昨日は、恒例により家族が集まり新年を祝った。家族といっても息子、娘夫婦と隣に住む甥を含めた8人。甥は昨年お母さんをなくし(お父さんは既に数年前に亡くなっているので)一人身となった。。一人っ子の寂しさ、ということになるが、わが子供たちは一人っ子も生まない。つまり私たちは未だ孫を持たない。
それだけ自由といえば自由で、この新年会は午後4時に始まり12時まで続いた。ワイフがせっせと作ったおせち料理に市販のおせちセットも加え、その後寿司をとり、最後は鍋料理をみんなでつついた。
酒も、先ずビールに始まり、ワインへ進む。これも昨年秋にドイツで味をしめた「アウスレーゼ」と「アイスワイン」を3本飲み、そのあと日本酒に移ったが、これも秋田の福禄寿さんの新作「浦城本丸にごり酒」からその清酒「純米吟醸生酒」へ、その後は長野小布施の桝一酒造の「純米大吟醸」から愛知の御代桜酒造の「純米大吟醸」と豪華な顔ぶれが続いた。恒例の「亀の翁」まで行き着かない有様だ。
どれもいずれ劣らぬ名酒であった。
ワイフと片付けを終え風呂に入ると、午前二時になっていた。4時から12時までといえば8時間だ。食べも食べ、飲むも飲んだが、この間、腰を上げようとする者がいなかったということは、まあ幸せというしかなかろう、というのがワイフとの結論であった。
甥は50歳、長男は43歳でともに独身、次男は40歳、長女は33歳でどちなも子供なし、という状態を見るとき、「これで人類としての勤めを果たしているのか?」 という疑問が残るが、昨年列島を吹き荒れた極悪、非道、汚辱の世界に手を染めることなく、貧乏でも真っ直ぐ生きているとすれば、それをもってよしとするか・・・。
今年もこうして、そろりと動き始めた。