今年の夏は異常に暑かった。このブログでも「酷暑」という言葉を何度も使った。何か、普通の夏より暑いと感じたからだ。しかも、その酷暑の期間が長く続き、それがいっそう酷暑を感じさせたのだろうと思う。
ところが、8月7日の立秋を迎えて一気に涼しくなった。本当に涼しくなったのかどうかは未だ分からない。しかし、昨夜は冷房無しで朝を迎えた(就寝時は冷房をつけていたが)ので、明らかに「一気に変わった」感を持つのである。
30度という気温は暑い。しかも、20度―25度―30度と高くなる時の30度は、相当に暑く感じる。その後、33度―35度と高じて苦しみ、その後の30度は涼しく感じる。今日も予報の上では「最高気温30度」とかなっていたと思うが、片道一時間の都心通勤で、あまり汗もかかなかった。季節の移ろいは実に不思議だ。
いずれにせよ、季節は秋である。古来、8月上旬は夏と秋を分けた。今年も8月7日の立秋をもって季節は変わった。因みに8月初旬に行なわれる青森の「ねぶた祭り」…、それが行なわれるのは暦のうえでも夏であるが、俳句の季語で「ねぶた」は秋の季語である。
夏祭り…、それは秋の始まりなのである。そして、その通りに涼しくなった。
もう、秋の便りを待つ時節となったのである。