狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

Fー22はF-15より騒音が多く事故が多い?

2007-02-20 09:36:24 | 未分類

沖縄タイムス 社説(2007年2月19日朝刊)

[F22嘉手納配備] なぜ米国を戒めないか

 米軍の最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプター十機が十七、十八の両日にわたって嘉手納基地に暫定配備された。二十日までには一個飛行隊(十二機)がそろい、三沢基地(青森県)の米空軍や沖縄近海の米海軍との訓練を予定しているという。(略) 

  F22Aは、レーダーに映りにくいほか超音速での機動性に優れ、地上への攻撃能力がある。F15の後継機として開発され、嘉手納基地の現在の主力機であるF15が一九七九年九月に配備されてから約二十七年もたつことから「F15の代替機として常駐するのでは」との不安も広がっている。

 暫定配備の中止を求めてきた地元の沖縄、嘉手納、北谷の三市町の首長らは「米軍再編の負担軽減に逆行している」と強く反発。嘉手納基地司令官からF22Aの公開への招待を受けたが辞退している。

 F22Aの暫定配備は、北朝鮮や台湾海峡を含む東アジア情勢をにらんだ前方展開の一環とみられている。最新鋭機が配備されるのは、嘉手納基地が戦略、戦術、偵察、輸送、補給、支援などあらゆる航空作戦の機能を完備しているからにほかならない。 (略)

                   ◇

新報の一面の「ニュース用語」と言う解説記事には、
 
F22戦闘機
F15戦闘機の後継機としてロッキード・マーティン社が開発した米空軍の高性能戦闘機。(以下略)≫とある。
 
ネットが普及する前だったら新聞がどのような無責任な報道をしても、人間の記憶には限界があり、後でその報道を正確にフィードバックするのは少なくとも一般読者には不可能だった。
 
だが、ネット検索は恐ろしい。
 
そのF22戦闘機の旧型とも言うべきF15戦闘機の「オーバーラン事故」を地元紙が大騒ぎしたのは未だ記憶に新しい。
 
結局、F-22の配備は地元が危惧する「欠陥機種」を最新鋭機種に入れ換えると言う話ではないの?
 
諸手を上げて、賛成こそしても反対する理由は無いと思うのだが。
 
だが、東門沖縄市が北朝鮮のミサイルは安全で、それを迎撃するPAC3は危険だと叫ぶ論理と同じなのだろう。
 

地元糾弾、怒りあらわ 同型機飛行を再開 F15オーバーラン

 【中部】米空軍は21日午後、同日午前に滑走路をオーバーランして停止した同基地所属のF15戦闘機の同型機の飛行を再開させた。(略) 野国昌春北谷町長は、「以前からF15は欠陥機だからと3連協で撤去を求めている」と指摘。「オーバーランの原因も究明されないままの訓練再開は住民感情を逆なでするものだ。許せない」と糾弾した。東門美津子沖縄市長は「市はこれまで、事故の原因究明と再発防止対策を米軍に強く申し入れていたが、またもやこのような事故が発生したことは極めて遺憾だ。市民の不安は一段と強くなっている。早急な事故原因の究明と再発防止への対応を重ねて要求する」とコメントを発表した。
 嘉手納飛行場を一望できる嘉手納町屋良の道の駅「かでな」では、同型機が飛行再開した瞬間、トラブル機の処理の様子を見ていた住民らからは怒りの声が上がった。
 発生直後から現場を視察していた嘉手納町議の仲本博重さんは「住民をばかにしているのかと目を疑った」と吐き捨てるように述べ、「原因を伝えられていない住民からすると、恐怖がさらに大きくなる」と怒った。
 基地周辺住民の不安も増幅。嘉手納町屋良に住む長嶺由盛さん(75)は「万が一、飛行機が落ちた場合を考えるとゾッとする」と話した。(略)
 
 F15戦闘機のオーバーランを受け、県基地対策課は那覇防衛施設局に対し、米軍に再発防止と安全管理の徹底を求めるよう口頭で申し入れた。(琉球新報) 
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-19090-storytopic-3.html

(11/22 9:35)

ここでもお馴染みの東門沖縄市長が、

「市はこれまで、事故の原因究明と再発防止対策を米軍に強く申し入れていた・・・」

とコメントしているが、問題の「事故」は雨でスリップしてオーバーランしただけで致命的事故ではない。

だが、北谷町長が危惧するように

「F-15」は以前から欠陥機種として撤去を求めていた」

のなら今回の新機種、F-22の配備に問題ないはずだ。

問題の騒音は「F-22はF-15よりは騒音が少ないと言われており、嘉手納空軍基地での離陸の際はアフターバーナーを使用しないと発表されている事から、F-15に比べると騒音レベルが軽減されるのではないかと見られている。」(ウウイキペディア)

米軍基地の追跡調査している東京都福生市の遠藤洋一市議は自分のサイトでF-15に関して次のように記している。

≪米空軍の戦闘機F15は、嘉手納基地の騒音発生源の過半を占める。横田基地にも時々飛来するが、嘉手納での飛び方はもっと荒っぽい。そして何よりも飛行回数が多い。

アフターバーナーを焚く時の轟音。編隊離陸・着陸では騒音は倍になる。機体の老朽化による緊急着陸も多い。墜落事故の危険性が大きい機体だ。(遠藤洋一・福生市議) ≫http://www.rimpeace.or.jp/jrp/yokota/0504endouokinawa3
.html

してみると事故及び騒音のいずれの点でもF-22の配備に関して反対する理由はないと思うのだが。

もっとも沖縄タイムス社説に言うように

F22Aの暫定配備は、北朝鮮や台湾海峡を含む東アジア情勢をにらんだ前方展開の一環とみられている。」

に反対するのなら、その前に日米安保反対の態度を明確にすべきだろう。

いずれにせよ、実際に嘉手納基地近辺でF-22の爆音を聞いた「市民」の声はどうだったのか。

沖縄タイムスが必死で反対運動を煽って見ても「プロ市民」のなかにはつい本音を吐いてしまう「市民」もいる。

そして、その本音をつい記事にしてしまった記者にも笑ってしまう。

F22が飛来する様子を真下から見た男性は、「意外と静かでもここで働く人は皆耳が遠くなっているから、そのせいかもしれない」と苦笑する。≫(タイムス記事より)

失礼!この方は「プロ市民」ではなく、黙認耕作地で働く一般の市民だったようだ。(笑)


沖縄タイムス 2007年2月17日(土) 夕刊 5面  
 
「ついに来てしまった」/強行に住民ら怒り

 【嘉手納】“最新鋭”を誇る米空軍のステルス戦闘機F22Aラプター二機が十七日正午すぎ、地元の反対を押し切って嘉手納基地に着陸した。地域住民は「負担軽減に逆行している」と一斉に反発。長年、同基地の騒音に悩まされてきた新嘉手納爆音訴訟団は「道の駅かでな」に街宣カーを繰り出し、「住民の我慢は限界にきている」と怒りの声を上げた。
 「とうとう来てしまった」。F22の飛来を目撃した、道の駅かでなの売店で働く南純子さん(68)=嘉手納町南区=は「米軍再編は住民の負担軽減を訴えているが、嘉手納は強化が進む一方。なぜ嘉手納にばかり負担を押し付けるのか」と怒りをあらわにした。

 同基地に隣接する嘉手納町東区の島袋敏雄自治会長(62)は「最新鋭の戦闘機やその要員が配備されることで、事件・事故の危険性は高まる。日米両政府は地元住民の不安の声をしっかりと受け止めてほしい」と話した。

 街宣カーの壇上で抗議の声を上げた新嘉手納爆音訴訟団の仲村清勇団長(69)は「やりたい放題の米軍に、住民の怒りは限界にきている。これ以上の負担は絶対に許せない」と訴えた。

 「『基地縮小』、『負担軽減』という言葉の意味が分かっているのか」。嘉手納基地からの騒音に日々、悩まされる北谷町砂辺区の松田正二自治会長は怒りをぶちまけた。「われわれはいつも裏切られてばかり。日米両政府で決めたことは、嘉手納基地の負担軽減だったはず。しかし、現実は誰の目から見ても強化でしかない。不信感でいっぱいだ」と吐き捨てるように言った。

 嘉手納基地の北側に位置する沖縄市白川の黙認耕作地では、朝から畑にくわを入れる姿が見られた。F22が飛来する様子を真下から見た男性は、「意外と静か。でもここで働く人は皆耳が遠くなっているから、そのせいかもしれない」と苦笑する。

 最新鋭機の配備に「嘉手納基地は強化されるばかりで大変だ。このままではいつまでも返ってこない。反対しなければいけない」と語気を強めた。

 一方、離れた所で耕作していた女性は「飛行機が飛ぶのにはもう慣れてしまった。何があるか分からないから、備えはしていた方がいいのではないか」と語った。
 


 アフターバーナー(ウイキペディア抜粋)

ジェットエンジン排気にもう一度燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置。

アフターバーナー無しの状態に比べ、50%程度の推力向上が期待できるが、得られる推力に比べ燃料消費が非常に大きい。例えばF-15ミサイルなどの武装を一切積まずに巡航速度で飛べば数時間は飛行可能だが、アフターバーナーを全開にし続けると15 - 20分で燃料を使い切ってしまう。

アフターバーナーは大量の燃料を消費するため、主に高推力が必要なときのみ使用される。旅客機や爆撃機の場合は離陸時と超音速飛行への遷移時に、戦闘機の場合はそれに加え、戦闘機動時にも用いられる。

また最近ではジェットエンジンや機体そのものの技術の革新に伴い、ロッキード・マーティン社のF-22戦闘機のように、アフターバーナーなしでの超音速飛行を可能にした飛行機も存在する。


 

コメント

米国フォーク歌手「横田めぐみさんに捧げる歌

2007-02-20 08:28:06 | 県知事選

 横田めぐみさんに捧げる歌を米国人が作ったそうですが。日本の芸能人は、同胞の拉致に関して何か行動を起こしましたかね? 在日だらけの日本の芸能界がそんなことするわけないか。日本人の芸人だっているでしょうに、電通に仕事干されるのが怖いんですかね? ビートたけしですら何もしない。
 イラク戦争の時に元気に反戦運動やってた連中は、何してるんですかね。情けない限りです
。(「朝日歌壇鑑賞会」さんより抜粋)

ピーター・ポール&マリーHPhttp://homepage3.nifty.com/ppmfc2/index.html

※「Song for Megumi」の収益は滋・早紀江夫妻の活動に使用される予定。

                  ◇

めぐみ何か話して。 「P・P・M」ポールさん、歌ささげる
2月12日8時0分配信 産経新聞


 ■「拉致知るきっかけに」

 米国のフォークシンガー、ノエル・ポール・ストゥーキーさん(69)が、拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=にささげる曲を作った。タイトルは「SONG FOR MEGUMI」。めぐみさんの父、滋さん(74)と母、早紀江さん(71)は「世界中の人が拉致問題を知るきっかけになってくれれば」と期待を込める。今月21日に日本で一斉発売されるCDの収益は「めぐみさん基金」として寄付されるという。

 ポールさんは、「花はどこへ行った」や「風に吹かれて」などのヒット曲で知られる米国の有名フォークグループ「ピーター、ポール&マリー(P・P・M)」のメンバー。

 昨春、日本でのコンサートのテーマについて、プロデューサーのヤス・永井さん(57)と打ち合わせをした際、めぐみさん拉致事件が話題に。人権問題に関心が高く、めぐみさんの事件を知っていたポールさんは、永井さんに事件に関する詳しい資料を求めたという。

 永井さんが送った外務省発行の資料などを見たポールさんは「ひどすぎる。こんなことは許されない。13歳だろ? めちゃくちゃな話だ」と衝撃を受けた。滋さんと早紀江さんに、ぜひめぐみさんの曲を作りたいと申し出たところ、2人は快諾してくれ、昨秋から曲を作り始めた。

 ポールさんは曲作りにあたり、幼少時のめぐみさんの様子について、永井さんを通じて手紙で滋さんと早紀江さんに質問した。「めぐみ」の実像に迫りたかったからだ。

 海の向こうにいるめぐみさんを思う悲しみ、帰国を願う両親の気持ちも英語と日本語を交えて静かに歌われている。

 ポールさんの歌が大好きで、よく口ずさんだという母、早紀江さんは「きれいで、精神的な、静かな歌。心に染みるすばらしい曲です。『(めぐみに)何かを話してほしい』という思いをたんたんと訴えています。感動してくださると思います」。滋さんも「有名な方が、ボランティアのような形でやっていただき、ありがたい」と話した。

 めぐみさんと同世代の娘を持つポールさんは5月に東京で開くコンサートでも「横田めぐみさん支援コンサート」とのサブタイトルをつける。


 ポールさんは「横田ご夫妻が、『SONG FOR MEGUMI』により少しは気持ちを強く持たれ、米国で多くのアーティストにより作られた『WE ARE THE WORLD』のように日本の方々が世論として皆様に広げていただくことが私の気持ちであります。また、ご夫妻は、映画で拝見しましたが、あのような強くもあり、優しいお人柄にお目にかかれることを心より楽しみにしています」と、永井さんを通じて産経新聞にメッセージを寄せた。

 ポールさんは17日に来日、18日には都内のライブハウスで横田夫妻に曲を披露する。

                   ◇

SONG FOR MEGUMI

めぐみに捧ぐ歌(対訳)


めぐみ何か話して。

そしてもうすぐ私のそばにいるって言って欲しいわ。

あなたのいない明日がずうーと続くなんて思うと

哀しみの涙があふれます。


あなたはまだ若い乙女なのに全ての夢を砕かれたのよね。

そして別れの挨拶どころか何の言葉も無くいなくなったの。


めぐみを私に返してください。

荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。

私の心なら必ずそれが聞こえるから

そしたらあなたは家に帰るのよ。


めぐみ、こっちに来て、あなたはどこに。

風の中にあなたの声が聞こえます。


めぐみを私に返してください。

荒ぶる大海の向こうより力の限り魂を叫びなさい。

私の心なら必ずそれが聞こえるから

そしたらあなたは家に帰るのよ。

私に返してください。私のめぐみを。 

:2月12日8時0分
 

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