一昨日のブログで「永遠ならいいなあ・・・高田エージ」を書いた。昨年暮れの次男のライブ「高田エージ、首藤潤ジョイントコンサート」の感想を書いたものだ。
私はその中で二人が唄う歌のなかに「ウソをついた後のやましさ」という言葉を聞いて、日本の支配層の中に、ウソをついてまったく恥じない政治家、官僚、財界人の多い中で、「これだけはやめようね」と誓い合っている市井人の生き様を見たのであった。
また「守りたい人が出来たとき、暗闇なんて怖くない」という歌詞に、名声や地位よりも愛に生きる人たちの生き生きとした声をきいたのだ。
実はそのコンサートで、もう一つ心に残った歌があった。
「そのままでいいよ」という歌である。もちろんこれも、高田エージ作詞作曲である。
そのままでいいよ そのままのお前が一番いい
月明かりに包まれて 蝶になってる夢を見た
空を飛んで森を見た 雲を越えて海を見た
夜の風に誘われて 花を知って恋をした
そのままでいいよ そのままのお前が一番いい
世は虚飾にまみれている。服飾、化粧、広告・・・実像はすべて覆い隠されている。実像のままのもはほとんど無いのではないか? 日々口にする食物でさえ、色も味も作られている。
「そのままのお前」を見ることはほとんどない。だから、このコンサートは、一生懸命「そのままのお前」を求めていた。
愛するものの真実の姿を・・・・・・