静かで、穏やかな元日であった。快晴、微風、最低気温1~2度、最高気温10度以下。晴れ渡っているがキリリとした冷気がみなぎり、身の引き締まる思いであった。平穏のようだが気を抜くと大変なことになるぞ、と神は日本の状況を国民に示したのかもしれない。
このような天候も東京など一部だけで、全国的には大雪で、交通手段もままならぬ状態が多かったようだ。それの方が日本の実態を示しているのかもしれない。
恒例の実業団駅伝を見終わって、2時過ぎからワイフと初詣に出かけた。すぐ近くの世田谷線に松陰神社前という駅があり、世田谷区民館の催しなどに行くために下車はするが、肝心の松陰神社の記憶が定かでないのでこの際参拝することにしたのだ。このところ『坂の上の雲』や『龍馬伝』など明治ばやりであるので、それら明治の逸材を育てた元祖ともいうべき吉田松陰に敬意を表しておこうとも思ったのだ。
近くで簡単に済まそうと思った魂胆がばれたのか、着いてみると小さい神社の参列者が延々長蛇の列だ。鳥居からあふれて一般道に長々と続いている。といって引き返すわけにも行かず最後尾に並ぶ・・・
待つこと一時間強、ようやく最前列に到達しわずか数秒の祈りをささげて初詣を終えた。既に4時にちかく、日は傾きすっかり冷えたが、境内にある松陰の墓などもめぐり故事来歴を訪ね、おみくじも引いた。
引き当てたくじは「大吉」ではあったが、旅行は「さわりなし」、商売は「気を付けてすればよし」とか大吉らしい文言よりも当たり前のことが書かれてある。通常なら「吉」か「中吉」ぐらいの内容かもしれないが、お正月のご祝儀で「大吉」と印刷されているのかもしれない。まあしかし、平凡が一番いいのであって、失物は「早く出る」、病気は「気に病むな 治る」とあるので、いいところを頼りに一年を生きていくことにしよう。
帰りの路上で「八海山のしぼり甘酒」なるものを飲んだが美味しかった。とにかく体が冷えていたので、温かければ何でも良かったのだ。ワイフはたこ焼きで体を温めていた。
平穏な元旦で何よりであった。
年始にはお参りしました。その後、理論的には
唯物論的な考え方に馴染んできた経緯があり、
全国をウォーキングしていて神社とか寺院とかによっても帽子をとって参拝するということは
ほとんどしません。しかし、日本人にとって神社とか寺院とかにいけばお参りするというのは
自然の習慣であるように思います。と同時に神社とか寺院の由来、建築美とかに関心がないと
日本国を旅していても、自然の美しさを感じる
時以外は、つまらないと思ったりしてしまうよ
うなところがあります。
NHKの坂の上の雲は八郎潟町の人々にも様々
な刺激を与えています。正岡子規は八郎潟町
とゆかりのある人。残念ながら町民は正岡子
規と八郎潟町の関係を知らない人が多くなりました。この機会に売りだそうと思っております。近々協力に依頼が届くかも。
何よりです。
ところで、当方の身元が割れてしまいましたね。
名古屋では、雪化粧の正月、
家族でのんびり過ごしました。
今年もよろしくお願いします。
kodamaさんへ:秋田歳時記の七月で子規にふれましたが、いま歳時記を一冊にすべくまとめています。編集にお力を貸してください。
manamanaさんへ:三年前の開設時に頂いたメールを整理していたところ、貴方のメールにmanamanaとあり気づきました。多分貴方と見当は付いていましたが。今年もよろしくお願いします