に入る。スイッチバックの二本木で上り列車と交換。あちらも特急型である。スイッチバックの駅は久しぶりである。かつて乗った磐越西線中山宿、和歌山線北宇智など、スイッチバックのなくなった駅もある。


北陸新幹線の建設が進む (脇野田付近)


普通〔妙高5号〕 3325M列車 [189系列車] (直江津)

日本海側の直江津に到着する。平成元年に直江津発上野行のL特急〔あさま〕に乗った事があるが、今日はここまで5本の列車と1本のバスを乗り継いでいる。18きっぷの旅だから仕方がない。

信越本線 普通〔妙高5号〕 3325M 長野(12:44)→直江津(14:16) モハ188-32


留置される京浜東北線の209系車両 (直江津)


北陸本線 普通 558M列車 [455系車両] (直江津)

直江津からはJR東日本に別れを告げ、JR西日本の北陸本線を行く。東京から離れてゆくけど、金沢・富山方面へ向かう列車が上りである。やはり京都が都なのだろう。特急を見送り、売店でカップ酒とつまみを買って日本海沿いの各駅停車の旅に備え、直江津を出発する。


metro 直江津を出発symbol6


車窓には日本海! (有間川)

北陸本線 普通 558M 直江津(14:51)→富山(16:52) クハ455-43


北陸本線 普通 444M列車 [413系車両] (富山)

北陸本線 普通 444M 富山(17:07)→金沢(18:11) クハ412-3


metro 富山乗換えで金沢に到着symbol6

北陸本線沿いでも新幹線の建設が進んでいた。第3セクターになる前に、しっかり北陸本線を楽しんでおきたい。新潟県から富山県、石川県と進み、金沢到着で今日の行程は終了。駅前のホテルにチェックインし、ご馳走を頂戴して就寝する。明朝は早い。 (つづく)


ガーデンホテル金沢 (石川県金沢市本町)


夕食はホテルで♪
いずれも平成22年3月6日撮影