いわゆる「南京大虐殺」が起きたのは“中華民国”との交戦中であり、戦後東京裁判でこれが初めて問題化された時も、当事国は“中華民国”であり、現在の“中華人民共和国”はまだ成立していない。
台湾は1945年以降は一貫して中華民国の統治下にあり、1949年の中華人民共和国成立に伴う中華民国政府の台湾遷都以降は、中華民国の通称としても用いられる。
「ただし、中華人民共和国も統治権を主張しており、両政府間で問題となっている。
台湾は、国共内戦を経て1949年に成立した中華人民共和国の建国後に生じた地域範囲である。本来、「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家」は中華民国のみであったが、中華人民共和国が成立したことにより、中国は「中国を統治する唯一の合法(正統)な国家」としての権利を主張する二つの政府が並立する事態となった。(ウイキペディアより)」
「南京大虐殺」は中国とアメリカ共同で映画が制作されたり、カナダ在住華人が地元教科書に載せたりで中国の情報戦の最近の攻勢は激しいものがある。
◆カナダ在住の華人南京大虐殺を地元教科書にhttp://www.people.ne.jp/2006/07/21/print
20060721_61586.html
だが、近隣諸国が全て反日ではない。
戦後一貫して「南京大虐殺」を教科書に載せていた台湾(中華民国)の教科書から「南京大虐殺」が消えたという。
日本の教科書には依然として記載されているというのに。
その一方こんな意見も多い。(以下2チャンネルより。)
台湾は中華民国ではない。
中華民国(=国民党)が台湾に押し掛けてきて居座ってるだけだ。
台湾の多くの人は、自分らを台湾人だと思っている。
まちがっても中華民国国民とは思ってない。
*
以下メルマガ『台湾の声』よりhttp://www.emaga.com/info/3407.html
【投稿】台湾の教科書から南京大虐殺が消えた?
台湾研究フォーラム事務局長 古市 利雄
台湾紙、聨合報は2月11日の夕刊、12日の朝刊で「高校の歴史から南京大虐殺が消えた」と報じた。
発端となったのは台湾の5社ある教科書会社のうち、翰林出版社から発行された教科書。翰林出版社版では本文、写真ともに「南京大虐殺」に記述されておらず、それが北一女子高級中学(女子校では台湾随一のエリート校)で採用されていたことによる。
各出版社の「南京大虐殺」に関する記述は以下の通り。
康煕出版
【本文】 日本は南京攻略の後、こともあろうに南京の無辜の市民に対して人間性のかけらもない大虐殺を行った。確かに犠牲者数に関しては未だに議論が残るものの、残された多くの写真などの歴史事実に検討は必要だが、一般市民を虐殺した史実は隠蔽できない。
【写真】 無し
南一出版
【本文】 日本軍は中国の抵抗する意志をくじくため、南京攻落後にも非人道的な「南京大虐殺」を行った。しかしそれが逆に中国人の最後まで抗戦する決意をよりゆるぎないものとした。
【写真】 「百人切りの大記録」と表題を掲げた日本の新聞の切り抜き。百人切りの競争を行った2人の日本軍人の写真。
龍騰出版
【本文】 日本軍は12月南京を占領し続けざまに大虐殺を行った。降伏した軍人と一般市民、およそ30万人が陵辱された。現代戦争史において許されざる一大暴虐である。
【写真】 生き埋めにさせられる南京民衆のわきで、冷酷な表情を浮かべる日本軍の写真。
三民出版
【本文】 無し
【写真】 南一出版社と同じ写真。説明:1937年12月12日、東京日日新聞日本軍少尉二人が南京で、人切りの競争を行った。記録は105人と106人であったが、誰が先に100人に達したかわからず、翌日再試合を行い150人に達した。
翰林出版
【本文】 無し
【写真】 無し
聨合報は「西にユダヤ人のホロコーストがあり、東には南京大虐殺がある」「もしも日本の歴史を述べるならば、長崎、広島に投下された原爆についてふれる。南京大虐殺も同等の価値がある。ともに反省の意味があり決して忘れてはならない」と報じ、ある教師が述べた「南京大虐殺を教えないことは、ニニ八事件を教えなかった以前の教育と同じだ」というコメントを紹介している。
聨合報は夕刊、朝刊でともに1ページ使い大きく取り上げているしかし実質的には、5社あるうちの1社から記述がなくなっただけである。
しかもそれは「南京大虐殺」を史実ではない、と結論づけたのではない。
教育課程の改定により、長い中国の歴史を1年間で教えなければならなくなり、全体的に教科書の各記述内容が減らされた、という結果である。
ほとんど全ての台湾人は「南京大虐殺」が真実だと信じている。ニュース番組、政治討論番組で「南京大虐殺」の真偽については全く議論されていない。ここ数日の報道でも、比較的親日と言える、台湾派のメディア、学者ですら「南京大虐殺は中国史であり台湾とは何も関係ない」と述べるにとどまっている。
聨合報は反民進党政府、野党国民党支持傾向が強いメディアなので、こうした報道がなされたと考えがちである。しかしこれをテレビでいち早く取り上げたのは、台湾派と見られている三立電視台の「大話新聞」という政治討論番組である。
私が見た数日でも「大話新聞」は馬英九の特務費疑惑を厳しく追及しており、また国民党の中央常務委員はほとんど外省人であることに言及し、「台湾人の政党ではない」と断言しているような「台湾人の番組」である。
番組では「南京大虐殺を記述しないことは中華民国の歴史もなくすものだ」と発言した国民党の立法委員に、「国民党がニニ八事件に向かい合ってきたのか」と出演者が反論しているが、そもそもの真偽の議論については皆無である。
確かに台湾人にとって「南京大虐殺」が史実かどうかは、国民党教育からの脱却という観点からは別として、関係ないことと言えるかもしれない。
これは台湾人の責任ではない。日本人の責任である。
国内だけの議論にとどまってはいけない。日本人は世界に訴えかけていかなければならない。
【台湾】一部の歴史教科書、改訂版で「南京大虐殺」に関する記述を削除。他の教科書も記述を簡略化 [02/11]
- 1 :犇@犇φ ★ :2007/02/11(日) 23:31:52 ID:???
- ■台湾の一部の歴史教科書が「南京大虐殺」を削除
中国現代史の重要部分である「南京大虐殺」が、台湾のある歴史教科書改訂版から消えた、と 台湾の有力紙「聯合晩報」が11日報道した。
ある出版社が発行したこの教科書は、第二次大戦中の日本の残虐行為に初めから言及すらせず、 他の4つの出版社から出た教科書も簡単に処理するのに止めた、と同紙は伝えた。
台湾では教育部が教科書の内容を決め、民間出版社が印刷を引き受けている。
南京大虐殺は1937年12月13日、日本軍が当時中国の首都だった南京を占領した後の6週間に行なった強姦・殺人・放火・略奪などの蛮行の名称であり、中国政府では約30万人が死亡したと推定している。
これに先だち台湾は先月、高等学校歴史教科書を改正して、台湾が中国の一部ではなく独立国家であると表明した。
▽ソース:聯合ニュース(韓国語)(2007/02/11 21:18)
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2007/02/11/
0200000000AKR20070211060400009.HTML
▽ソースのソース:聯合報(中国語繁体字)(2007.02.11 14:29)
<北一女歴史課本 南京大不見了>
http://udn.com/NEWS/NATIONAL/NATS6/3724900.
shtml
▽関連スレ:
【台湾】台湾も歴史教科書論争、「国父・孫文」消える…「中国離れ」に国民党反発[02/11]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/
1171174465/l50