今年も明けました。快晴の青空がちょっとばかり希望を持たせてくれましたが、それも午後は曇ってきて、いっそう寒さが身にしみました。
この年になると、新しい年を迎えても特に感慨はわきません。恒例の実業団駅伝も、応援する旭化成がずっこけて、もうひとつぴりっとしません。
ただ、8時半に新聞を取りに行くと、すでに年賀状が届いていたのには驚きました。記憶では10時前に配達されたことはなかったような気がするが、民営化で気合いが入っているのでしょうか。
経団連の御手洗会長が年頭所感で、「一人あたり国民総所得(海外から得られた所得を含む)を、10年後に世界最高にする」と述べています(日経新聞3面)が、悪いとは言いませんが、そのような富を追う競争をするより、政官財に巣くう病根退治をしてくれないかというのが実感です。
守屋(防衛次官)みたいな男に、長年勝手なまねをさせる政官、偽という字がその年の象徴となるような経済界、年金問題しかりで、このようなことが放置されて、所得水準を競ったところで世界に笑われるだけでしょう。
技術水準の最先端とされるインターネット上には、淫らで低俗な情報が飛び交い、近年の想像を絶する事件の病根となっているのではないでしょうか? 日本は心の準備をすることなく「新しい」社会に引きずり込まれたのではないか?
気になることばかりですが、今年こそ、年寄りがこのような繰り言を言わなくてすむような社会になることを念じています
08年元旦 Tabinoplasma