9月行事の第一弾として、法政大学エクステンション・カレッジの「首都圏法政フェアー」で、日本酒講座を担当することになっていた。わずか一時間半で、講義から利き酒までやる計画で、講義の準備から数種類の酒の準備まで、けっこう手間のかかる講座となった。
そもそも何人集まるかわからない「酒講座」・・・とくに「利き酒」をやるとなるとなると、どのくらいの酒を準備すればよいか悩んだ。主催者は100人集まると言うが、とても信じられなく、酒を無駄にするのではないかと、持ち前のけちな根性で悩んだが、述べ100は集まった(アンケート回答者だけで84名)のには驚いた。
最終的にも80~90人は「利き酒」に参加し、正解者28名を得て、けっこう盛り上がった。
驚いたのは、入場時に山廃純米酒とアル添三増酒(白鶴の「まる」)を飲んでもらい「好きなほうに○を」お願いしたところ、「45対39」で「まる」の方が多かったことだ。
山廃純米酒の個性は、まだ「きれいに造ったアル添三増酒」を凌ぐに至らないのかもしれない。
ただ、最後の利き当てに使った純米吟醸、山廃純米、特別本醸造は、大方の人に「酒の多様性」と「味の差」を感じてもらうに十分な役割割を果たしたようだ。
「こんなに味が違うんですか・・・?」
と多くの人が感想を述べてくれた。それだけでこの講座は役割を果たしたのではないか。
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