夜が明けると雨だった…_| ̄|○ ←こればっか
平成20年7月22日火曜日。函館のホテルで雨の朝を迎える。列車に乗っている分には運休とならなければ構わないが、今夜は雨だと困る用事がある。今朝も8時台の列車に乗るので、さっそく朝食を摂りにレストランへ行く。昨夜の夕食と同じところである。
朝食バイキング (焼きたての帆立と鮭あり)
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バイキングの料理が並ぶのは他と変わりないが、女性が帆立や鮭を焼いている一角があり、熱々のが食べられる。二皿ともいただく。生卵と納豆がある。これもいただく。ご馳走があっても納豆は欠かせない。これで満腹となるので、イカ刺しもあったが止めておく。窓辺の席で景色も見ながら食べ始める。帆立が旨い。馬鈴薯とイカの塩辛を一緒に食べるのも旨い。
レストランの窓からの眺望 (やっぱり●横インじゃま)
満足して部屋に戻るが、ゆっくりしていられない。荷支度をしてチェックアウトする。時間がないのにホテルの建物を撮影するのに、市電がやって来るのを待ってしまう。
フィットネスホテル330函館 (北海道函館市若松町)
駅前のホテルというのはありがたい。すぐに函館駅に着いて、自動改札機に「北海道&東日本パス(普通列車限定)」を投入して、今日の旅を始める。函館本線の普通列車は入線していた。朝のラッシュの時間帯だが空いている。ボックスシートを占有する事となる。
函館本線 普通 821D列車 [キハ40形車両] (函館)
函館本線 普通 函館(8:14)→大沼(8:59) キハ40-841
函館を発車。各駅に止まってゆく。五稜郭より非電化となる。この列車は気動車である。空いていた車内が、更に空いてゆく。上り列車は函館の中心部への通勤・通学で混雑しているはずだが、すれ違う列車はそれほど混んでいるようではない。
ここに北海道新幹線の駅が建設される! (渡島大野)
北海道新幹線新函館駅(仮称)が建設されるという渡島大野に到着。交換待ちの間にプラットフォームに降りてみる。東北新幹線が新青森まで全通した後は、新函館(仮称)まで開業させることになっている。札幌までは未定。長閑なローカル駅だが、将来は新幹線と在来線を乗り換える客で賑わうのだろう。ここは亀田郡大野町だったが、平成18年(2006)に上磯郡上磯町と合併し、北斗市が新設されている。北海道の旧大野町(現北斗市)には渡島大野駅。広島県の旧大野町(現廿日市市)には大野浦駅。では大野駅はというと、福島県双葉郡の旧大野村(現大熊町)に常磐線の駅としてある。
函館本線 渡島大野駅 (北海道北斗市市渡)
渡島大野を出発して、勾配がきつくなってきた。函館本線には函館方の七重で二手に分かれていて、渡島大野を経由しない勾配の緩やかな下り専用線(登り坂だけど)もあるので、特急などほとんどの下り列車はそちらを走る。この列車は急勾配の方をゆるゆると登り、トンネルを抜けて小沼の湖畔に出た。北海道の車窓でもお気に入りの区間であるが、霧で湖が見通せない。雄大な駒ヶ岳(1,131m)も姿を見せない。まあ、これはこれで水墨画のようで味はある。後方の席から「Very Nice!」と声が上がる。外国人が乗っていたのか。是非、駒ヶ岳も見てもらいたいのだが仕方がない。列車は大沼に到着し、ここで降りて乗り換える。長万部行は出発していった。
大沼に到着!
ちょっと時間があるので改札を出て、用を足してくる。駅の入口に「大沼だんごは大沼公園駅云々」と張り紙がしてある。特急の車内販売でも扱う、名物の「大沼だんご」は隣の大沼公園駅前のお店で販売されている。中には大沼駅に買いに来てしまう客がいるのだろう。車で何分とあり、列車で何分とは書かれていない。列車の運転本数を考えれば当然である。 (つづく)
函館本線 大沼駅 (北海道亀田郡七飯町字大沼町)
大沼駅前はこんな感じ
いずれも平成20年7月22日撮影