JR東日本 篠ノ井線 松本駅《お城口(東口)》 (長野県松本市深志)
アルピコ交通(松本電鉄) 上高地線 松本駅
大糸線の出発まで時間があるので途中下車。観光案内所で松本の地図を頂戴する。さて往路は鉄道を利用したが復路はバスを検討している。
アルピコ交通 松本バスターミナル (長野県松本市深志)
駅の近くにあるバスターミナル。バスの運賃と時刻を確認しに来た。その入り口には。
祝優勝V3・大関昇進 御嶽海久司関
当時は長野県はまだ無く信濃国、信州では寛政7年(1795)に大関に昇進した雷電爲右エ門以来の大関だそう。おめでとう。御嶽海関は木曽郡上松町出身。
JR東日本 特急〔(ワイドビュー)しなの5号〕 1005M列車 [383系A4編成]
(松本)
駅に戻り再入場。名古屋発長野行の特急列車が入ってきた。JR東海の383系で運転。
長野方の先頭車両はパノラマグリーン車
長野に向け出発
名古屋方の最後尾はパノラマではない普通車
かつて特急〔(ワイドビュー)しなの〕は大阪-長野間の1往復があったが、平成28年に大阪発着する列車は廃止。今は定期列車は名古屋-長野間のみ。
アルピコ交通(松本電鉄) 3000形車両 (松本)
上高地線のプラットフォームに車両が止まっている。
アルピコ交通上高地線 代替輸送実施中
令和3年8月の大雨により田川橋梁(西松本-渚間)が被災。水害お見舞い申し上げます。現在、松本-渚間は運休し代行バスが走っている。渚-新島々間では列車は運行している。上高地へ行った時は手前の駐車場まで車で、その先はバスで向かったので上高地線には乗った事がない。上高地はよかった。今度は上高地線の列車とバスで行ってみたい。
プラットフォーム向かいに大糸線の列車が入る
このプラットフォームに閉店したそば店がある。大糸線や上高地線を利用する登山客が利用していたのだろうか。
JR東日本 大糸線 4327M列車 [E127系A11編成] (松本)
大糸線で松本を出発
出発したかと思ったらすぐに到着した。速いのではなく駅間が0.7kmしかないのだ。
JR東日本 大糸線 4327M列車 [E127系A11編成] (北松本)
大糸線で北松本に到着
大糸線 4327M 松本(11:20)→北松本(11:21) クハE126-111
◆新松戸-北松本間の運賃4,510円
JR東日本 大糸線 北松本駅 (長野県松本市白坂)
これまで令和4年2月15日撮影
左の島式プラットフォームが大糸線北松本駅。右側の線路は篠ノ井線。並走しているが篠ノ井線の駅はない。篠ノ井線の松本以北は明科-田沢間を除き単線で全線電化。大糸線は全線単線でJR東日本管内の松本-南小谷は電化、JR西日本管内の南小谷-糸魚川間は非電化である。南小谷-糸魚川間は廃止も視野に検討しているニュースがあった。以前は関西から白馬方面の〔シュプール号〕が北陸本線経由で大糸線に入ったものだが。平成13年に特急〔白鳥〕のラストランを糸魚川で見送った後、一度だけこの区間に乗った事がある。
乗車券 新松戸→北松本(4,510円) 令和4年2月14日撮影
乗車券は北松本まできっちり使用した。回収箱に入れて出場する。
駅頭の様子 これより令和4年2月15日撮影
駅舎の写真を撮り忘れた。これからお城へ行く。松本駅より北松本駅から歩く方が近いが、大糸線を待たずに松本から歩く方が早かった。切符のために大糸線に乗ったようなものだ。
国宝 松本城天守 (長野県松本市丸の内)
久しぶりに松本城にやってきた。やっぱり格好いい。
松本城を訪れるのはこれで三度目。一度は中に入ったが久しぶりにまた入ってみよう。
お城の猫?
松本城 黒門 二の門
それでは登城する。国宝松本城天守(本丸庭園内)観覧料は700円。
松本城 黒門 一の門
やや。門前には忍びの者の姿が見える。
松本市マスコットキャラクター「アルプちゃん」
かわいい忍者よのう。
やや。先程は門前に忍んでいたと思えば、いつの間にやら甲冑を着け抜刀して待ち構えている。剣呑剣呑。城の守りは固いな。
いざ天守へ
入り口で靴を脱ぎ、ビニール袋に入れて持ってゆく。天守内の展示品について写真は撮らなかったが鉄砲の展示の多さに驚く。内部の階段は急で各所に係の方がおられて、どこの段が特に急だとか注意を促している。おかげで転落などしなかった。足腰悪くなったらもう来られないな。そして冬に靴下で板の廊下を歩くのは冷たかった。前に来た時は冬ではなかったのだろう。
最上階へ
息を切らして登ってきた。最上階は床に畳を入れられる仕様になっている。では天守から東南西北の眺望を見てみよう。
東 EAST
太鼓門、松本市役所方面。
南 SOUTH
市街地方面。
西 WEST
北アルプスの山々が…見えなかった。
北 NORTH
北側に見えるのは。
国宝 旧開智学校校舎 (長野県松本市開智)
明治9年築の学校建築。一度訪れた事がある。令和元年に国宝に指定されたそう。今は休館中だがお城と併せて訪れたいところである。
月見櫓
タモさんがブラブラする番組で知った月見櫓。寛永11年(1634)に上洛した将軍徳川家光公が帰路に立ち寄るという事で、時の藩主松平直政公が前年より普請したものの都合により将軍の松本訪問は中止となったそう。
今夜は十五夜だが月が出るのはまだで、かつ曇っている…
天守から出てきた。出口は月見櫓の下か。
月見櫓外観
全国のお城の写真がパネル展示されているのを見て黒門より出る。岩国城のパネルもありました。コンクリだけどね。
お城の周りを一周してみる。
二の丸御殿跡
御殿は明治には筑摩県庁となっていたが明治9年6月に失火で焼失。同年8月に筑摩県のうち信濃国部分は長野県、飛騨国部分は岐阜県に合併。筑摩県は廃止された。
松本市役所 本庁舎 (長野県松本市丸の内)
太鼓門を出たところにある松本市役所。昭和34年竣工の庁舎。もっと新しい建物を想像したが年季が入っている。これから新庁舎に建て替えるのだそう。
再びお城の方へ戻る
太鼓門
一周して黒門に戻りこれでお城を後にする。
大名町通り
古地図では大名小路。
千歳橋より女鳥羽川を見る
橋の手前で道路がクランクになっていたのは大手門の枡形があったからか。
本町通りと伊勢町通りとの丁字路
南北に通る本町通りが善光寺道・北国西往還で、西に延びる伊勢町通りが野麦街道。善光寺道から野麦街道に入る。東京渋谷にあるような商業施設もある。野麦街道といえば『あゝ野麦峠』の名を思い出すが峠には向かわずに松本駅への横道にそれる。松本駅を見て松本バスターミナルに到着。7階が食堂階なのでエレベータで上がる。サイゼリヤに行こうかと思ったがお蕎麦屋さんがある。ここは信州。お蕎麦屋に入った。
日本酒(374円)
酒類の確認をしたら大丈夫だそう。太田さんの松本でお酒が飲めてよかった。燗酒にするべきだろうが、次のバスに乗れないかなと思い冷やにする。山菜をあてに一盞。実に旨い。
日替わりランチ(880円)
思いの外に充実した内容。バスは次の次にしよう。お蕎麦を食べてお酒を飲む。冷や酒が旨い。普通にお蕎麦を注文してもよかったがご飯も食べたかったのと値段を見て日替わりにした。フライも揚げたてでアツアツ。美味しくて結構なお昼でした。ごちそうさまでした。
信州砂場 (長野県松本市深志 アルピコプラザ7F)
食事を終えた頃にバスは出発。一時間後に出る次の新宿行のバスの切符を購入する。
乗車券 松本バスターミナル→バスタ新宿(3,900円)
鉄道だと松本-東京都区内間の運賃が4,070円で特急に乗ると更に特急料金2,550円もかかる。正規運賃・料金を紹介したがそれぞれサイトから購入すると安くなる。時刻表を見ると高速バス5928便が松本BT発14時20分でバスタ新宿着17時38分、鉄道は特急〔あずさ38号〕が松本発14時50分で新宿着17時23分。値段と所要時間を考えればバスもありだが道路事情により大幅に遅延する事もありうる。新宿着が夕方の予定だがどうなるか。
アルピコ交通(松本電鉄) 3000形車両 (松本)
バスの出発まで時間があるので松本駅の西口、アルプス口まで行ってみる。これは午前中にも見た止まったままの車両。
車止め
地図を見ると大雨で被災した田川橋梁は松本駅からも近いようだ。渚駅までの代行バスはここアルプス口を発着している。早期の復旧を願う。
アルピコ交通(松本電鉄) 上高地線/JR東日本 篠ノ井線 松本駅
《アルプス口(西口)》 (長野県松本市深志)
京王バス 新宿-松本線 5928便 (松本バスターミナル)
バスターミナルに戻ると新宿行は入っていた。運転士さんに切符を渡して乗車する。以前、新宿から松本まで利用した時も京王さんだったのでアルピコ交通さんのバスにも乗ってみたかったが、時刻表を見ると松本発13時20分以降は京王さんの担当となっている。定刻に松本BTを出発したバスは篠ノ井線・大糸線のガードを潜り国道143号・国道158号を長野自動車道松本ICへ向かう。奈良井川を渡る時に川が北に流れているのを見て分水嶺の日本海側にいることを認識する。奈良井川は梓川と合流すると犀川となり、長野市で千曲川と合流。新潟県に入ると信濃川と呼ばれ新潟市で日本海に注ぐ。バスは松本インター前停留所に停車。乗車あり。待合室と高速バス利用者の専用駐車場を備えている。松本ICより流入し岡谷方面へ。長野道神林BSに停車。乗車あり。鉄道駅と離れた場所で乗客を拾ってゆく。ここも停留所近くに駐車場あり。
塩尻北IC付近
奈良井川、篠ノ井線、国道19号を越える。泊まっていたホテルが見える。高速道路と国道のの近くだが防音はよく部屋は静かだった。
田畑には雪が残る(広丘野村BS-塩尻北IC)
街や道路に雪はなかったが残雪を見ると印象も変わる。長野道広丘野村BSに停車するも乗車なし。ここも駐車場有。塩尻ICを過ぎてみどり湖PAに入る。休憩ではなく中央道みどり湖BSに停車するため。乗車あり。ここも駐車場有。PAの駐車場とは別にである。松本BTからみどり湖BSまでは乗車専用。松本行は反対に降車専用だったが利用者は多かった記憶がある。塩嶺トンネルを抜けて分水嶺を越える。諏訪に降った雨は太平洋に注ぐ。長野道起点の岡谷JCTから中央自動車道へ入る。東京方面へ。
諏訪湖が見える (諏訪湖SA-岡谷JCT)
鉄道からよりもよく見える。今年は全面結氷した日もあるが、御神渡りはなかったとの記事を後日目にした。長野県より山梨県に入る。
秩父山地の山々? (韮崎IC-須玉IC)
双葉JCTで中部横断自動車道が分岐する。新東名高速道路新清水JCTまで開通している。
中央自動車道 双葉サービスエリア 上り (山梨県甲斐市龍地)
双葉SAで休憩。
武田信玄公開運座像
なんか凄い。
京王バス 新宿-松本線 5928便 (双葉SA)
休憩は一度だけ。新宿に向かう。笹子トンネル渋滞なし。大月JCTで富士吉田線が分岐。山梨県より神奈川県に入る。小仏トンネル渋滞なし。これらのトンネルに渋滞で苦しめられた記憶がよみがえる。神奈川県より東京都に入る。八王子JCTで圏央道に接続する。八王子TBを過ぎるが流れは順調。しかし交通量は多くなってきた。中央道日野BSに停車。降車あり。新宿までに降車出来るのは日野のみである。最寄り駅は多摩モノレール線甲州街道駅。多摩川を渡り競馬場を望む。外環道とのJCTの工事現場を通るが事故のせいで開通がいつかわからなくなった。高井戸ICより首都高速4号新宿線に入る。永福TBを通過。道路は混雑しているが止まるほどではないが流れが悪くなっている。初台で流出し国道20号甲州街道を進む。新宿駅を見てバスタ新宿に入る。渋滞による遅れもなく無事に到着した。
京王バス 5928便 松本BT(14:20)→バスタ新宿(17:38) 51005 運賃3,900円
ピントが合ってない…
高速バスでバスタ新宿に到着
新宿の空に旧暦一月十五日の月
十五夜だが満月ではないのだそう。旧暦の小正月。平溪では元宵節であまたの天燈が夜空に放たれるのだろう。 (おわり)