狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「放送法改正」 公権力のメディア介入 各テレビ社長が懸念

2007-02-27 18:52:33 | 県知事選

日テレ社長 ねつ造の事態非常に深刻

 情報番組「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題を受けた総務省の放送法改正の動きについて、日本テレビの久保伸太郎社長は26日の定例会見で「(ねつ造問題の)事態は非常に深刻で、それに照らせばよくぞここで止まっているというのが率直な感想」と述べた。

 総務省は、事実でない放送で国民に悪影響が出そうな場合、放送局に再発防止計画の提出を求めることができるよう法改正を検討している。

 久保社長は「監督官庁などの声を集めると、そんなに甘いものではない」と、さらに厳しい措置を求める意見があることを示唆。「公的権限の関与は少ないほうが望ましい。そう要求する以上はわれわれがきれいごとでなく、自浄能力を高めねばならない」と訴えた。 (スポーツニッポン)[ 2007年02月26日 18:47 速報記事 ] 

 

この手の問題には必ず「『表現の自由』を侵す恐れがある」と言う意見が出てくる。

だが放送法は「放送による表現の自由」を掲げるとともに、「報道は事実をまげない」と言う当たり前のことも定めている。

違反があれば、総務相は5年ごとの免許更新の際に再免許を与えないことができる。

また電波法では放送停止などを命じることができ、命令に従わないときは免許取り消しなどの行政処分も可能だ。

だが、これらの行政処分は表現の自由に抵触する恐れがあるとして、実際には一度も行われていない。

不祥事が続いても、総務省は厳重注意、警告といった行政指導にとどめてきた。

ところが最近のテレビが「事実を曲げて報道した」事が何度あるか、特にTBSの捏造報道には目に余るものがある。

監督官庁の弱腰に自浄能力を放棄した。

かつてオウム事件に絡んで「TBSは死んだ」と言う有名な言葉を発したオジサンは死ぬどころか今でもゾンビのように「事実を曲げた」放送を垂れ流している。

もはや、「TBSの自浄能力は死んだ」と言い換えた方がよさそうだ。

放送法改正には新聞メディアは大人しかったが、「テレビ朝日」、「フジテレビ」、「日本テレビ」等の各社長が「公権力のメディアへの介入」を懸念してから急に各テレビのニュースが騒ぎ出した。

これに対し片山虎之助議員が「自浄能力が無いから仕方が無い」と言うのはまさにその通りだ。

昨年TBSのあまりの酷い捏造報道に対し、ネット上で「TBS免許剥奪署名運動」が起きたことは記憶に新しい。

これを契機に「健康番組」のみならず報道番組の「事実の歪曲」も厳に正して欲しい。

◆TBS放送免許剥奪陳情署名https://www.powup.jp/sign/tbs.aspx

◆TBS電波停止まとめサイト
 http://www4.atwiki.jp/notbs/

◆TBS不祥事まとめhttp://www.powup.jp/tbs/files/report_v1.3.pdf

 ◆関連ブログ:http://youmenipip.exblog.jp/4621745/

 

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「台湾は台湾だ!中国ではない!」 いや「台湾も日本も中国の省に・・」

2007-02-27 11:41:32 | 県知事選

台湾での台湾防衛デモの報道

2月25日の台湾防衛デモは、台湾でもマスコミ各社が写真入で報道し、注目を集めました。
以下は自由時報の報道ですが、中央通信社もほぼ同内容の記事を配信し、中国時報や政府のウェッブサイト、ラジオタイワンンターナショナルなどで報じられました。それは日本人の台湾への友情も強調するものでした。

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自由時報(2月26日)の報道  翻訳=台湾の声編集部

日本でデモ/「台湾は台湾人の国だ」と訴える

〔駐日特派員張茂森/東京二十五日報導〕日本の親台団体と在日台湾人は午後、東京と大阪でデモを行い、台湾派台湾人の国家だと強調するともに、台湾を併呑しようとしている中国に抗議し、日本政府に「台湾は日本の生命線であることを正視し、日台は連合して中国の脅威に対抗し、共同でアジア太平洋地域の平和と安全を守れと訴えた。
東京地区でのデモでは、約200名のデモ隊が午後2時半に新宿大久保公園を出発し、職安通り、明治通り、甲州街道を歩いて新宿中央後編に到着して解散した。
デモ隊は「台湾派台湾人の国だ!中国ではない!」「台湾独立を支持する」「日台軍事同盟を結べ」「日本は台湾を防衛よ!」「中国の台湾侵略に反対する!」などとスローガンを叫び、大勢の通行人が見物するなど注目を集めた。
新宿は東京の主要地区で、中国人が大勢集まっている地域でもあり、ここでデモが行われたことには特別な意味がある。
この活動は台湾の声、在日台湾同郷会、台湾独立建国聯盟日本本部などの在日台湾人団体と、台湾研究フォーラム、日台交流同友会、日本李登輝友の会、日本正論の会など日本の親台派の市民団体が共同で行った。
台湾研究フォーラムの永山英樹会長はデモ隊が出発する前、「台湾は日本の生命線だ。日本政府はこの事実を正視し、日台関係を強化し、台湾と提携して中国の脅威に対抗しなければならない」と話した。東京都議会議員の古賀俊昭、吉田康一郎、土屋敬之氏や多くの市議会議員もスピーチし、この活動に支持を表明した。
台湾の声の林建良編集長は「今年六十周年を迎える、数万人の台湾のエリートを殺害した二二八事件は、台湾人に初めて残虐な中国人の民族性を経験させた。国際社会に二二八大虐殺の悲惨さを知らせ、中国の残酷さを理解させなくてはならない。
今日の午後は大阪でも、在日台湾同郷会関西支部、台湾の声、大阪日台交流協会、台湾問題座談会、新風の会、台湾研究フォーラムなどの共同主催によるデモが同時刻に行われ、同様の訴えが行われた。

写真解説(省略)

「台湾派台湾人の国だ!」およそ二百名の日本人と在日台湾人が25日午後、東京新宿の繁華街のメイン通りでデモを行い、沿道の大勢の歩行者に「台湾は台湾であり、中国は中国。双方はお互い隷属していない」ということを改めて理解させた。(駐日特派員張茂森撮影)

■自由時報報道
http://www.libertytimes.com.tw/2007/new/feb/26/today-p4.htm
■中央通信社報道
http://news.sina.com.tw/finance/cna/tw/2007-02-25/172012365995.shtml

『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html

                  ◇

「台湾と東シナ海は日本の生命線だ!」と掲げたデモの横断幕は台湾人だけでなく、日本人こそ声高に叫ぶべきと思うのだが、デモの大好きな「市民団体」の方々は中国様のご機嫌を損なうようなデモをするはずも無い。

脳天気な日本国民に中川幹事長が渇を入れた。

このまま台湾有事に極楽トンボを決め込んでいると、「台湾は中国の台湾省になり、次は日本省だ」と言う。

与党の幹事長の発言だ。

中国が黙視する筈は無い。

さ~! 中国様が何と言ってくるか楽しみだ。

「日本は何番目かの省に…」 中川政調会長が中国脅威論展開
 
 自民党の中川昭一政調会長は26日、名古屋市内で講演し、中国の急速な軍事費の増大を指摘し、将来的に日本が中国の勢力下に置かれかねないと強い警戒感を表明した。

 中川氏は講演で「台湾が(今後)15年でおかしくなったら、20年ぐらいの間に、ここ(日本)は中国の何番目かの省になるかもしれない」と発言した。その後、国会内でも記者団に「中国は今は平和的台頭でおとなしくしているが、2010年(の上海万博)が終わると、いよいよ“非平和的台頭”になる可能性がある」と強調、「台湾が完全な勢力下に置かれた場合、次は日本になりかねない」との見方を明らかにした。

 また講演では、中国の人工衛星破壊実験に触れ「中国は地上からポンと撃てば、ぶっ壊せると(示した)。まさに日本の打ち上げを視野に入れてやった実験だと思っても不思議ではない」と述べ、日本の情報収集衛星を牽制(けんせい)する意図だとの認識を示した。軍事費に関しても「年15-18%で成長し、しかも核の研究開発費、武器輸入費は入っていない。合算すればどれだけの増強になるかを考えると大事な状況だ」と指摘。記者団に対し「覇権を目指していないのならもっと透明にして、行動で示すべきだ」と述べた。(産経新聞)

(2007/02/26 21:48)

 

【追記】訂正:16:39

どうも中川という同名の人騒がせ男が与党三役に二人もいるとややこしくて困る。

ネット上ではこれを中川(女)と中川(酒)で区別しているようだがいいえてミョウだ。

だが発言内容を吟味したら間違うはず無いが、魔がさしたかのか、最近の「総理への忠誠発言」で目立ちや振りを発揮して印象に残ったのか酒と女を間違ってしまいました。

謹んで訂正いたします。

ハイ、既にお気づきの通り、酒、・・・いや、政調会長の方の間違いでした。 スミマセン。

追記のついでに台湾が親日的である事を表す記事を追加。

                   ↓

「これが植民地の学校か」“老台北”蔡氏が戦前台湾の「綜合教育読本」復刻出版

02/26 18:28

「これが植民地の学校か」“老台北”蔡氏が戦前台湾の「綜合教育読本」復刻出版

 司馬遼太郎著「台湾紀行」に博覧強記の“老台北(ラオタイペイ)”として随所に登場する実業家の蔡焜燦(さいこんさん)氏(80)が、日本統治時代の台湾で台中州の清水(きよみず)公学校の課外学習用に使われた「綜合教育読本」の復刻版を自費出版した。

 日本が植民地支配した戦前の台湾では、主に内地から来た日本人子弟向けの小学校に対し、台湾人子弟向けに置かれたのが「公学校」。昭和8(1933)年4月に清水公学校に入学した蔡氏によると、同公学校ではすでに当時、全校の30教室に音声が流れる校内放送設備や、一部の教室と大講堂には18ミリ映画の設備が備えられていた。

 こうした視聴覚教育の副読本として独自に編集されたのが「綜合教育読本」。毎日流される童謡や神話、歴史物語、浪花節、国民模範朗読、琴や尺八の調べなどのテキストだった。蔡氏は中でも、日本代表が金メダルを7つ獲った32年ロス五輪の歌「揚がる日の丸」(四家文子独唱)を校内で聞いたときの感激が今も忘れられないという。

 蔡氏は、当時の日本が台湾の子供にも最先端の教育を施す努力をし、その知識や考え方が、戦後うなぎの養殖やIT(情報技術)事業で成功した蔡氏など、戦前生まれの台湾人の生き方に大きな影響を与えたと考え、読本の復刻に踏み切った。

 「これが“植民地”の学校だろうか」と蔡氏は、現代を生きる日本人に問いかけている。(河崎真澄)[ FujiSankei Business i.]



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「焚書坑儒」は中国の伝統  「一つの中国」の誤解

2007-02-27 09:01:06 | 県知事選

台湾人学校の歴史教科書使用禁止 中国が圧力 
 
「内政干渉」政治論議も

 【香港=長谷川周人】台湾企業が多く進出する中国広東省の東莞市内にある「台商子弟学校(台湾人学校)」で、台湾から取り寄せた改訂版・高校歴史教科書が、中国当局から使用禁止されたことが分かった。台湾の主体性を強調し独立色がにじむ新教科書は、「一つの中国」を原則とする中国は受け入れられないとの判断とみられる。だが、「事実上の主権」を主張する台湾は、「内政」である教科書問題への干渉は容認できない立場にあり、今後、中台間で政治論議を呼ぶ可能性もある。

 台湾では昨年9月に始まった新学年から、高校1年生が学ぶ歴史教科書を大幅に刷新。中国大陸の「中国史」と「台湾史」を切り離し、今年2月までの前編では日本による台湾統治のプラスの側面にも言及した「台湾史」を学び、春節(旧正月)休暇明けの26日に始まった後期では「中国史」を取り扱う。

 その後編では、「わが国」「本国」といった表現は「中国」に統一され、「中華民国の父」という意味で使われた孫文の「国父孫中山」という表記については敬称の「国父」が削除された。「南京大虐殺」に関する記述も圧縮され、一部教科書では完全に消えた。辛亥革命の発端となった武昌での「武昌起義(蜂起)」は「武昌起事(一揆)」と改め、政治色を排して、より独立志向を強める内容となった。

 だが、学校関係者の話を総合すると、広東省当局は検閲の結果、同校が取り寄せた龍騰文化が出版した教科書は「記述の立場が偏重しており、台湾の独立思想が大幅に増えた」と判断。台湾の主権問題が微妙に絡む記述を問題視し、今年1月、他の教科書に替えるよう通告してきたという。(産経新聞)

(2007/02/26 22:40)

                   ◇

1972年の2月(22-28日)、ニクソンが電撃的に中国を訪問した。

そして35周年目に当たる今日2月27日、「米中共同上海コミュニケ」を発表し、アメリカはそれまで敵視してきた共産党政権を事実上承認した。

声明でアメリカは「台湾海峡の両側のすべての中国人が、中国はただ一つであり、台湾は中国の一部であると主張していることを認識している」とした。

この分かりにくい声明は後の米政権当事者にさえ大きな誤解の元となった。

「台湾は中国の一省」とする北京、本土統一を諦めない台北の両政府に中立な立場を表面上示した。

つまり今まで後押ししていた蒋介石と、これから付き合っていこうと言う毛沢東の両方の面子に気お使った分かりにくい声明だった。 

声明の中の「一つの中国」という言葉は、台湾が主権国家にふさわしい民主化と経済発展を成し遂げ、本土統一策を捨て去ったいまもアメリカの中台政策の名に冠され、米政権当事者でさえ「台湾の独立に反対する」政策だとしばしば誤解する曖昧さをもたらしている。 (雑誌正論3月号から)

「有事」と言うと日本人の関心は北朝鮮にだけ向かい、南で国境を接する台湾の有事には関心が薄い。

中韓朝という日本に嫌悪感を持つ国に囲まれながら、日本に親近感を持つ隣国、台湾での有事は考えられないのか、それとも「台湾有事」で自動的に日本が巻き込まれるなんて考えたくないのかも知れない。

因みに「有事」とは自衛隊用語では戦争を意味する。

しかし台湾海峡を挟んで「二つの中国」が対峙し、中国からは何百基の核ミサイルが台湾に照準を合わせているのが現実である。

「二つの中国」、「一つの中国」、「中国」、「シナ」、「中華民国」、「中華人民共和国」、「台湾」・・・これらの言葉を明確に説明出きる日本人が果たして何人いるだろう。

そういえば、去年の産経記事で、日本人学校も中国の「焚書」の被害にあっている事が報じられていた。

中国政府、「台湾表記が問題」 教材没収、尖閣分は除外

 【北京=伊藤正】中国大連市の大連日本人学校(那花国男校長)の社会科副教材百二十八点が、大連税関に差し押さえられた件について、中国外務省は二十八日、事実を確認するとともに、国内法規違反で没収されたのは、中国大陸と台湾を異なる色で表記した地理教材十五点、と明らかにした。尖閣諸島を日本領に表記した教材は対象から外された。中央政府の指示によるとみられ、日本人学校使用の教科書への波及は当面、回避されそうだ。(以下略)
産経新聞 6月28日

 

 ◆参考エントリー:

みのもんたの歴史認識 「台湾は中国のモノ」

中国のメディア規制  焚書坑儒は中国の伝統

「一つの中国」という虚構の始まり

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